「いや、そういうのじゃないけど」
彼女はキョトンとした顔で答える。
「まぁそういうのもあるけどさ、なんかもうそれでもいいかな~って。ほら、結構仲良くなってるし」
…そうなのかな、とわたしは彼女から目をそらした。わたしはそうとは思わないんだけど…
―でも、それでもいいかもしれない。
普段は話し相手はほとんどいなくて、割と退屈してたから、別に悪くないかも。
まぁ笛吹さんの取り巻き達がどう思うか分からないけれど、時間が経てば大丈夫かもしれないし。
そう考えると―純粋に、彼女と”友達”になってもいいような気がした。
一応、彼女は普通の人じゃないから色々気を付けなきゃいけないけど。
「…別に、それでももいいよ、別に」
「…ほんと?」
彼女はキラキラした目でわたしの目を覗き込む。
「うん、まぁ、お友達で…」
そう答えると、彼女は嬉しそうに笑った。
「ほんと⁈ 嬉しい! じゃあ不見崎(みずさき)さん今から友達ね!!」
いつの間にか、笛吹さんはわたしの手を握っていた。
露天風呂のような心地よさ
さきからなかまで溶けてくようで
電話を取りあげるけど、
どうせ誰も出てくれない。
妹だってきっともう寝てるだろうし
焼酎の缶が台所に転がってて
手を伸ばすけど
どうせ誰も引き止めてくれない。
いいんだ。
だからもう
嘘でもいいから貴方が最後。
ごめんね。
………寝ようか。
机の上には真っ赤なりんご
1つ1つ文字を刻むから
そこを動かないでよ
今すぐに貴方を撃ち抜きたいから
今日の放課後、部活は休むね。
久しぶりにリクエストさせてください!
お題は
しりとり
1行ずつしりとりになっているものを読みたいです。
私も前にやったのですが、結構難しかったです…
タグは
しりとりの詩
でお願いします!!
安芸「あれ、こんにちはチャチャさん。奇遇ですねこんなところで」
伏見「お、おう、お華さん、奇遇だね……」
安芸「こんな所で何をしてるのです?」
伏見「うっ、いや、それは……」
安芸「んー、具体的には、10代女子向けの雑貨店の前で何をしてたんですか?」
伏見「うあー、仕方無い。話してしまおう」
安芸「はい」
伏見「いやさ、君、もうすぐ誕生日じゃない」
安芸「はい、7月13日です」
伏見「そう、明日なんだよなぁ」
安芸「何故に知ってるのです?」
伏見「……キタさんに聞いた………」
安芸「あの人でしたか」
伏見「で、話を戻すけど。まあ折角だから君に何か贈答品でもくれてやろうと思ってね。けどどうにも君のような子の好みは分からなくって」
安芸「へえ。それはなんか、照れますね…」
伏見「ちょうど良いや。何か欲しいものを言ってくれないか?買ってあげるからさ」
安芸「良いんですか?ありがとうございます」
伏見「で、何が欲しい?」
安芸「んー………。あ、これ可愛い」
伏見「………操り人形?」
安芸「はい。この木目が浮いた、何も描いてないシンプルな顔がまた、素敵です」
伏見「へえ…(変わってるなあ)」
安芸「今の間は?」
伏見「いや、別に。じゃあこれで良いね?」
安芸「じゃあ、お願いします」
伏見「では改めて、ハッピーバースデー、安芸ちゃん。祝いの品を贈呈しよう」
安芸「はい、ありがとうございます」
伏見「この人形には僕の能力を込めたから、きっと役立つよ」
安芸「何ができるのです?」
伏見「まあ、発動しないに越したことは無いんだが、まあある種身代わりみたいなものだね」
安芸「ほう」
伏見「ああ、あとこれ」
安芸「これは…造花?」
伏見「うん。枯れない花なんて素敵だろう?造花って個人的に好きなんだ」
安芸「わあ素敵。ありがとうございます」
伏見「どういたしまして」
安芸「今日は色々と、本当にありがとうございました」
伏見「良いの良いの。気にしないで」
正しそうっていうだけで
結局数の暴力じゃないですか
世論とか世代とか時代とか風潮とか
みんなお気に入りを保存してくだけ
刺さって抜けなくなった棘
見たくないふりをしていたのね
ヘッドホン以外の音を聴きたくなくて
音漏れに傷つくひとを知らんぷり
だだ漏れ思考者の鈍感グランプリ
前世の予選を勝ち抜いて
今ここに立って語ってる
知らぬ存ぜぬを通さない
世間が許す勢論をド正論者は赦さない
制服のシャツから
鎖骨がちらりと見えるような
前の席のこの髪の毛から
制汗剤の匂いが香るような
ジリジリと照らす太陽の下で
あなたとサイダーに溺れていきたい
僕がいま舐めてる飴が柑橘系とか
君からしたらどうでもいいか
僕からしてもどうでもいいや
君のとなりだから味もよくわかんないし
僕が酸っぱくて君が甘いから
君とふたりでちょうどいい
僕らふたりでちょうどいい
好きになっちゃって、ごめんね。
気持ち悪いよね。
だけど、あなたに"好き"を伝えさせて。