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夕焼け

ゆうやけこやけの17時の鐘

見上げた夕陽は燃えるよう?

からすといっしょにみなかえろ

少しだけ、煙のにおい

冷たいよるが来る前に
ここからはやく立ち去ろう

君は夕陽に飛び込んで

僕はここに立ちすくむ

「行かないで。」

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届いてますかこの気持ち

ねぇ聞こえていますか?
私は君と出会えてよかった
この想い届いてますか?

一緒に過ごしてきた時間の中で
嬉しいこと・悲しいこと・辛いこと色々あった
その思いをグラフに表してみた。

君からもらった愛に関する感謝が
この中にデータに入ってます

これがホントの愛pad

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LOST MEMORIES 415

妖狐には大きく分けて二種類ある。それが、善狐と野狐。善狐は読んで字のごとく善い性質を持ち、野狐は悪い性質を持つ。これだけでも抽象度高めだが、性質は逆転することもあるようで、名ばかりなのも否めない。
さらには、年齢別のランクもある。
一番若く下位の種は阿紫霊狐。名前はこんなんだけれど、普通の狐のことである。
次の位が地狐。これが一般的な妖狐であり、野狐はここまでしかいけない。
善狐のみこの上へ立つことができるが、その次の位を仙狐または気狐という。
そのさらに上が天狐といい、神通力を使えるようになる。
そして最高位が空狐であり、狐としての肉体を持たず、御先稲荷を引退し隠居する。
──そして、姿は人間となる。

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ぐるぐる

会いたいひとたちの顔が次々に浮かんでは消えていく。
今夜はきっと眠れない。
楽しみな日の前の夜。

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四葉のクローバー

せわしない
たいようの下では
きっとバカにされてしまうような
誰かにとっては
意味をもたない偶然に
ぼくら
名前をつけよう
大切ななにかを
そっと本にすべりこませる
あのドキドキのような
小さな幸せが僕らを包むように
月明かりでひと晩眠れば
明日にはきみの
きみだけの銀河のつまった栞が
そこにはさまっているから
だからどうかそのままその奇跡を
大切に持っていてください

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キュンキュンしようぜ?

「ねぇ~」
『ん?』
「ゲーム楽しい?」
『うん』
「そんなに?」
『うん』
「話聞いてる?」
『うん』
「聞いてないでしょ?」
『うん』
「…」
「私の事好き?」
『愛してる』
「///」

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それでも生きている

祖母を亡くして
誰にも世話をしてもらえなくなった少女は
祖母がまだどこかで生きていると信じている。

子どもを亡くした親たちは
それを受け入れられず
それでも半分は受け入れて
子どもたちがほかの世界で元気にしていると信じている。

両親を亡くし、兄弟を亡くし、友だちを亡くし、
ただひとり生き残った少年は
いつかこの世から争いがなくなると信じている。

きっと人間は
ときにそれが狂気じみていても、哀しいくらいでも、
なにかを信じてよりどころにしないと
生きていけない生き物なのだ。

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今日も世界は

見えないところで腐れて
汚れていく
誰も気づかないまま
誰も気づこうとしないまま
人も街も

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牛乳パック

牛乳パックから滴る最後のしずく

あれはあれで、まだ最後ではない

それがそう

昨日の別れ方に似ていて

牛乳パックからはまだ

ぴちょん、ぴちょんと落ちている。

微苦笑。切れない。

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読書:夕

今日の夕陽はつめたい。

窓辺に寄りかかって
本を読む。
透明な陽光が
僕の肌にぶつかって
空気をまるで乱すことなく
僅かな熱を残した。

ページを弄ぶ。
優しいほむらが包み込む。

つめたい夕陽のあたため方。