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LOST MEMORIES 420

「そういえば、チャールズさん。」
「はいなんですか、お嬢さま。」
綺麗にすべて食した瑛瑠は、コーヒーの入ったカップを手にしながらチャールズを呼ぶ。ちなみに、コーヒーはチャールズが新たにいれてくれたものだ。
返事をしたチャールズは、皿を片付ける。
瑛瑠は構わずに続けた。
「ジュリアさんて、ひとつ年下なんだよね。」
質問ではなく確認だ。
「ええ、そうですよ。」
もちろんチャールズからは肯定しか返ってこない。
そうてい通りと瑛瑠は続ける。
「ジュリアさんは、中等部に派遣されたの?」
すると手を止めて、チャールズは顔をこちらへ向ける。
「いえ……年齢を偽って、同じ学年としてこちらへ参りましたよ。」

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 2.コマイヌ ①

寿々谷市には、正直言って学生が遊べるようなところは非常に少ない。
遊べるところといったら―例えば寿々谷駅近くのショッピングモール。
寿々谷駅から徒歩5分のところにあるショッピングモールには、週末になると多くの学生が集まる。
わたしだってその1人だ―だが残念ながら、一緒に行けるような友達はいない。
中1の最初のうちは、少ないながらも友達はいたのだ。―だが、いつの間にか、わたしは1人になっていた。
中2になってもその現状は変わらない。自分なりに努力してるはずなのに。
どうにか周りの人となじもうとするけれど、上手くいかない。
おかげさまで、学校は楽しいと感じないし、部活も完全にサボっている。
誰からも相手にされないから、誰も自分のことを必要としていない。むしろいなくても変わらない。自分の存在意義はないと信じるようになっていた。
でも、そんな自分にも、わずかな楽しみというか―習慣がある。
それは毎週末、ショッピングモールにある本屋に通うこと。
別に商店街の本屋でも良いのだが―ショッピングモールの本屋のほうが大きく、品揃えも豊富だから、よく通っている。
本を買うことは少ないけれど、気になった本を立ち読みしたり、ただただ棚を眺めたりしているのが結構楽しい。
今日は珍しく気に入った本があったから、レジで精算を済ませたところだ。
店員から袋を受け取って、本屋を出て、ショッピングモールの出口に向かおうとした時、わたしはふと足を止めた。

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ねえ、素敵な友情ね。
いつもおしゃれとひとの噂と次に誰を仲間外れにするかの三択の会話。
グループの誰かがトイレに立ったらついていく。
あら、ごめんなさい、トイレ以外でもずっとね。
無理して笑って話を合わせて、自分のキャラと居場所を必死で守って。
正直私にはそういうことをするメリットがひとつも分からないけれど。
だけどそうしてでも一緒にいたい友達なんでしょう?
あら、違うの?
それじゃあひとりでいたくないだけ?
なんだ、案外しょうもないのね。
…私になにが分かるのって?
言ったでしょう、なんにも分からないわよ。
けれど、ねえ、今のグループから一度離れてみたら?
あなたももういい加減うんざりしているんでしょう?
え?それでひとりになったら?
私が一緒にいてあげるわよ。

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今日より明日。過去より未来。

何もできなかった
が事実だとしても

何もできなかった
から

次はどうしたいのか
が大事なのではないでしょうか

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キセの今日の振り返り

卒業式の設営完了!!私は黒板に絵を描いた。
すごく疲れたし、色々あったけど
結果上手くいってよかった。三年生が卒業アルバムに寄せ書きをしたりしているのを見ると、卒業するんだなぁと改めて実感する。
少し怖くてあんまり好きな先輩じゃなかったはずなのに少し寂しいのはなんでだろう。
感謝の気持ちを込めて卒業式をしたい。

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無題

クラスメイト「殺すぞ!」
僕「やってみろよ!全力で逃げんぞこの野郎!」
クラスメイト「よしじゃあ殺ろう」
僕「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

今日も平和だ。

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卵焼き丼

なんとなく、だった。
朝ごはんでも定番のご飯と卵焼き。
決して今まで気がつかなかったわけではない。
でも、これを別々に食べるということに少し面白みがなくなってきたのだ。
いっそあわせてみたらよくね!的なノリで丼にしてみたのだ。
ご飯に卵焼きをのせ、マヨネーズと醤油を少々。
そしたら、ふつうに美味しくて。
大した発明でもなければ、これというほどの発見でもないのに、嬉しかった。
オムライスも親子丼もすごく美味しいけど、この卵焼き丼も美味しい。
もういっそスクランブルエッグとかものせてみようか。
あぁ、楽しみだ。