下校中、私はあなたに逢いたくてたまらなかったです。留守電に入っていた言葉。
「今日、おまえに逢いたい。話したいことが山ほどある。面白かったこと、大変だったこと…。おまえと話しをしたら、楽になりそうなんだ。これって、俺だけかな?また、電話して。」
いいえ、私も同じことを思っていました。(もうすぐで……すべてが……世界中が……)
とどまることのない時間が、当たり前だと笑う時間が、価値のあるものだと気づいていたけど
そうか私はあなたに甘えていた。
差し出してきた手のひらの柔らかいぬくもり。
ダイヤよりも輝いていて、値段なんてとてもつけられなくて、お金で買えるならばいくらでも買うのに
振り返って見てよ、笑ってみてよ
ほらまたあなたが笑うから、笑うんだ。
あきらめずただ生きる
明日を見ず今を生きる
ただ死ぬために生きる
そんな生き方で生きる
ただ生きる
生きる
生きる
祭りのような夏が流れていき、
そこには只、夜の虫が鳴くだけ
祭りは終わってしまえば、
只の幻影
今まで見てきた思い出達も
今となれば、海の波のようにゆらゆらと
ミスチルのイノイセントワールドを聴く
そして、今日も新しい日が始まる
耳元で
甘く甘く
甘美なあなたの言葉を
聞かせてよ
身体に
優しく優しく
その温かく美しい手で
ずっと触れていてよ
唇に
熱く熱く
溶けてしまうような口づけを
ちょうだいよ
あなたに抱かれたまま
あなたの胸の中で
あなたの腕の中で
永遠の眠りにつけたなら
毎日毎日
違う男を騙していたら
嘘も上手くなるものね