「…んぅ…__!?」
びくっとして起きあがった。開かれた玄関からは眩しい光が入り込んでいる。朔が目があったのは、体格のいい一人の男性。お米を炊いているらしい。
「お…叔父上…?」
蒼の言葉を思い出す。
「朔、目が覚めたか。大きくなったなあ。」
焼けた顔に満面の笑みを浮かべる。
「おい朔、そんな呼び方するなよ。おじさんでいいんだよ。」
豪快に笑うおじさんに、朔は涙が出てきた。
「おじさんっ…おじさんっ!」
おじさんは釜戸から離れ、朔を抱き締めた。
「わかってる__辛かったな、朔。」
こらえていたものがはち切れて、ただただ泣くだけ。しかし、おじさんは黙って朔を待つ。そうしているうちに、薊が起きた。朔は慌てて目をこする。兄としての威厳は保っておきたいような朔に、おじさんは思わず笑みがこぼれる。
「兄様…ここはどこ?」
不安そうな妹に笑いかける。
「おじさんの家だよ。僕達はおじさんに助けられたんだ。」
「どうして、叔父様の家に__」
固まった。
「あ、薊…。」
「母様は?」
思い出している。
「母様はどこ?」
朔は目をそらしてしまった。そらしてはいけないのに。妹と、正面からぶつからないといけないのに。
「母様…母様!!」
両手で顔を覆う。泣くという言葉では足りない。
授業終えての午睡のせいで、きみは真夜中に目をさます。玄関から外へ足を向けると、湿った空気の匂いがする。薄明るい灰色の鉄柱、つるりと濡れたアスファルト、ゆれてふれあう竹林、そういったもの全部が自分にそぐうようなそうぐわないような、そういったきもちにきみはなる。今日きみがしたことしなかったこと、間違ったこと、手離したもの、この時間にきみは思い出す。ただふかいだけの日々が、ずっときみに続けばいい。出口はないぜ、朝になっても。震えるばかりのちいさなからだで、ずっと歩き続ければいい。ここにはないぜ、きみの灯りは。それでもきみは、朝になれば、それでもきみは、それでもきみは恋をする
卒業して、高校生になってゆく私と君が別れ君は遠い町に行ってしまうけど私は君を好きだけど言われていない
最低なあなた。 そんなあなたを許してしまう最低な私。情けなくって悔しくってそれでも大好きで。本当は不安で不安で押しつぶされそうになるくらい苦しいのに。あなたにはこんな感情知ってほしくなくって。でも迷惑かけて困らせたい。私だけを見て欲しい。あの子にもあんな事やこんな事言っているのかな?私の不安もあなたが抱き締めてキスしてくれるだけですぅーっと消えていく。でも離れた瞬間に不安になる。だってあなたは私のものじゃないから。こんな危ない関係嫌だよ。苦しいよ。普通の恋がしたい。邪魔されない、甘い甘い幸せな恋がしたいよ。私はあなたにとって何なの?どんな存在?ねぇ教えてよ。遊びなら私が本気になる前に突き放して。
「…んぅ…__!?」
びくっとして起きあがった。開かれた玄関からは眩しい光が入り込んでいる。朔が目があったのは、体格のいい一人の男性。お米を炊いているらしい。
「お…叔父上…?」
蒼の言葉を思い出す。
「朔、目が覚めたか。大きくなったなあ。」
焼けた顔に満面の笑みを浮かべる。
「おい朔、そんな呼び方するなよ。おじさんでいいんだよ。」
豪快に笑うおじさんに、朔は涙が出てきた。
「おじさんっ…おじさんっ!」
おじさんは釜戸から離れ、朔を抱き締めた。
「わかってる__辛かったな、朔。」
こらえていたものがはち切れて、ただただ泣くだけ。しかし、おじさんは黙って朔を待つ。そうしているうちに、薊が起きた。朔は慌てて目をこする。兄としての威厳は保っておきたいような朔に、おじさんは思わず笑みがこぼれる。
「兄様…ここはどこ?」
不安そうな妹に笑いかける。
「おじさんの家だよ。僕達はおじさんに助けられたんだ。」
「どうして、叔父様の家に__」
固まった。
「あ、薊…。」
「母様は?」
思い出している。
「母様はどこ?」
朔は目をそらしてしまった。そらしてはいけないのに。妹と、正面からぶつからないといけないのに。
「母様…母様!!」
両手で顔を覆う。泣くという言葉では足りない。
風が吹いたのに、何一つ変わらない。
雲が移り変わる様を見つめられるほどの余裕があるのに、何もできない私は、少しだけ溜息をついた。
でも、昔のように悲しまなくなった。
いつの間にか忘れていた間違えは、思い起こしてすぐ消えて、その繰り返しだから、飽き飽きして。
悲しみは忘れていないよ、でもそれ以上に、私は強くなれた気がしている。
(お久しぶりです、立派な幽霊部員になってしまいました。日々は過ぎていくばかりですが、いくらか覚えていれたらな、と思っております。)
図書館に戻った四人は、まず、天津神禍に状況の説明を始めたら
「....そういうわけなのよ」
「うーん、だいたいわかったわ」
「クラン、始めて」
「わかったわ」
クランは転送呪文の準備を始めた
「うーん、転送しても30分はかかるかなぁ~」
天津神禍はのんきに言った、
「(こんな神もいるんだ...)」
サクがこんなことを思い始めた頃、呪文の準備が完了した...
オラクルは縁側で休憩している時、感じたことのない気配を感じていた
「(なに...これ...強すぎる...敵わないと、はっきりとわかる...場所は...血鏡館の辺りだわ!確かめないと!)」
オラクルは決心したようにシンジに伝えた
「シンジ、私ちょっとこの辺の見回りしてくる」
「え?一人じゃ危ないって」
「私は大丈夫だから、神社を守っててよ」
「う...わかった、気をつけてな」
オラクルは血鏡館へと飛び立った
血鏡館では、準備が終わり、関係ない者はとりあえず図書館近くの廊下に出された
残ったのは、クランとレイナ、それに天津神禍である
「じゃーいっくよー」
天津神禍の力...彼女が事態について普及(言葉にして発言する)すると、その通り事態が動くとこういう力である
なお、彼女はこの関係で基本的にはテレパシーで会話してる
「悪しき魂達よ!有るべき場所に還りなさい!」
レイナは空気が変わったのを確かに感じていた...
町では『それ』が暴れていた、力を押さえれないのだ
1体が、何かを飲み込もうとした時、何かが『それ』に触れた、その瞬間に『それ』は瞬く間に無に還った
同じ現象が、あちこちでほぼ同時に起こった...
『彼女らの難題』
彼女らは重水素と三重水素を一つにする事は出来た。
しかし彼女らの知的好奇心は収まる所を知らなかった。
彼女らの目には融合の二文字しか無かった。
彼女らはそれよりも大きなエネルギーを欲した。
そうして完成した計画、それが【プランクエネルギー炉】である。
プランクエネルギー、それは時空に存在しうる最大のエネルギー。
プランクエネルギーは10^19GeVと表記され、原子力エネルギーの10^21倍である。
プランクエネルギーをどうやって引き出すかは解らない。
結局の所我々は傍観者なのだから。
しかし、一つだけ言える。
プランクエネルギー炉は、時空を崩壊させる最小値である...と。
To be continued #66『彼らの難題』
P.S.解ります。ここにいる筈の大多数は話に付いて行けてないと。
1ドルを超えると何がいけないんだよたかが100円位だろ、とか。
プランクエネルギーって何だってばよ、とか言われてるに違いありません。
まぁ良いんです。だってこの章はある程度の人が飛ばす事を想定してるのだもの。
あ、それとこの物語はフィクションです。
プランクエネルギーが時空を崩壊させる最小値だなんてソースはありません。
もう、疲れた。
だったら逃げ出せばいい。
別に逃げだしてもいいじゃん。
別の道に言ってもいいじゃん。
休めばいい。
もう、どーでもいい。
どーでもいいけどちゃんと解決するとあなただから、どーでもいいことない。
あなたは本当は優しいでしょ?
ちょっと照れ隠ししてるだけでしょ?
私は分かってるよ。
あなたが大好きだから。
あなたを応援してるから。
今 きみは幸せですか
受験勉強してるきみ 幸せですか
部活頑張ってるきみ 幸せですか
友達関係で悩んでるきみ 幸せですか
私は幸せです
受験勉強、もちろん辛い 苦しい 嫌だ 逃げたい
やめたい時だって泣きたい時だって数え切れないほどあった
でも私は幸せです
だって応援してくれているひとがたくさんいるから
支えてくれているひとたちがたくさんいるから
私だけじゃない 今を生きているみんなが幸せです
みんな誰かに支えられてるから
でも応援されるのも期待されるのも ときに重いことがある
そんな時 思い出して
期待されてるんじゃなくて 期待してもらえているんだってこと
応援されてるんじゃなくて 応援してもらえているんだってこと
期待されるほどきみはがんばってるんだよ きみはすごいんだよ
きみが思うよりきみは強いんだよ
だから重く受け止めないで 勲章だと思って前に進もう
そんなきみが一番輝いているはずだから
今 きみは幸せですか
「やっと終わったぁ!」
シンジは勝鬨の声を上げた
「でも...なんだったんだろう...あれ...」
「うーん」
シンジとオラクルは頭を捻りだした...
「(ふふふ...もう少し...)」
復活に必要なエネルギー、それは恐怖により産み出されるマイナスエネルギーだった
「(シャングリラが復活した暁にはには....)」
彼から、危険な笑みがこぼれていた...
「さぁ...ここね...」
血鏡館の地下、広い空間に繭のようなものがある
「ルナ、クラン、いくわよ。サクヤ、サポートお願い」
「わかりました」
「じゃ、いっくよー」
3人は力を込め始めた...
そこから約5分、繭がほどけてきた
「お、もう少し」
さらに力を込める
力は優しく繭をほどく
そこから翼に包まれる白く輝く少女が出てきた
少女は優しく降り立つ
「久しぶりに外の空気吸ったなぁ」
この少女こそ、天津神禍 その人だった
「ちょっと力を貸してほしいの」
「え?いいわよ」
「...こんなに軽かったっけ」
そんなことをいいながら、ルナは久しぶりにわくわくしていた...
心の中のロイター板を勢いよく踏みつけて
どこまでもジャンプしていきたい
怖い。
そんな目で見ないで
嫌だ。
そんな顔をしないで
朝、教室に入った途端全員が静まり返ったらどうしよう。
自分が話す度に笑われたらどうしよう。
怖い
人は一瞬で変わるから。
すぐに自分の知らない人へと変わってしまうから。
不安になる。
私は変わらないと、離れたりしないと言って。
“重い”って言われるかもしれないけれど
「ねえ、答えて。」