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1

せいぎせいぎ

せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ
せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ
せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ
せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ

正義のなかにあるたくさんの「ぎせい」を
君達は絶対に疑わない

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無垢

世間の波に乗って言っただけ

周りに合わせて言っただけ

君たちにとってはそうかもしれないね






そんな君たちの声が
僕の生き甲斐を奪ったんだ





君たちは楽しかったんだろうね




君たちの楽しみが僕の楽しみを奪ったんだ













君はそれで満足かい

0

無題

3.

ハッピーエンドを作り上げたはずでした
悲しむあの方を慰めて
泣きじゃくるその背を抱くはずでした

欲しかったのは
温もりで笑顔で幸せで
それだけです 主よ
あの方を救いたかっただけ

ハッピーエンドを手に入れたはずでした
扉を開けばあの方が
私に救いを求めるはずでした

それだけです 主よ
あの方を救いたかっただけ

2

ねぇ、気付いてよ

ツキがきれいで

ほてた頬にはアメが降る

カゼは棘のように締めつける

何でかな
何でかな

ドウシテコウナッタ

泣けないよ
泣けないよ

ワタシハドウシテイキテルノ

たくさん
たくさん

我慢したよ

許してよ
許してよ

モウナンニモノコッテナイカラ

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鬼ノ業~序章(弐拾)

「…何でも見えるっていう__」
「遠くのもの、な。…鬼には、"力"がある。人間には無いものだ。」
あの日、誰もがそう言って、母を痛めつけていた。記憶が朔の中で甦る。
「僕にもある?」
「朔の歳くらいだと、もうじき出てくるさ。
__さっきの話に戻るがな、だから、人間を恨むのに筋違いな部分があるのさ。殺したのは事実だから。だが、それじゃ晴れないんだよ。…"力"を持つと云う事は、周りと"違う"と云う事。"違う"事が、軋轢を生む。
人間共は、恐くなったんだろうよ。"違う"者達がいることにな。」
蒼は何というだろうか。母を、自分達を信じると言ってくれた蒼は。何と、いうだろうか。
しかし、朔は見ていた。紗那の、無惨に殺されていく姿を。
だから、あの日の別れ際、何も本当の事を言えず、頷いただけで終わったのだ。
「だが、まあ人間だって、いい奴はいい奴だ。
お前達の親父さんとかな。」
「…え?」

0

鬼ノ業~序章(拾玖)

唐突なその言葉に、反応が遅れた。
「……え…?」
「あの日、薺が人間の嬢ちゃんを送り届けたろう、家まで。その時だ。どうして、朔っくんと薊には父上がいないの、だったか。あの嬢ちゃんの言葉に、薺は狂ったらしいな。その言葉がいけないってことが、子供にゃまだわからんよ。しかしまあ、薺は本当に動転したらしくてな。」
朔は、一気に入ってくる情報についていけていない。しかし、おじさんは追い打ちをかけるように言う。
「朔、お前さん見てただろ?」
朔は固まった。
「薺が鬼の姿になるのを。」
否定、しない。見たのは、事実だ。
しかし__
「どうしておじさんはそこまで知っているの。」
あの場には居なかったはず。そもそも門宮村には、鬼は3人しかいないはずだった。
すると、おじさんは不思議なことを言った。
「俺が千里眼を持っているからさ。」

2

To you

当たり前のようで、ほんの星の巡りのようで。近いようで遠くて、わかんなくなるよ。
最大限の賛辞の言葉を渡したら、貴方はいつも通りに笑ってくれますか。
何時までだって続くようで、もう二度と巡り会えない光のようで。
ただ、僕は笑ったんだ、

3

あの頃を

今を必死に生きていたあの頃は、もうぼんやりとしか思い出せない。
僕は、どんな顔で笑ってたんだろう。
それを知る術なんかない。
当たり前だ。僕の笑顔は僕には見えない。
鏡を見ながら笑ってた訳じゃない。
でもきっと、それは誰の目から見ても輝いてた。
必死だったから。
必死になることはきれいなことだ。僕が身に纏う綺麗なものなんかとは違う、きれいなこと。
そして必死になることは、何よりも楽しかった。はずだ。もう忘れてしまったけど。
あの頃、遊んでいて楽しかったのは、僕が必死に遊んでいたからだ。
気づかなかった。今さら気づいてしまった。
もう気づかなかったほうがよかった。
懐かしくて寂しくて、どうにかなってしまう。
それが苦しくて仕方ない。

あの頃の僕。どんな顔で笑ってましたか。
もしよければ教えてください。
未来の君は、もう壊れたよ。
壊したくないなら、笑顔を忘れるなよ。

2

君と僕との違い

傷だらけの君に
「その傷は治せないの?」って聞いたら、
「治さないんだよ」って
君は笑った。

0

白き神とディストピア

天津神禍...それは唯一の対抗策、神が彼女を落としたのは、最後の日を迎えさせないため...彼女の戦いは続く...たとえこの地が枯れ果て、阿鼻叫喚の地獄に成り果てようとも...

邪悪な気配、神である彼女にはわかった、終わりが始まると、奴が復活したと...

「ロマノフ!やれ!やるんだ!」
「で...ですが...」
「いいからやれ!」
ロマノフの魔法でシャングリラとイズモは同化した
イズモの内部で奴が暴れる...
「イズモ...様...」
イズモは玉座に座っていた
「ワレは...シャングリラなり...貴様、名を名乗れ...」
「ろ...ロマノフ...」
「ふむ...中々の力量だ...ワレが使ってやろう...」
「(コイツはヤバイ...気配だけでわかる...イズモ様はご無事なのだろうか...)」
「ロマノフ!アマツを探せ...白髪の少女だ...ここに連れてこい!月蝕まで待ってやろう...」
「は...はっ...!(月蝕...確か三日後だったな...)」
「行け!」
ロマノフは飛び出て行った、シャングリラはあくびをして、眠り始めた...