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中に

わざと悲しくなる曲を
聴いてみる

次の日はすっきりできると思った
裏目に出た感情に
押しつぶされるような気さえした

いつかもう一度
いつか君と
あの日をやり直したい

まだまだ約束が残ってるんだ
忘れたなんて言わないでよ、

ボウリングにも
お泊まりも

お揃いの指輪も
卒業と同時にくれるって言ってたよね

まだまだ、
残ってるよ、、

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お手紙。

真っ白な雲が眩しい陽を遮ったので
なんだか嬉しくなって車を洗った朝、
きっと雨でも降るのでしょう。

急に思い立ってお手紙を描きます。
真っ白な炎に灼かれるような毎日ですが、皆様お元気ですか?ぼくはなんとか生きています。生きていると云うのは素敵なことばだと、ふと今はじめて思いました。
扇風機の風に便箋が舞う音が夏の匂いをふわり、かき回して窓から逃げていきました。外では蛙が騒いでいます。朝にはまた蝉が鳴くのでしょうか…このまま夜だけが更けて、あなたの許に飛んでいけたら素晴らしい夏になるのに。
台風の便りが隣の部屋でなにか云っています。

また、お便りします。どうか引き続きご自愛くださいませ

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LOST MEMORIES CⅡⅩⅤ

自分の名を呼ぶ、悲痛な叫び声。
「パパ!」
少女の父と、大人たち。強く抱き締められるも、すぐ離れる。
「ママはどこだ。」
この質問には、少年が指を指して答える。
「あっちです。」
王は頷き、少年へ尋ねる。
「君はヴァンパイアの第一王子かな?」
少年は目を丸くして はいと応えた。
王は少年の頭をくしゃっと撫で、
「恐かったね。パプリを守ってくれてありがとう。もう大丈夫だ。」
と言う。
振り返り、行くぞと声をかける。
「待ってパパ!危ないよ!」
少女は止めるも、首を横に振られる。
「国民を守るのが王の務めだ、パプリ。それに、エルーナくんのご両親もいる。助けにいかないと。」
涙が頬を伝う。
「パプリはっ!」
後ろから少年が叫ぶ。
「パプリは僕が守るから!」
王は瞳に強い光を宿して頷き、少年に言う。
「頼もしい王子だ。」
マントを翻して中へ進んだ。

0

あなたがいない
ただたださみしい
5秒でいいから
笑顔を見たい

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トーマス=アルバ=エジソン

「天才とは、99%の汗と、1%のひらめきである。」

しばいぬ会長に乗っかってみました。この言葉は努力の大切さを説いてもいますが、ただ努力すれば良いというものでもない、とも言っています。たった1%の閃きでも大切に、しっかり拾える人こそ天才なんでしょうね。

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好きの言葉はいらないの。

明日から
会えなくなりますね

貴方の笑顔
貴方の温もり
貴方の好きなとこ

その全てを忘れてしまわないように

ぎゅっと貴方を抱きしめました

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貴方に簡単に越えられない壁を、軽く飛び越える奴だっているかもしれない。多分みんな会ったことあるんじゃないかな。
貴方は壁に張り付いて必死に登っていく。そいつは一蹴りで上まで到達する。
羨ましいよね。そりゃそうさ。大した努力もせずに成果を得てるんだから。
これは励ましでも何でもなくてさ、俺の信条。努力してきた貴方と努力してこなかった奴、どっちがどこまでも高い壁を乗り越えられるかな。
多分あいつは壁を張り付いて登れないよ。そんなことしたことないんだから。ずっと壁の下に居るだろうね。
貴方は壁を登れるよ。その方法を知ってるんだから。上には届かないかもしれないけど、絶対あいつよりも上に居るよ。それだけ。

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お手紙。

真っ白な雲が眩しい陽を遮ったので
なんだか嬉しくなって車を洗った朝、
きっと雨でも降るのでしょう。

急に思い立ってお手紙を描きます。
真っ白な炎に灼かれるような毎日ですが、皆様お元気ですか?ぼくはなんとか生きています。生きていると云うのは素敵なことばだと、ふと今はじめて思いました。
扇風機の風に便箋が舞う音が夏の匂いをふわり、かき回して窓から逃げていきました。外では蛙が騒いでいます。朝にはまた蝉が鳴くのでしょうか…このまま夜だけが更けて、あなたの許に飛んでいけたら素晴らしい夏になるのに。
台風の便りが隣の部屋でなにか云っています。

また、お便りします。どうか引き続きご自愛くださいませ

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芥川龍之介

「天才とは、僅かに我々と一歩を隔てた者である。」

成功者とその他の人々の差は、極僅か。
だからこそ、日々の努力が大切だと、
芥川先生は教えて下さったんですね!!

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LOST MEMORIES CⅡⅩⅣ

少年の声は震えていた。彼だって怖いのだ。
「たぶん、その子ども、パプリのこと……。」
自分で頭がいいなんて言うつもりは毛頭なかった少女。しかし、ウィザードの王の子どもというのは、彼女しかいない。
少年は、彼女の肩を掴む。
「ほんとうか!?今のはなしでなにかわかることはないか!?」
少女は考えた。
「……エルーナのパパは、はなしあいできたんだよね?」
頷かれる。
大事な話し合いだと母は話していた。サミットだと。
少女の父は国王。とすれば、同じようにエルーナの父も王なのではないか。
その父が、扉が開いたと言っていた。扉は人間界に繋がるもの。複製が並べられていたのは見た。母は、神殿は今兄が行っているところと繋がっていると話す。それは、人間界。
いくつかあるうちの扉のひとつが神殿にあるのなら。
逃げる人々の声からは、狐という言葉が聞こえた。
兄の人間界行きが知らされ、実在することに驚き、童話や昔話を読み漁った。その中にあった妖怪の話に出てきた言葉。
「人間界と繋がったのかも……。」
「パプリっ!!」

0

人の夢を儚いと言って
人の為の偽りと言って
でも
人の憂いを優しさと言って
人の言葉を信じて

人が生きるから「人生」なんじゃない
人に生かされるから「人生」なんだ

3

LOST MEMORIES CⅡⅩⅢ

「パプリのお母さんならさっきあっちで見た。きみとにてたからたぶん合ってる。
だから、一回おちついて。はなしをきいて。」
爆音は鳴り止まない。
少女は聡い。涙目で言う。
「わかった、がまんする。
はなし、きく。」
少年は頷いて、口を開いた。
「僕は、父さんと母さんとここにきた。父さんが、大きいはなしあいをするから、ウィザードの王さまのいえに行くまえによったんだ。
かえろうとしたときに、ばくはつみたいなのがおきた。父さんは、とびらがひらいたって言ってた。よくわからなかったけど、ふたりはいけっておい出された。父さんは中に入っていったんだ。母さんは僕をここまでつれだして、まってなさいって言って父さんをおいかけた。
僕も行きたかったけど、父さんと母さんに言われたから。中でなにかあったのはわかったから。
そしたら、パプリが中に行こうとしてたからとめた。」
神殿にいた多くの人たちが出てくる。走って逃げている。相変わらず、何かが崩れ落ちるような音だけは止めどなく大きく響いている。
「パプリ、その王さまの子どもしってるか?すごくあたまがいいってきいてるんだ。だから、なにかわかるかもしれない。」

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No title

グラスの結露が夏を語る
もう少し
滴るくらいまでは
あなたと一緒にいさせて
浴衣が濡れてもかまわないから

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10代

何が入ってるの?
ろくなもの入ってないはずなのに今日もスクールバッグは引きちぎれそう
もう余計なものはいらない 参考書もなんでも全部 川に投げ捨ててやる
わたしにはもう必要ないの
元気にしてる?
なんて言葉は必要ない
思ってもないこと言われるより 心に針を埋め込まれた方がマシ
私は今日も冷たいギターを背負って人ごみをかき分ける

大人になるからって言って純粋な心を売り飛ばす気はない
わたしはわたしのままでこの世界を一から作り直してやるの
今までわたしを蝕んでいた重荷は全部すてて捨てて
悲しさと儚さと夢で入れ替えてやる
方程式の代わりに消えない歌を
わたしはずっと背負っていくの