我が愛しのドッペルゲンガーよ
君は私よりも多くを望むけれど
そういって握りしめる手には
私が欲しくてたまらなかったものが
そんなに沢山あるではないか
私が喉から手が出るほどにほしい
その君だけの財を差し置いて
他に何を望もうと言うんだい?
わたしのハートはまるで蟹クリームコロッケ
あなたのウスターソースにまみれてしまった
女は安心したい生きもの
変わらず同じことが続くというのはいちばん安心できること
日本に長寿番組が多いのは女性的な社会だから
あなたの豚汁のような優しさを全身で感じる
血糖値を気にしてキャベツから先に食べるなんてことはしないワイルドさもあわせ持ってるあなた
女は本能的に保護されていることに喜びを感じる
会話にオチをつけずだらだら話し続けるのは保護されている感覚を失いたくないから
オチのある話は面白いけど面白い話をしようとするのは競争心から
競争に勝とうとする女は保護されにくい
競争心と保護の間で揺れているわたし
だけどやっぱり保護寄りなの
自分をひたすら笑いものにするのは自己破壊衝動に基づくもの
だからもう
ため息つかせて
去年までは、少しでも風が当たると寒くて死にそうだった。
でも、今年はあたたかいかも。
服装は全く変えていない。
気温だって、例年より冷え込んでいる。
なぜだろう…。
なんでなんだろうね。
僕の右側に、柔らかい、少し小柄な温もりがいるだけで、今の僕は無敵に近い。
こんなにも愛おしくて、ふんわりとした存在を、いつまでも僕だけが感じていたい。
むしろ、もっと、ずっと、近くにいたいし、いて欲しい。
今までのつまらなかったこの道での過去は、イチョウの葉と共に落としてしまおう。
今あるものをいつまでも守っていられるように、荷物は最小限にしておこう。
………ゆっくりと11月の帰り道を来年も、その先も一緒に並んで歩んでいこう。
人は想像力があるゆえに絶望する。希望はどうだろうか、希望もやはり、想像力の産物だろう。だが絶望を凌駕する希望を持つには、想像力だけでは足りない気がする。一時期、宗教にすがるということも考えたことがあるが、宗教をまるごと受け入れる純粋さはもはやないとあきらめた。情報社会に生きる現代人は想像力が多岐にわたっているため、宗教を受け入れる単純な想像力を失ってしまっているのだ。だがしかし████████████████████████████。
受動意識仮説というのがある。すべては記憶が作り出した無意識が処理をしていて、意識はその結果を受け取っているにすぎないという説だ。では意識は何のためにあるのか。意識は記憶の補助装置なのだという。それならば意識が無意識の暴走を抑制することができるのではないか。意識化され、まとめられた情報を無意識に送ることで無意識も変わる。意識と無意識は相互に作用することによって成立しているのだ。自己欺瞞することなく、██████████████████████████████████████████████████████ていれば素晴らしい人生を送ることができるだろう。
この世界には
うつくしいものがある
あたたかいものがある
やさしいものがある
あこがれるものがある
すてきなものがある
でもそれとおなじくらい
きたないものがある
つめたいものがある
ねたましいものがある
にくいものがある
いやなものがある
どうせなら、いいものだけがあるといいのに
だけどおじいちゃんがいうには
それらのものたちは
たとえよくないものでも
この世界を彩る色なんだって
だから
もし明日私が殺されても、死んでも
それはこの世界の一部分の色になるんだろう
この世界を彩るんだろう
それなら
悲しいことなどなにもない
暑いくらいに暖房が効いた部屋で
じっくり████を煮詰めるように
ひとり████な夜
今夜も僕はひとりぼっちさ
君が███あの日から
忘れられた僕はひとり
暑い
熱い
眩暈がするほどに█い真夜中
うるさい秒針にそっと口づけて
唇の冷たく硬い感覚に幻滅した
馬鹿みたい
部屋にこもった酒の匂い
足取りも覚束無いまま夜空を見る
█████なればいいさ
高速道路の騒音も
小鳥の囀ずりも
新しい朝も
みんな僕を███ゆくから
闇夜の棘に突き刺して
赤ワインみたいな血を流す████
そっと煙草をふかしては
手の甲の擦り付けて
煙のように
消えることもままならないのは
██のせい
君の後ろ姿にときめいちゃってる私は
馬鹿なのかしら
君と一緒にいたいなんて思うことは
無謀なのかしら
君の思わせぶりな態度を気にするなんて
私らしくないわ
ああ、
悔しいわ
悔しいわ
私が
私の心が
君色に染められていく
大██なひとに会う予感
その███に雷、
████カラーは薄桃█
東の方角に█有り
██████でごわごわ
確信もないのに███だなんて██しいの
█の█詞より
『 アchi志らシク生██のよ 』
※この詩は新言語秩序によって検閲されました。
切れるように青い空
宇宙から寒さが直接伝わるようだ
白みがかる路を自転車で漕ぐ
真空中では太陽の熱は伝わるのだろうか
ようやく冴えてきた頭で少し考えて
答えを出さないまま漕ぎ続けた
冬の日本の朝は
太陽に導かれて動き始める
熱を帯びてゆくこの時間帯が
ただ愛おしい
君が
あー、過去に戻りたいな
ってゆうから
僕じゃまだ君を満たせないのかなんて言わず
そうだね
って作り笑いでごまかした