ロマンを描こう!
僕の筆はひねくれた線しか引けない
ロマンを描こう!
僕の絵の具は薄汚れた色しかない
ロマンを描こう!
僕のキャンバスはもうびりびりに
裂いてしまった
それでも僕のあたまは未だ
ロマンを描こう!
と云って止まない
黒に塗りつぶされた世界に住む僕
白で覆われた世界に住む君
絶対に許されない恋に落ちた
悪魔の僕と天使の君
二人が言い合うのは自分のせいだと思って、
こんなところで二人の邪魔をしてしまってごめんなさいって思ってしまって、
このどうにもならない辛い気持ちの吐き方が分からなくて、
頼れるような友達もいなくて、
悲しくて心が持たなくて、
泣きつかれて寝るまで泣き続けるしかない。
僕にとって一番親しい友人には、
僕なんかよりもっと親しい友達がいる。
母は僕より、すぐ怒る義父を選んだ。
誰の一番にもなれない。
近くにいると迷惑になる。
だから、ほんとは孤独が怖くて嫌なのに、
孤独しか選べなくなる。
いっそのことみんな僕を無視してくれたら、
僕もその一瞬傷つけば、
あとは諦めて楽になれるのにな。
変な期待なんか持たせないでよ、
甘えてしまうから。
甘えたあとにすごく後悔するんだから。
これ以上人に期待せず、
一生を終えたい。
チャールズから初めて外出に誘われた瑛瑠は困っていた。
何がどうなってこうなったのだろう。
居心地悪そうに向かいの席にいる英人と、目で探り合うしかない。
例によってここは『Dandelion』。昨日訪れたときと違うのはいるメンバー。
「謀るような真似をしてすみません。
初めまして、霧英人さん。付き人のチャールズです。いつもお嬢さまがお世話になっております。」
にこやかに話すチャールズに、困惑しつつも軽く会釈を返す英人。瑛瑠にただただ疑問の目をぶつけてくるが、もちろんこちらもわからない。
その英人の隣には、例によって無表情のジュリア。
「双方の誤解をとくために、このような謀を画策いたしました。」
つまり、チャールズに誘われたのは、はなからお出かけなんて楽しい目的ではなかったのだ。
英人がどう連れられてきたかはわからないけれど、とりあえず瑛瑠は一切悪気の色の見えないチャールズに、陰ながらじと目を繰り出すのだった。
隣にいる君が
なんか儚く感じて
明日君が君でないかもしれない
そんなのありえないかもしれないけど
透き通る肌とか
揺れる黒髪とか
触れたら消えてしまいそうだった
「みんなと離れ離れになるのが寂しい」
「卒業なんかしたくない」
嘘だ
全部嘘だよ
早く抜け出したいよ
辛いことからやっと開放される
これでさよならだ
せいせいするよ
全部、嘘さ
ここにはいない未来の私
新しい土地で頑張ってるのかな?
友達出来たかな?
今まで出来なかったこと楽しんでるのかな?
目標へと1歩踏み出せてるのかな?
夢へとちょっとでも近づいてるのかな?
ここでのこと思い出すのかな?
それともすぐに忘れちゃってるのかな?
今はぜんぜん寂しくないけれど
ちょっとは寂しく思ってるのかな?
「なんて言おうかな」そんなことを考え始めるのは、ただ水に当たるだけの静かな時間だ。僕は明日言いたい、いや、言わなければいけないんだ。だって、早くしないと僕の心は君の瞳の眩しさに焦がれてしまうようだから。何回も何回も推敲して声に出して言ってみて、こうやって、文章にしてる僕。客観的に見てバカらしくもなってみたりして...。大事なのは、僕の客観視ではなく、君の主観視なのにね。今の僕の詩、
空蝉の ような僕に すみついた
連絡もできず 独りなく夜
君に嫌われようとも僕は言う、純粋なこの2文字をただまっすぐに...。
こんなこと書いたら、今度の書き込みの文章でみなさんに、結果知られてしまうわ。まぁ、いっか。書かないとやってられないんだ。そうしないと、僕の存在すら危うい。この気持ちが大きすぎてさ(笑)
きらめく瓶のなか
時間がとろりとろりと溶けてゆく
原形を留められなくなった秒針の雫は落ちて
刹那の歪を作っては呑み込まれていった
動かない短針はいつまでもきっと午後三時
新陳代謝を繰り返して君は
全く知らないお人形になってしまった
同じ時間を隔てて僕も
今
知らない君とすれ違う
僕は君を知らない
君は僕を知らない
小瓶のなかでゆっくりと微睡みながら
甘い甘い毒を吸い込んだ
甘ったるい中枢
幸福も不幸も奪われてしまった
嗚呼どこかに落ちてゆく
奈落の底に着地するのかな
このまま溶けて消えるのかな
他人事みたいに微睡みを食べ尽くす
秒針を完全に失った時間は
きっといつまでも午後三時
みなさんこんばんは相も変わらぬmemento moriですちょっと最近忙しくって全然まとめられておりません本当に申し訳ないのですができれば来週の月曜日まで待ってくださらないでしょうかもし可能であれば明日にでもあげるのですがすこしそれができない可能性もございましてつきましては土日を挟んだ月曜日まで猶予をくださればと。
あいすみません。