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1

目印

あなたを見つける目印は
青い大きな水筒
冬でもいつも大きな水筒を片手に持ってる

あなたを見つける目印は
顔を隠す大きなマスク
前にプライドがあるって謎なことを言ってたけど
あなたの顔が見えないのは 
寂しいな

あなたを見つける目印は
その口を手でおさえて話す癖
他の女の子と話すときもおんなじで嫉妬しちゃう

あなたは自分でも言っていたけど
本当に優しくて
だから人気者で
近づくすきもないけれど
私はあなたを見つけるだけで
大好きって気持ちでいっぱい

私があなたを見つけたときは
そわそわして前髪をおさえてしまう
好き、がどんどんつのってしまう

はやく、気づいて。
お願いだよ。

5

青い夏

誰もいないはずのプールサイド。今年初めて水を張った今日。僕はふらっとプールに向かった。

ぴちゃん、ぱちゃん、ぱしゃん。プールから音が聞こえた。不思議に思いながらプールサイドに出る。まず、目に飛び込んできたのは、青い硝子玉のように美しい空を反射する真新しい水。そして一人の少女。
「西城さん…。何やってるの…?」
なに聞いてんだ…。一人でため息をつく。見たら分かる。水に足を浸けてる。西城さんと話すことは今までほとんどなかった。感じた違和感は夏の空に似合わない白い肌だった。黒い長髪を揺らして振り返る。
「何って…。死のうと思って。」
冗談とも本気ともとれない表情で言い放った。
「死ぬ…?」
「冗談だよ。こんなとこで死のうと思って死ねないでしょう?本気にしちゃって、君、面白いね」
「西城さんって…変な人…?」
「ふははっ。そうかもね。梢でいいよ。西城さんって固い。この際仲良くなろうよ。」
「梢…は本当は死にたいと思う?」
「誰だって思うんじゃないかな。君もあるでしょう?意味もなく死にたくなるとき。」
「あるかも…しれない。」
「一回死んでみようか。」
「え。」
梢がプールに飛び込む。
「はっ?何して…。」
「ぷはぁー!!気持ちいいよ!!」
僕の手を梢が引っ張る。
「うわぁ⁉」
顔を上げると濡れた髪が気持ちいい。馬鹿だと思った。青すぎて笑っちゃいそうだった。というか実際笑ってた。
「どこが死んでるんだよ。」
「うじうじ考えてても仕方ないからそういう考えを殺した。」
「そっか」
梢がプールサイドに上がって鞄からバスタオルわ出す。
「何で持ってるんだよ…」
「え、逆に君は持ってないの?」
「当たり前だろ…。」
「貸すから、拗ねないの。」
「拗ねてない。」
梢はバスタオルを被ってフェンスの外を見て呟いた。
「私、生きるよ。君の生きる世界で、生きてみる。もー…君のせいだよ?私が死ねなかったのは。」
なぜか声が震えていた。

2

LOST MEMORIES ⅢCⅢⅩⅡ

「お嬢さまの中で私は一体どういう位置づけなのですか。」
「……言ってもいいの?」
呆れたようなチャールズの問いかけに、一応尋ねる。傷ついても知らないよ?と微笑んで。
「……やめておきます。」
小さいため息に、ふたりは顔を見合わせて笑う。
瑛瑠がチャールズをどう思っているか、そんなの言うまでもなく信頼しているし、それをチャールズも知っている。
そして、言葉にしてしまうと何か違うような関係。
そんな茶番を経て、チャールズは口を開く。
「お嬢さまの質問は、ジュリアに何かしたのか,でしたね。
とりあえず答えますと、心当たりしかないですね。」
瑛瑠は思わずチャールズの顔を凝視する。否定しないどころが全面肯定である。
「彼女にはたくさんの“何か”をしたので、何を指されているのか分からないというのが正直なところですが。」

2

誰かへ。

明日がくることなんてわからないのに。

明日死ぬかもしれないのに。

「じゃあね」って 「またね」って

軽々しく言う誰かのために

歌っている。

3

Happy Birthday

「また一歩死に近づいたみたいだね」

そう言って君は不敵に笑った

それは1年に一回

忘れていようがやってくる

僕らの有限の時間を

忘れないように

ここまでの道のりでの支えを

忘れないように

今日は君が生まれた日

そして

彼が旅立つ日

0

凍てつくような寒さじゃなくて

染み入るような寒さ

あなたが寄越した視線は

冬になるたび蘇る

今ではこんな僕も

かつては堂々たるピアノ弾きだった

もううまく笑えなくなった顔を

あんなにもほころばせていたこと

冬が来る度思い出す

消し去りたい思い出たち

明日は続くというのなら

もうこんな思い出なんていらない

0

裏山

生徒会のお友達が、部活の先輩の神対応話を話してくれた。
すっごくいい人だねって会話ができたのは嬉しいことだけれども、生徒会のともどちが羨ましくなってしまった。
いやいや、先輩だよ。
いやいや、違うし。。、

1

歌の詩

12月に入り消されてしまったのでもう一度。

皆さんこんにちは。fLactorです。
突然ですが企画を行います。
皆さんはそれぞれ好きな曲があると思いますが、その中で気に入っているフレーズを使った詩を作ってください。
曲調を踏まえた詩にしてもいいし、あえて曲の感じを裏切るような詩でもいいです。

ちなみに僕は、ユニゾン先生の「オリオンをなぞる」の一節「オリオンをなぞる こんな深い夜」や、Aimerさんの「蝶々結び」の歌詞(こちらは全体の歌詞)が好きです。

タグは歌の詩(うたのうた)でお願いします。
曲のタイトル及びアーティスト名はどこかに入れること。題名や詩の前後、タグなどどこでもいいです。
恐らく僕の知らない曲とかも出てくるので申し訳ありませんがレスを全員に送る事は難しいです。好きな曲で書いている詩を発見したら積極的にレスしてください。
念の為ですが著作権とかに触れない範囲で引用してください。

皆様のご参加、心よりお待ちしています。

0

創作単語

lonelyとは、寂しい という意の形容詞
lonelinessとは、孤独 すなわち、寂しいの名詞系

では、
lonelilessとは?
lessには、〜ないという打ち消しの意味がある
寂しさの無い、ということか。

でもそれは、私にとってlonelinessの裏返し。
だから結局、寂しいの。

2

私の憧れ、それはヒーロー.

「綺麗なものを見ると、その日がいい日になる気がするの」
1匹の蝶を見てそう言った彼女は、正体を隠したヒーロー.
そして、私の指針で、永遠の憧れ.

彼女はもちろん強いのだけれど
強いだけが正義ならばヒーローなんて要らないし
今 手を差し伸べるのは
「ちっぽけでもいい」って届けるため.

夢や希望や未来を信じて疑わなかった
誰かのために戦い、傷ついても諦めなかった
最後まで約束を守り通した彼女は
やはりヒーローだ.

「私は何も持っていない。でも、出来ることはある。」
これが、彼女の強さで、力で、自信で、正義.

“絶対”を“絶対”にしてしまうのは
やはり彼女がヒーローだから.
そして、やはり私の指針で、永遠の憧れ.