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LOST MEMORIES CⅧⅩⅤ

「明るくて優しくて、えがおをたやさない、まわりを引っ張っていく力を持ちムードメーカー気質の女性。」
チャールズが放った言葉に、瑛瑠は驚く。歌名を見たときから、笑顔の似合う子だとは思っていたし、明るくムードメーカー気質である。休み明けの瑛瑠に状況を伝えてくれる優しさと判断力も持ち合わせている。何より、上に立ちクラスを引っ張る副委員長である。
しかし、なぜそれをチャールズが知っているのだろう。
そして、引っ掛かったのは女性という単語。どちらかというと歌名は、少女に近い気がするのだが。
「チャールズ、歌名のことを知っているの?」
不思議そうなチャールズの顔は、知らないと答えている。

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ciao

生活の小さな諦めは、イコール小さな決断で
生活の小さな痛みは、明日の僕を作るひみつ道具
小さな小さな命の裏で
小さな小さな死にたがり

どこか遠くへ
どこか遠くへ
どこか遠くへ行くのかな。


今日も二つ返事でいる。認めすぎるのも叱咤の対象で
優しくなけりゃ、優しくなけりゃ、社会において死んでしまうから。
小さく小さく見過ごして
小さく小さく消されてく

そこら一帯
そこら一帯
そこら一帯消え人ばかり。



肩身は割に狭く、息もしづらくなって。
それでも消えないように焦ってるんだ。


溢れ出したのは豊富な感受性なんかじゃなくて、乏しい心の余り物で。
つまらない夜明けを待つ君に
つまらないフリしてキスしたい。
知らないフリしてキスしたい。

あぁ


小さな小さな命の裏で
小さな小さな死にたがり

どこか遠くへ
どこか遠くへ
どこか遠くへ行くのかな。

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好きなものはちょっと増えた
嫌いなものはもっと増えた
誰かに教わったけど
大人になるってそういうことで、

枯れ草まみれ、外を覗けば
横たわる寒気の行列が
滲み出てくるタイルの溝
踏みつけて、また見て見ないふり

それでも自分の信じたことを
歌いたくなるこの癖は
半永久死ぬまで続きそう。


真似事から真実になればいい
君と手を繋ぐ夢でさえも
嘘からまことが出ればいいのに
そんなことを願う宵の口



だらだらと冗長な
それでいて短調な
言葉で彩られた
小さな小さな命


雨はまるで針金のよう
街を突き刺しては解けて
雨が止むまで一緒にいよう。


真似事から真実になればいい
君を抱きしめる夢でさえも
過去が未来になればいいのに
そんなことを願う宵の口


次の世界が見えてきたからさよなら。
さよなら。
大好きな言葉で
一言で終わる関係じゃなくても、なくても。
終わらせるからね
ciao



真似事から真実になればいい
君と手を繋ぐ夢でさえも
嘘からまことが出ればいいのに
そんなことを願う宵の口

そんなことを願う夜の街

あなたと私
夕暮れ小町
寒がり鳩時計
空きっぱなし窓
徒然マドリガル
枯れ草やれ茎
横たわる愛と野生と欲望

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歴史

中3だった人は29歳に
二十歳だった人は34歳に
小1だった人は二十歳に
4歳だった僕は18歳に

いつから聴き始めたかも覚えてないけど気づいたらそばにいた
もっと早く出会えていたらな〜
それほど大事な存在です 

この出会いに感謝


追記
 ヒトカラに行きたい今日この頃

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秋の夜長

紅茶を淹れると
いやぁ、実に見事に紅葉するものだ
りんごを剥いて、12等分に切って
ついでに紅茶の中にリンゴの皮を入れて
真っ白い月を眺めながら
秋の夜長を楽しむって
そんな贅沢はないね

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寂愁

一緒にいたい

なんて寂しい なんて苦しい
言葉だろう

もう言いたくないよ
誰かに行って欲しいよ

一緒にいたいって

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うたうたいの独り言

触れれば届く、

そんな距離を

話せばわかる、

そんな想いを

見れば映る、

そんな面影を

香れば綻ぶ、

そんな世界を

気づかないまま

零れ落としてしまった

私を

どうか、慈しまないでくれ。

慰めないでくれ。

その優しさが

怖いんだ。

まだ、笑ってくれたほうが

救われるのかもしれない。

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信じてれば

叶う
嘘のような本当の話
信じなければ始まらない
信じていればいつか
でも信じる勇気が出せない
結局簡単そうで
一番難しいのが信じる事

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確信犯の生まれ方

嘘の重ねがけは
いよいよ計量カップを溢れでて
シンクに零れそうだった
黒々としたそれを 僕は慌てて飲み干した
爛れた喉から全身に廻る
静脈を黒く染めながら 染み込ませる
重ね重ね信じ込ませる