君の着メロひとつで
たくさんの色が目を覚まして
世界は彩やかになっていく
君が居ないとはじまんないよ
五月蝿い街のド真ん中
ほら、革命のスタートだ
いつものように作業着に着替え、部屋から出て階段を下りたら、三毛猫がいた。
あー、三毛猫だー、と思ってしばしぼんやり見てたら。
どこからか、きゃーっという叫び声がした。
ああそういえば今日は日曜日だったと気づいて部屋に戻った。
夕刻、空腹を覚え、中華料理店へ。
厨房に、明らかに中国人とわかる男が三人。ホールに、女の店員が二人。一人は、茶色い髪の巨乳。もう一人は銀縁の薄いフレームのメガネをかけた黒髪の背の高い美人。カウンター席に案内される。
隣のじいさんがやたらとからんでくる。客がはけてきてカウンター席に俺とじいさんだけになったタイミングで美人店員が訛りのない日本語で、奥の席に移りますかと言ってきたが、いや大丈夫だとこたえた。厨房では中国語でやりとりをしていたので、おや、と思い、紹興酒のロックを追加注文したときに、中国語上手だね、と言ってみたら、笑って、中国人です、と言った。
バイト終わりは一一時だと言った。近くのバーで待ち合わせることに。
「日本に知り合いもなく一人なんて、寂しくないのか?」
彼女は笑って言った。
「寂しいというのは感情です。人間だったら感情ではなく心を持たなくては」
そうか。そうだな。
「お客様、起きてくださーい。閉店です」
目を開けると、メガネ美女が俺の顔をのぞき込んでいた。俺は、ああ、すまん、と言って顔をこすった。俺の顔は、潤いがなく、かさかさしていた。
スマホのカメラで顔を見てみようかと思ったがやめた。どうあがいても、きゃーっという叫び声からは逃れられないからだ。
席替え、といえば、学校のクラス内の小さいながらも不思議と存在感のあるイベントの1つだ。
嫌いな人が近くの席になったら落胆するし、仲の良い人が近くの席になったら歓喜する。
クラスの人々の様々なものが一気に浮き彫りになる、そんなイベントだ。
でも、わたしは誰が隣になろうと、誰が前になろうと後ろになろうと、あまり気にならない。クラスに仲の良い人なんていないのだから。
特別嫌いな人とかもいないから、わたしにとっては何も思うことのないイベントなのだ。
今日の6時間目は席替えで、クラス内は朝からちょっと浮かれ気味だった。
わたしはそんな人々を気にせずこの間買った本を読んだりしていたが、耳に飛び込んでくる席替えの話を聞きながら、時々こんなことを考えていた。
―”彼ら”は、自分のクラスのことを、どう見ているのだろう。
形式上の”友達”―と言うべきなのか少し怪しいけれど、この間なんとか仲良くなれた”彼ら”は、席替えで浮かれていたりするクラスを、どう思っているのだろう。
もちろん”彼ら”はみんな違う学校だし、尋ねてもきっと教えてはくれない。
―でも、”普通の人”である自分とはまた違った風に周りを見ているのだろう。
夏がやってくる
君の帽子をさらって
何もかもを溶かして
この世界には何かが足りないだなんて
大人ぶって叫んでみたりして
プールに飛び込むような
夏がやってくる
飲みかけのコーヒーが少し苦い
どこに行っても君の笑顔が残ってる
突然君の声が聞こえてくる
ああ僕は君に支配されたようだ
僕にできることは何もないのだから
何をすればいいのだろう
ポツリと聞こえ来そうな空を眺める
上から順に読めば、初恋(風)
下から順に読めば、終恋(風)
トライしてみました‼︎
もっとこうすればいいとかレスください‼︎
君が笑う度に
僕のなにかが消えていく
君が笑う度に
僕の視界が滲んでく
君が笑う度に
僕の笑顔が消えていく
君が笑う度に
僕が壊れていく
どうしてだろうね
貴方の隣にいるだけで
私は笑顔になれるのに
貴方の隣にいるだけで
私は何かを失っている
貴方の隣は私の物なのに
私は淋しくなっている
貴方のためなら
私はどうにでもなれる
どうしてでしょうか
僕は
私は
何を
間違えた?
皆さんこんばんは。どうもお久しぶりのmemento moriでございます。
さてさて、タイトルにもございます通り、連歌の話をしたいと思います。
四月から始まった連歌でしたが、当初十周という無謀な目標を設定していたのに対して、僕がトンズラしている間にはたりと止まってしまって二周、というのが一応の現状です。
そこで、やむなくといいますか、このままふわふわとしたまま自然消滅、という形よりも、きちんと締めた方がいい、という僕の主観から、一旦ここで打ち切るということにしたいと思います。
反論等ございましたらこの書き込みのレス欄にお願いしたいのですが、今週中に無かった場合、正式に打ち切り、としたいと思います。
残念ではありますが、今回で終わりということにはしたくない、というのも正直なところでございます。第二回をお待ちいただくか、いっそ主催をお願いしたいです。(僕の仕事も減りますしね笑)
あと、業務連絡ですが、近いうちに第二回ショートポエム選手権を開催したいと思っています。こんなお題がいい、審査員をやりたい、もっと縛れ、弛めろなど、様々なご意見、お待ちしております。そういったこともこのレス欄にお願いします。
ではでは。ブロッコリーはマヨネーズ和え
memento moriでした。
誰かを 愛し 誰かに 愛される
なのに
いつからか
誰かを嫌い 憎む事まで覚えて
意味のない傷を平気で付ける
なのに何も気づかず
僕らは生きている
誰かを傷を付け
誰かに自分の傷を癒してもらいながら生きる
都合のいい生物
五月の夕暮れ
時間が狂う
久しぶりに歩いて帰ると
一人なのが余計に寂しくなる
今日は友達と言い合いになった
明日は二人で笑い合えないな
私、君がどうしても理解できないの
でも、君も私を理解できない
五月の夕暮れ
あのオレンジと青空が
溶け合わないように
青空から雨が降るように
私たちの時間が狂う
何かに反して生きるものは 強く美しく
突き抜けて反するものは
強く美しい
どうして
なんで
上手くいかないの
自分だけ
毎日追い込まれて
最近は家だけでは抑えきれなくて
学校でもおかしくなって
授業もまともに受けれなくて
全部上手くいかなくて
突然襲ってくる
あの気持ちは
突然思い出す
あの気持ちは
突然泣きたくなる
あの気持ちは
どうすれば楽になる?
人に話せてるよ?
助けを求めてるよ
なのにどうしたらいい?
どう生きたらいい?
なにが正解?
なんで。
消えたくなっちゃうのかな。
「また失敗か……」
異臭を発する薬品が出来たのはこれで何回目だろうか。数えきれないほどの失敗を繰り返して、何年経っただろうか。
……この身に呪いを受けるのは、何回目だろうか。
* * *
最初の呪いは、人の声。
僕のことを化物だと恐れ、悲痛に叫ぶ声。鱗に覆われた体を見てそう思うのは、仕方がないとは思うけれど。必要のなかった呪いは僕の心を蝕んだ。
そんな時に、君は現れたんだ。
僕のことを見ても恐れることなく、無邪気に笑いかけてくれたんだ。
あれから君は、毎日のように声をかけてくれた。小さかった君が成長して、大きくなって、白髪も生えて、しわくちゃの手で僕の手を握ってくれるまで。動けなくなってしまうまで。
* * *
痛む呪いは、別に気にならない。
君が動かなくなったあの日から、君以上の傷も、君が笑ってくれない以上の呪いも、存在しないのだから。
さあ、また薬を作ろう。
君のことをもう一度笑わせてみせるから。
僕は君の死体に向けて微笑む。
「瑛瑠、おはよ!例の女の子って、黒髪お団子の超絶美少女なんだよね⁉」
学校に着くなり、元気な歌名がすごい勢いで瑛瑠に突撃してきた。
「そ、そうですけど……もしかして、会ったんですか?」
「たぶんっ……!」
目をたいそう輝かせた。わからないでもない。本当に例の女の子であれば、そういう反応をしたくなるほどの可愛さであった。
「どこで?」
「神社!」
神社。第一回会議(仮)で、とりあえず来週,なんて無責任に放り投げられた“神社”だろうか。歌名が、英人に見てもらいたいと言った、地域でもスピリチュアルなスポット。
「さすがに今回ばかりは、ちゃんとそこへも目を向けなければなりませんね。」
終わってから気づくんだ
どれだけあの日々が暖かかったかを
終わってから気づくんだ
どれだけありがたかったかを
神さまありがとう
もっとうまいこといけてたらよかったけど
これはこれでよかったよ
幾転生繰り返す中でたった一度きりの恋だったよきっと
愛される喜びは
きっともう死ぬまで忘れない
一番の思い出
あぶらの弾ける音
みずが流れる音
あなたの笑い声
私の耳には心地よかった
どうしようもない
焦燥感と
どうにもできない
劣等感と
なんとも言えない
この想い
すくいようのない
この僕を
助けてはくれないか