せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ
せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ
せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ
せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ
正義のなかにあるたくさんの「ぎせい」を
君達は絶対に疑わない
世間の波に乗って言っただけ
周りに合わせて言っただけ
君たちにとってはそうかもしれないね
そんな君たちの声が
僕の生き甲斐を奪ったんだ
君たちは楽しかったんだろうね
君たちの楽しみが僕の楽しみを奪ったんだ
君はそれで満足かい
3.
ハッピーエンドを作り上げたはずでした
悲しむあの方を慰めて
泣きじゃくるその背を抱くはずでした
欲しかったのは
温もりで笑顔で幸せで
それだけです 主よ
あの方を救いたかっただけ
ハッピーエンドを手に入れたはずでした
扉を開けばあの方が
私に救いを求めるはずでした
それだけです 主よ
あの方を救いたかっただけ
ツキがきれいで
ほてた頬にはアメが降る
カゼは棘のように締めつける
何でかな
何でかな
ドウシテコウナッタ
泣けないよ
泣けないよ
ワタシハドウシテイキテルノ
たくさん
たくさん
我慢したよ
許してよ
許してよ
モウナンニモノコッテナイカラ
「…何でも見えるっていう__」
「遠くのもの、な。…鬼には、"力"がある。人間には無いものだ。」
あの日、誰もがそう言って、母を痛めつけていた。記憶が朔の中で甦る。
「僕にもある?」
「朔の歳くらいだと、もうじき出てくるさ。
__さっきの話に戻るがな、だから、人間を恨むのに筋違いな部分があるのさ。殺したのは事実だから。だが、それじゃ晴れないんだよ。…"力"を持つと云う事は、周りと"違う"と云う事。"違う"事が、軋轢を生む。
人間共は、恐くなったんだろうよ。"違う"者達がいることにな。」
蒼は何というだろうか。母を、自分達を信じると言ってくれた蒼は。何と、いうだろうか。
しかし、朔は見ていた。紗那の、無惨に殺されていく姿を。
だから、あの日の別れ際、何も本当の事を言えず、頷いただけで終わったのだ。
「だが、まあ人間だって、いい奴はいい奴だ。
お前達の親父さんとかな。」
「…え?」
唐突なその言葉に、反応が遅れた。
「……え…?」
「あの日、薺が人間の嬢ちゃんを送り届けたろう、家まで。その時だ。どうして、朔っくんと薊には父上がいないの、だったか。あの嬢ちゃんの言葉に、薺は狂ったらしいな。その言葉がいけないってことが、子供にゃまだわからんよ。しかしまあ、薺は本当に動転したらしくてな。」
朔は、一気に入ってくる情報についていけていない。しかし、おじさんは追い打ちをかけるように言う。
「朔、お前さん見てただろ?」
朔は固まった。
「薺が鬼の姿になるのを。」
否定、しない。見たのは、事実だ。
しかし__
「どうしておじさんはそこまで知っているの。」
あの場には居なかったはず。そもそも門宮村には、鬼は3人しかいないはずだった。
すると、おじさんは不思議なことを言った。
「俺が千里眼を持っているからさ。」
当たり前のようで、ほんの星の巡りのようで。近いようで遠くて、わかんなくなるよ。
最大限の賛辞の言葉を渡したら、貴方はいつも通りに笑ってくれますか。
何時までだって続くようで、もう二度と巡り会えない光のようで。
ただ、僕は笑ったんだ、
今を必死に生きていたあの頃は、もうぼんやりとしか思い出せない。
僕は、どんな顔で笑ってたんだろう。
それを知る術なんかない。
当たり前だ。僕の笑顔は僕には見えない。
鏡を見ながら笑ってた訳じゃない。
でもきっと、それは誰の目から見ても輝いてた。
必死だったから。
必死になることはきれいなことだ。僕が身に纏う綺麗なものなんかとは違う、きれいなこと。
そして必死になることは、何よりも楽しかった。はずだ。もう忘れてしまったけど。
あの頃、遊んでいて楽しかったのは、僕が必死に遊んでいたからだ。
気づかなかった。今さら気づいてしまった。
もう気づかなかったほうがよかった。
懐かしくて寂しくて、どうにかなってしまう。
それが苦しくて仕方ない。
あの頃の僕。どんな顔で笑ってましたか。
もしよければ教えてください。
未来の君は、もう壊れたよ。
壊したくないなら、笑顔を忘れるなよ。
傷だらけの君に
「その傷は治せないの?」って聞いたら、
「治さないんだよ」って
君は笑った。
天津神禍...それは唯一の対抗策、神が彼女を落としたのは、最後の日を迎えさせないため...彼女の戦いは続く...たとえこの地が枯れ果て、阿鼻叫喚の地獄に成り果てようとも...
邪悪な気配、神である彼女にはわかった、終わりが始まると、奴が復活したと...
「ロマノフ!やれ!やるんだ!」
「で...ですが...」
「いいからやれ!」
ロマノフの魔法でシャングリラとイズモは同化した
イズモの内部で奴が暴れる...
「イズモ...様...」
イズモは玉座に座っていた
「ワレは...シャングリラなり...貴様、名を名乗れ...」
「ろ...ロマノフ...」
「ふむ...中々の力量だ...ワレが使ってやろう...」
「(コイツはヤバイ...気配だけでわかる...イズモ様はご無事なのだろうか...)」
「ロマノフ!アマツを探せ...白髪の少女だ...ここに連れてこい!月蝕まで待ってやろう...」
「は...はっ...!(月蝕...確か三日後だったな...)」
「行け!」
ロマノフは飛び出て行った、シャングリラはあくびをして、眠り始めた...