あの頃よりずっと背の伸びた君
あの頃よりずっと低くなった声
あの頃より少し変わった優しさ
そんな君があの頃よりも もっと好き
私はこれから先君のことどれくらい好きになっちゃうのかな?もっと好きになっちゃうのかな?
無色透明に戻りたい
色んな色に染まってしまった
この身体を丸洗いして
もう一度、あの真っ新な色に
色を知らない、あの頃に
作曲だけじゃなく、作詞もします。初めてなので、キーワードみたいなものください。ジャンルは問いません。お願いします。
「わたくしたち妖精は、他者の気持ちに共感しやすく、ときに共感しすぎるあまり、死にいたることさえあるのです。つい先ほど、わたしを可愛いがってくださった方が……ああっ」
「わかったわかったもういいよ。僕は能天気なほうだからこれからは僕に共感するようにしたらいい」
「ありがとうございます」
「それにしても君は美しい。写真撮ってもいいかな?」
「あ、写真はちょっと」
「じゃあスケッチさせてほしい」
妖精はうなずいた。
こうして僕は芸術に開眼することとなったのです。いまこうしてイラストレーターとして名声を得ることができたのはあの妖精のおかげです。あの妖精はどうしたのかって? 軍国化のムードに共感しすぎて、仲間の妖精と共に爆弾を抱え、行ってしまいました。なにごとも程度ものなんですよね。いまの妻ですか? そりゃあもう、冷たいのなんの。
『それ』が一帯を制圧するのに、二時間もかからなかった、『それ』は貪欲に、そして狂喜的に全てを破壊した
「(ふふふ...この調子なら4日ほどだな...)」
進行する場所には、神社や血鏡館も例外では無かったわけで...
「こいつら何よ!どこから湧いてきたわけ!?」
神社では攻防が続いていた、それはロマノフの戦略で、禍々しきそれを倒した、代償だったりする
「くっ...オラクル!気を付けろ!結構強いぞ!」
シンジは「それら」との戦いを、境界を越える前の、最後の戦いに重ねていた...
血鏡館では、クランとレイナが結界を張る準備をしていた、その他の人は防衛に当たっていた
「お嬢様、危ない!」
サクヤは刃物の扱いに関しては一流だった
「サクヤ、ありがとう。しかし、こいつら一体なんなのよ!」
血鏡館に結界が張られた、後は中に残る『それ』の処理のみだった...
今は最高で最低な未来がほしい。私の思いが空を切って飛んでくなら、キミの思いはやがて果てへと消えるだろう。
キミが星となったその日に、心まで縛り付けたままで、そんなに私を照らさないで。私は自分で輝くから。キミがいなくなったあの時から、わかっていたはずなんだけど、結局私はわからぬままで、またわがままになってたんだ。温もりが一番ほしいなんて。
いまもむかしも男の子社会は身体のでかい奴が身体の小さい奴を筋力でやり込めるのが常。そんな抑圧のなかで育った小さい奴は武器を持つことに肯定的だ。かく言う僕も中学を卒業するくらいまで身体が小さく、身体のでかい奴から、よお、なんて高圧的に肩をたたかれることが多くてくやしい思いをしていた。きっとあのまま大して背も伸びず、芸術に開眼もしていなかったらいまごろ軍国化を支持していたことだろう。
さて、僕が芸術に開眼したのは高一の冬。ある妖精との出会いがきっかけ。クリスマス目前、青春を謳歌している体育会系のカッポーと同じバスに乗りたくなくて自宅までの長い道のりを徒歩でとぼとぼ歩いていたら道ばたで衰弱してた彼女を見つけてしまったんだ。大きさは僕の顔ぐらい、すらりと長い手足、ショートヘアのよく似合う丸顔の童顔。もちろん背中にはカゲロウの羽。
「助けていただいてありがとうございます」
「大丈夫? だいぶ苦しそうだったけど」
「はい、実は」
「うん」
次回に続かない。
人は
願いを口にするとより一層強く願うようになるという。
人は
想いを人に伝えるだけでもっと想いが強くなるという。
伝えよう。
叫ぼう。
この想いが本当なら、
君に届くまで。
あわせる顔がないよ
塞ぎこんだ景色を
雨露の冷たさに打たれ
もう一度、ひらいてみる
疼痛の嵐と共に
降り立つ彼は声を持たない
顔も腕も何もかも
本当は在りやしないのだと
つまり彼は私自身なのだと
そんな事を気付くのに何年も掛かって
気付いた端から忘却を願っている