楽しめない
踊れない
最後に申し訳程度にタップを踏んだ
それだけで
足は縺れて躓いた
もう降りよう舞台を
恨めしく羨ましく
僕はスポットライトに照らされて
踊りながら生きる
君をみた
零した言葉が宙を舞う
空気を揺らして
欠片になって
不規則に形になって
最後は君の手の中で
溶けて消えれば一番いいのに
白く染まった吐息に混じって
不安定な言葉を僕ら、
紡ぎ合うんだ、これからもきっと
プレッシャーがある。
ストレスがある。
抜け出したいけど、抜け出したら負け。
プレッシャーは、期待をされている。
ストレスは、それだけ強くなれる。
今の、自分の仕事は「勉強」
今しかできない。
今という時を、無駄にしないように
わすれないように、
必死に生きる。
それが私の生き方。
どんなに必死で作りあげたものも
崩れて消えてしまうのはとても簡単で
消えた後でもう一度作ろうとするのは
どこかが絶対的に変わってしまって
もう元のものと認める事は出来ない
だから僕達は必死で今を守る
一度壊れたものは元には戻らない
ちょっとした歪みはまだ直すことが出来る
でも壊れた時にそれは幻に消えてしまう
その儚さを僕は知っているから
壊れた後の惨事を僕は見ているから
邪魔するお前を徹底的に潰す
僕の理想にとってお前は敵だ
簡単に壊してしまうお前に
この詩の意味は分からない
集団の尊さは分からない
本当に壊れたものをお前は知らない
壊れた後の集団をお前は知らない
なのに簡単に壊そうとする世間知らずは
ぬるま湯につかった偽善者気取りよりも
腸が煮えくり返るほど不快だ
涙が出る
でも大丈夫 私は平気
吐き気がする
でも大丈夫 私は平気
傷ついた
でも大丈夫 私は平気
ボロボロだ
でも大丈夫 私は平気
平気じゃないと
気づいたのは
血が滴り 足元に落ちた時だった
夢みたいで、まだ信じられないの。
緊張して、上手に話せない。
こんな私じゃあ君に嫌われちゃうかな…
私には君がもったいないのかも…
でもね、こうやってネガティブになるたびに、こんなにも君が好きなんだって
たしかめられるの。
夕方。オレとミウロはもう人もすくない町の公園の湖にかかった橋の上で二人でどれだけ遠くまで飛ばせるかの石投げで遊んでいた。しかし、しばらく投げまくっているとさすがに疲れて来る。
「せーのっ!!!」
ミウロが思いっきり高く石を空へ投げ飛ばし、最初に手を止めた。続いてオレも
「おーわり!!!」と石を空へ高く投げ飛ばすとふいにミウロは、よくわからないという顔でオレ、リーフを覗き込んだ。
「なんでお前らが特別呼ばわりなんだよ?」
え。突然なにが特別だって?ってああ、さっきのポエムの話だな。うわ、やっぱ見えてたのかよ。
「いやそれは」
照れてしまったオレはなんでもない。と口ずさんで、どこか上の空。明日も晴れるだろうなとまあ、ひとまずどうでもいいような事に思いを向けてから、
「あ。でもあの時熱でもあったから、そのまあなんっていうか。」
とここまで話してなぜか口ごもった。あーだめだ。会話が成立してない。それになんでこんな簡単に言えないんだろう。自分でも分からなくなってしまう。そうか、これが自意識過剰でいうものなのか。
「へー。リーフも風邪ひくのねえ?」
ユーが、オレとミウロの間に入ってきてハイッとジュースを渡す。
「で、何?あーさっきのポエムの話のこと??」
ユーはなんだかとてもいじりたそうな口調で話す。あー。こういうのあざといんだよな。ユーって。てかお前も見てたのかよ!!
でも、あざとい反面こういうのは強そうだよなとか思ったオレは、芸術の都で出会ったイーブイのことを話した。
「同じイーブイ族だからじゃん!!!」
ミウロは勢いよく単純な意見をぶっ飛ばしていたが、ユーは何やら考えこむようなそぶりで、「ハイボンジュール?」ともう片方の手でアゴをなで探偵の真似事を真面目ぶってしだすのだが、
「いやそれ!!」
ボンジュールの使い方がおかしい!とツッコミを入れた。すると、ユーがニコリと笑ってオレを見上げた。
「それでこそ、リーフね!!」
うん。そうだよな!!!!
ポエム合わせて雑文失礼しました。
真っ白だったはずの自分が
たくさんの色に染められていく
恋をしてピンク色に
愛が溢れて紅色に
ぬくもりに触れてオレンジに
やさしさに包まれて黄色に
怒りに塗りつぶされて真っ赤に
悲しみに暮れて藍色に
心を閉ざして真っ黒に
真っ黒な私にどんな色を入れても真っ黒で
もう何にも染まらない