表示件数
0

やさしい

疲れきったのも感じないわたし
しあわせすぎる

0

いつか

あの苦しさと痛みは
一生忘れられないかもしれないのに
あなたと会えた今日のことは
もう思い出せないかもしれない

それでも今を生きるしかない

0

わかれ

またね。
その言葉に確信が持てなくて
じゃあね。
もう会えない気がして
ありがとう。
会えて嬉しかったよ
いつか。
再会を願い

0

抱きしめる

悲しそうな お前の顔
見たくなくて 抱きしめる
泣き出した お前に俺
何も言えなくて 抱きしめる

夜は嫌いだぜ ダーリン
お前が寂しそうだから
夜はなんでか ナイーヴ
ただ 柔らかくなって

昔の人や、うさぎの飴
全部覚えてるなら
それごと もろごと

夜は嫌いだぜ ダーリン
俺はお前抱きしめる
夜はなんでか ナイーヴ
だから抱きしめる

0

きっと

気づいてたんだよね
私が泣いてることだって
上がったり下がったりした心に
気づいてて
知らないふりが1番優しいと思った
大好きだ
君のその歌声も
君と笑った色水だって
全部あったかい思い出で
だから絶対会うんだよって決めて話すの

0

夏の終わりの一夜

歩道橋から見た空
ゆっくりと暗くなっていく
ふと上を見たら
一番星が輝いていた

輝いているお店の看板
ささやく木の葉
ふと前を見たら
笑顔の君がいた

心地良い沈黙
静かに確かに流れる時間
街灯が付き始める
別れるのが嫌で
ゆっくり歩いたんだ

結局私は人といるのが好きなんだな

0

世にも不思議な人々㊸ 度を越した神職その1

と言う訳で、今回彼の大男は件の神か少年に話を聞きにやってきました。
「よー、神か少年。ちょいと話があるんだが」
「何?えーっと……確か……鈴木、いや、佐藤?ごめん、誰だっけ?」
「クラスメイト名前忘れるやつがいるか?」
思いっ切りブーメランですよ。
「まあ良いや。で、何の話?金なら貸さないよ」
「そんな話ではない。そもそも俺は人に金は借りない」
「ほう。じゃあ何だ?あ、待って、予想する。えー、あ、分かった!…いや、やっぱ分からん」
「どっちだよ。まあ、話ってのはうちのクラスの陽太郎と陽介のことなんだが」
「あー……」
神か少年は何かを察したような顔をしました。
「肯定ととって良いんだな?」
「ああ、うん。構わないよ。ということはお前もだったりする?」
随分あっさりとお認めになる。
「ああ。その通りだ」
「こんな偶然あるんだねえ。そうだ、折角だから僕の力の結晶を見せてやろう。ちょっと待って。呼ぶから」
呼ぶ?召喚系の能力?でもそれだとちょっと待つ理由が分からないしねえ。
「お、おう。……そういえば、お前の能力ってどんなのなんだ?」
「お前のは?」
「不死身の能力だと思ってもらえればだいたい合ってる」
「そう。僕の能力は、『神だと思った人間を神格化する』能力だよ」
「あー、よく分からん。要するに?」
「現人神量産」
「なるほど、よく分からないということがよく分かった」

0

晴れた日に

迷い込んだ森の奥
空にぽかりと三日月が浮かぶ夜
私は流した涙をごしっと拭って
見つめた森の木々たちに笑顔を向けるんだ
しあわせ、なんだ
森をぬけていつものように
電車に揺られて
私は
わたしは
綺麗に磨かれた気分だった

0

変わってく

あの時は
思わずに ただ毎日毎日
泣いたり喜んだりして歩いてる意思さえ感じずに
流れに身を任せてだけだったのに
気づけば僕らは
染まる色を選ぶようになってた
最初に染まってしまった色を必死に塗り潰そうと
苦しみながら
染まる色の先を見ようと 先だけを 綺麗な終わりを
自然と求めて 自らの意思で歩みだすんだ

0

泡の嬢

こんばんは
お客様 番号札を持ってお待ちください
ぼくは何番ですか?本番ですか?
それともこれは茶番ですか?
僕は貴女の何番目ですか?
看板には「今晩お背中流しませんか?」
繋ぐかどうかは要相談で
9時半前からもう後半戦
3万円なら一緒にいける?
そんなの今なら貴女にいえる?
排水口に吸い込まれながら
回る花びらのように流れてる

0

嫌がらせ。

今朝、変な箱がポストに入っていた。
表紙には安い印刷で「じんせい」の文字。その脇には、
「愛、友情、恋愛、楽しくて幸せな生活がここに!」
「生きる喜びを体感せよ!」

なんだこれ。気持ち悪い。外から中は見えず、振ってみても何が入っているかは分からない。なんの身に覚えも無かったので、嫌がらせだろう。開けずに箱は置いておいた。

パートに向かう時間になり、母親が部屋に入ってきた。
「行くついでに捨ててくるからゴミを出せ」と。
大きい袋にゴミ箱をひっくり返してガサゴソやってると、
「なにこれ。」なんて言いながら母親は、床に投げ捨ていた箱を躊躇なく開けた。

「ああ、それ朝………」



急に腹が立ってきた。死ぬほどムシャクシャしてきて机を叩いた。かと思えば、急に寂しくなって、そして悲しくなった。床に崩れ落ち泣いた。情けなく喚き散らした。そしたら何故か恥ずかしくなってきて、泣くのを堪えた。辛い。苦しい。逃げたい。逃げたい。死にたい。するとそのうち、何に対しても乗り気がしなくて、だんだんと退屈になった。つまらない。つまらない。何も楽しくない。

やっぱり幸せなんて入っていなかった。

0

タイトルが思いつかなかったから、とりあえず長文で埋めてみたねこの音楽隊です

だれか
時間のたたない空間を
作ってはくれないだろうか
怖いんだ
大人になるのが
恐いんだ
今の幸せが終わるのが
こわいんだ
この幸せの次は、とてつもない悪夢が待っているような気がして

切ないんだ
この日が終わるのが
刹那いんだ
いつかは君と別れなければいけないから
せつないんだ
何が切ないのか、
何が怖いのか、
何が不安なのか、
何もわからないから。

0

○○に自分を当てはめて #父親

親:「おい、勉強したか?」
○○:「さっきも聞いてたよ、その質問。」
親:「したかどうか聞いてるんだ。」
○○:「だからしたって。」
親:「だからってなんだ。『しました』でいいだろ。」
○○:「はい、しましたしました。」
親:「返事は一回って習わなかったのか?」
○○:「し・ま・し・た・よ」
親:「なんだその口の聞き方は。それが目上の人に対する言葉か」
○○:「なに、目上って。」
親:「俺はお前より年上で、お前は少しは尊敬しなければいけない」
○○:「は?父さんを尊敬?なんで?」
親:「お前は俺を尊敬してないのか。親は敬うものだ。」
○○:「でも父さんは敬われる人じゃないと思う」
親:「……どういう意味だ」
○○:「敬うべき人は、すばらしい、手本にすべき人のことなんだよ。『習わなかったのか?』」
親:「………」

0

envy

長い長い道半ばで
私の顔は汚れてしまっていた
震える声は弱さを表す様だ

いつも偉そうに笑うあいつも
泣き虫で優しくされているあの子も

温かいモノが離れた時
人は寂しさを感じるんだ
笑えなくなった時
人は悲しい顔でそっと布団に潜って
眠る

怠い怠い道半ばで
僕は色んなことを覚えました。
深い傷跡を引きずりながら
癒しを求めてはまた妬んでしまうんだ

いつも無邪気で笑う人気者も
本当は優しいあの子だって

暖かい日だまりが離れる時
人は寂しさを感じるんだ
大丈夫じゃないのに
無理に「大丈夫」と言ってしまう
君は

本当は辛さなんかいらないし
妬みたくもなんかないよ
でも心が勝手に動き出す
空っぽの自分に気づいた

すべてを愛すために歩いていく
哀しみもいつかは受け容れる

0

蝶々超々

ワタシ侍 癖のある声で
蝶々がいつもより楽しそう
壊れた空気の下の方
冷たくなった ひまわり

蝶々超々 綺麗な熱さ
もっときかせて 世界を止めて


飛び交った 銃弾が
好きだった 笑い顔
3センチ 無くなって
苛立ちが滴った

蝶々超々 あのこに止まれ
お花みたいに 一緒にいてよ


蝶々超々 不思議な気持ち
世界を壊せそうな気がする
蝶々超々 明日は来ない
それでも俺の隣にいてよ