涙はいつの間にか出なくなった
苦しくも痛くもないよ
ただ悔しかった
昨日の夕飯さえ思い出せないこんな僕でも
君が初めて僕を殴ったあの日のことは
今でも思い出すんだ
僕はどこか特別な人間だと思ってた。
でもそれは僕自身に対する驕りだった。
もっと早く気付けて居れば楽になれたのかな。
僕の運命が決められているなら
僕の人生がどこかで変わるなら
僕の命がいつの日か終わるなら
何をして何を考え何を思うのか
生きてみれば分かるだろう
好きな音楽を聞くときは、嫌なことを忘れられる。
好きな人のことを考えるときは、嫌いな人から逃げられる。
好きなものを食べるときは、悲しいことを思いださなくて済む。。
好きなゲームをしてるときは、馬鹿みたいな現実から抜け出せる。
好きな何かがないと生きてけない世界なんて、存在価値あんの、って思うけど、やっぱ好きなものは好き。
もしも、好きなものが何も無かったら、俺は此処にはいないかもしれない。
見たくないものは見なくていい。好きなものだけに照準を合わせて、生きていこう。
ソーダ味のあめ玉を口の中で転がす
しゅわしゅわっ しゅわしゅわっ
淡いあわ玉が弾けてく
そんな中、君の姿が思い浮かぶ。
朝日に照らされて
弾けんばかりの笑顔を向けて
まるで炭酸の気泡のように
すぐに溶けて無くなってしまいそうな
笑顔を、その姿を、
僕は、思い出すのさ。
貴方の事が好きでした。
想いは伝えないから
頑張って忘れるから
その笑顔は見せてください
友達のままでいてください。
また自然に話しかけられるようになるまでまたね。
いつものグループ
いつも背中しか見えなかった君の姿
話し終わって人が散ったあとに
残された君の肩は震えていた
あれは単なる思い出し笑い?
それともひとりに安堵して流した涙?
今となっては聞かれることも
答えが返ることもない
あの日の君への留守番電話
君と話さなくなったのも、
掲示板にあまり来なくなったのも、
きっと春のせいとか
クラス替えのせいじゃなくて
きっと何かの、何かのせいなんだけどさ。
さながらねぇ君。まだ、好きなんだけどさ。
僕は電話を持ったまま。持ったまま。
新しい環境で生活を始めて。
久しぶりに会った友達には
「お前、なんか変わったな。
考え方とか。」
って言われた。
久しぶりに会った恩師には
「相変わらずそうで良かった」
って言われた。
久しぶりに会ったご近所さんには
「小さい頃より積極的になったわね」
って言われた。
周りの大人たちには
「いい加減大人になりなさい。」
って言われた。
僕はここにいる1人だけのはずなのに
こうも他人によって見方が変わるんだね
変わろうとせずとも変わった。
変わったつもりが変わってなかった。
変わろうと思って変わった。
変わりたくても変われなかった。
どう在っても正解なんだとは思うんだけど…
僕は1人だけなはずなんだよ?
ときめきに命名、ほんとのと
こ僕にもよくわからない い
ろかたちおんどだから、きっと君に伝え
てもわからないくらいがちょうどいい
んだよなって
天と地を知った時
地を見て歩むか
地を踏みしめながら天を見て歩むか
自分は
まだ底辺だと言いながら死んでいくその日まで
てっぺんを見ながら歩いていきたい
太陽がコンクリートを焼いている
私は足を焦がさないように
パタパタと交互に地面から離す
水飛沫が程よく焼けた肌にかかる
日焼け止めが取れるなんて
今更心配したところでかわらない
水面に反射する太陽光
逃げるようにして
帽子を深く被る
「よーい、はい」
プールサイドに響く自分の声
水の中を真っ直ぐ進み遠ざかる影
大嫌いだった夏
大好きな夏
あなたを見ているとやっぱり
あなたじゃないあなたが重なるの
でもね、なんだかね、そうだね
後ろ振り返って欲しいんだよ
ぐったりしている
見れば分かる
それももはやアピールなのかな
待った無しで進む
時間も覚悟も無いままに何処へ行けば?
苦しい
狂っている
怖い
強ばっている
震える背中を合図にして
ここまで。ここまで。
ぷるるるる
あ、もしもし
「只今電話に出ることが出来ません。ピーとなったら…」
ガチャ、
こんなことの繰り返し
いつまで電話の中のお堅い方の話を聞けばいいのだろう
メッセージに残すにはもったいない
あなたの声が聞きたくて
10分おきに電話したい気持ちを
あえてバラバラな時間にずらしてる
どうやら今日はとても長い一日のようです
もし大好きって叫んだ言葉が
何処かへ消えてしまっても
またその言葉を叫ぶから
なんて 当たり前な事
そんな事言ってみたいな
でもね。君が好きなのかまだ自信もない、よ…
でも…
これだけは言える
君にそのうち、恋をする。
大好きって叫んだ言葉を忘れてしまったとしても
きっと君に恋した瞬間は忘れられない
青チャートをテスト前に渡した君
2人で覗き込んだ数学の問題
嗚呼、数学嫌いで仕方ないけど
そう言う事をしてくれるなら
大好きって叫んだ言葉も
恋した瞬間も
意味があったんだね
夜空をひっくり返して
また君の笑顔を見てみたい
でもまだとなりで寝息をたてる
君の寝顔を見ていたい