雨が止む。
儚く、綺麗な虹が掛かる。
何度、一緒に虹を見たかな?
何度、虹に助けられたかな?
友達って何なんだろう。
いつも一緒にいるから友達。
本音で話せるから友達。
人によって考え方は違うはず。だから、
いつも一緒にいても本音で話せないが友達っていうのは違うと思う。
本音で話せるから一緒にいなくても、友達っていうのも違うと思う。
正解を知らないから探せばいいと思う。
きぃぃぃぃぃいいいいいいいいん!!!
鼓膜を破りそうな高周波数の音は閃光と同時に少女の手より発せられた。
高密度に圧縮された光速のレーザーが無数の目を持つ怪物を貫く。
1発だけでなく、何発も何発もレーザーは怪物へと撃ち込まれた。
高周波数の音は、ユリの下にも届いた。
「......!?この音は.........。
うーん、やっぱりボクの仮説の方が正しいのかな......うーんわからない。」
少し思考を巡らし、ユリは少女の様子を確認する事にした。
ユリは手のひらに一冊の本を召喚した。
ぶおおおお、という無骨な音とともにユリの手のひらに『not walk move』と刻印されたグリモワールが浮き上がる。
ユリは、本に書かれた文字を呪文を唱えながら指でなぞった。
次の瞬間、体の周りに現れた何十粒もの光り輝く水晶と共に、ユリの体は転送された。
それは眩しくて、遠くて、届かなくて、涙が出そうな時も、励ましてくれた。
優しく照らしてくれた。一人じゃないよって、教えてくれた。
私は、そんな君が大好き。
太陽みたいにきらきらした、あなたが大好き。
君が私を知らなくても、何万といる地球人の一人としか思わなくても、私は君を追いかけ続けていたい。
叶わなくても、あなたにたどり着きたい。あなたに認められたい。
だからさ、きっと出会えるその日まで、待っていてね。
君にラブレターを書くことにしました。
初めてのことなので、胸がどきどきしています。
ここまで書いてから、自分が文章を書くのが苦手だということに気付きました。
読みにくくなってしまうかもしれないけど、読んでくれると嬉しいです。
英語の時間に、先生がカーテンをひくと、君のところだけいつも日向が残って、眩しそうに細めた目と、少しだけ影に入れた顔が、とても綺麗で、それを見るのがいつからか楽しみになっていました。
この間、あくびをしたときに君があくびをしたのを見て、突然、君にラブレターを書こうと思いました。
でも、もしかしたら、自分の机の引き出しにしまっておくかもしれません。
君にぴったりの便箋と封筒はなかなか見つかりませんでした。
こういうのってどういうことを書けばいいのかわからないけれど、君のことを考えているととてもいい夢が見られます。
君のことが好きです。
より
解らないんだ、まだ。
解らないんだ、全く。
人様の前で演じる自分に「良い人」だと
言われるのは悪い気はしない。
でも良い気もしない。
だって自分に嘘ついてるからさ。
でも自分をさらけ出して気を引かれるのは、
とても良い気はしない。
でも自分の思ってる事が言えて
自分がやりたい事ができるのは悪い気もしない。
だってそれが本当の自分な気がするからさ。
解らないから
いつも自分の行動は、
いつも自分の意思とは裏腹に。
どっちが正解でどっちが不正解か
解りたいけど解りたくもない。
結局自分じゃ何も解らないんだ。
驚いたのは藤だ。
「朔、今の話を聞いていなかったのかい?蒼も何故止めない。」
朔は答えた。
「僕達の村の二の舞になってほしくないんだ。」
と。
藤は表情を変えない。
「本当は平和だったんだ。
でも、崩壊した。…いや、させてしまった、かな。だから――」
固く握られた拳は震えていた。
蒼はその背中を軽く2回叩き立ち上がると、藤を見下げて言った。
「凛の所に案内してくれ。このままじゃ、凛が気の毒で仕方がない。」
藤は疲れたように、深く深く溜め息をついた。
「アンタたちは早死にするよ、まったく…。
アタシもついていってやる。」
二人は驚く。
「ちょっと待ってな、着替えてくるよ。」
藤が奥に下がると、蒼は少々顔をしかめる。
「客人を迎えて着替えだなんて…。」
「まぁまぁ…外で待っていようよ。」
静かに外を出る。
すると、開口一番に朔は謝った。
「ごめん、面倒なことになりそうだ。」
「いや、こうなるとは思っていたしな。」
皮肉げに言う蒼は続ける。
「それに、一番面倒なことになりそうなのが出現したじゃ――」
「誰の事だい?」
朔は苦笑いするだけだった。
君からもらったキャンディを
奥歯でぎゅっと噛みしめたら
しあわせってやつが飛び出したんだ
甘い甘い蜜の味
夜更けのマウスくるくる回す
繰り返すのは君のくちびる
小さな赤い薔薇の花びらのように
くるりひらりと舞うんだ
長い夢を見ていたなんて
気付けばもう太陽は南の空
君が隣に入ればいいのに
起こしてくれたらいいのに
君からもらったキャンディを
奥歯でぎゅっと噛みしめたら
しあわせってやつが飛び出したんだ
そんなの気のせいだよ
影ができれば光がある
なら、究極の闇なら究極の光がある...
盾は表、守っているのは、見えているのは表
裏側なんて誰も見ない
だからみんな、影を落とす...病んでいく...
だから、闇も見てほしい
大切な、その人に
私も見れるように、がんばるから...
ようやく君を見つけた
携帯の画面の奥で君の名前を
君と話したい
君と笑いたい
だけどその 追加 が押せなくて
今日で何日になるのかな
君を見つけたら嬉しくてたまらなくて
それと同時に苦しくて
君は 優しすぎるんだよ ほんとに