ゆうやけこやけの17時の鐘
見上げた夕陽は燃えるよう?
からすといっしょにみなかえろ
少しだけ、煙のにおい
冷たいよるが来る前に
ここからはやく立ち去ろう
君は夕陽に飛び込んで
僕はここに立ちすくむ
「行かないで。」
ねぇ聞こえていますか?
私は君と出会えてよかった
この想い届いてますか?
一緒に過ごしてきた時間の中で
嬉しいこと・悲しいこと・辛いこと色々あった
その思いをグラフに表してみた。
君からもらった愛に関する感謝が
この中にデータに入ってます
これがホントの愛pad
妖狐には大きく分けて二種類ある。それが、善狐と野狐。善狐は読んで字のごとく善い性質を持ち、野狐は悪い性質を持つ。これだけでも抽象度高めだが、性質は逆転することもあるようで、名ばかりなのも否めない。
さらには、年齢別のランクもある。
一番若く下位の種は阿紫霊狐。名前はこんなんだけれど、普通の狐のことである。
次の位が地狐。これが一般的な妖狐であり、野狐はここまでしかいけない。
善狐のみこの上へ立つことができるが、その次の位を仙狐または気狐という。
そのさらに上が天狐といい、神通力を使えるようになる。
そして最高位が空狐であり、狐としての肉体を持たず、御先稲荷を引退し隠居する。
──そして、姿は人間となる。
会いたいひとたちの顔が次々に浮かんでは消えていく。
今夜はきっと眠れない。
楽しみな日の前の夜。
せわしない
たいようの下では
きっとバカにされてしまうような
誰かにとっては
意味をもたない偶然に
ぼくら
名前をつけよう
大切ななにかを
そっと本にすべりこませる
あのドキドキのような
小さな幸せが僕らを包むように
月明かりでひと晩眠れば
明日にはきみの
きみだけの銀河のつまった栞が
そこにはさまっているから
だからどうかそのままその奇跡を
大切に持っていてください
「ねぇ~」
『ん?』
「ゲーム楽しい?」
『うん』
「そんなに?」
『うん』
「話聞いてる?」
『うん』
「聞いてないでしょ?」
『うん』
「…」
「私の事好き?」
『愛してる』
「///」
祖母を亡くして
誰にも世話をしてもらえなくなった少女は
祖母がまだどこかで生きていると信じている。
子どもを亡くした親たちは
それを受け入れられず
それでも半分は受け入れて
子どもたちがほかの世界で元気にしていると信じている。
両親を亡くし、兄弟を亡くし、友だちを亡くし、
ただひとり生き残った少年は
いつかこの世から争いがなくなると信じている。
きっと人間は
ときにそれが狂気じみていても、哀しいくらいでも、
なにかを信じてよりどころにしないと
生きていけない生き物なのだ。
見えないところで腐れて
汚れていく
誰も気づかないまま
誰も気づこうとしないまま
人も街も
牛乳パックから滴る最後のしずく
あれはあれで、まだ最後ではない
それがそう
昨日の別れ方に似ていて
牛乳パックからはまだ
ぴちょん、ぴちょんと落ちている。
微苦笑。切れない。
今日の夕陽はつめたい。
窓辺に寄りかかって
本を読む。
透明な陽光が
僕の肌にぶつかって
空気をまるで乱すことなく
僅かな熱を残した。
ページを弄ぶ。
優しいほむらが包み込む。
つめたい夕陽のあたため方。