先日はバレンタインでしたね~
ま、うちの学校は考査の真っ最中で、(明後日まで)
浮わついた話はあまり無かったようですが…
みなさんは、どうでしたか。
胸がキュンキュンしてしまうような
一日を過ごしたのでしょうか。
バレンタインデーって元々は
男性から女性に贈り物をする日らしいですね。
(国にもよりますが。)
女の子がチョコを渡すのも良いけれど、
やっぱり、男性からの贈り物に憧れますね…
告白も然り…。
恋愛は受け身ではいけないと思いつつ、
心のどこかでは、告白されないかなぁ…なんて。
…なんだか、むず痒い話になっちゃいましたね。
さてさて、そんな私は倫理の勉強をしながら、
お母さんが買ってくれた美味しいチョコを
もぐもぐと頬張っております。
やっぱり、チョコレートは美味しい。
…特別な人と食べるともっと美味しいんだろうか…
いやいや、いつでもチョコは美味しいよな。
うんうん。
さ、そろそろ勉強に戻りたいと思います。
ではでは。
彼氏いるの?っていう
女の子の定番な台詞に
いちいち傷ついてちゃ
生きていけないねって
分かってるんだけども
でもやっぱり嫌だよね
決めつけないでほしい
もうすぐ高校卒業
久しぶりに小学校と中学校の卒アルバムの寄せ書きをめくってみた
そこには
朗らかで
怖いものなんてなくて
堂々とした
強い私について書かれていた
高校生活は本当に楽しかったし、充実していた
けれど
いつからか周りの目ばかりを気にするようになってしまった私が少し寂しい
君の横に女の子がいて
私は君に見せる訳じゃない笑顔を作って
横目で君を眺めて
両手で持った紙袋は背中に隠すしかなかった
いつだって誰かを信じて
また期待して生きて
また裏切られて
そしてまた泣いている
もう信じないって
私という殻に閉じこもっても
やっぱり人が好きで
たまらないくらい好きで
一度嫌いになったあの子でも
もう一度好きになって
また仲直りしたくて
あの日々を取り戻したくて
また信じたくなって
また信じて裏切られて
そうして繰り返して
少女は大人になっていく
でも大人になるにつれて
少女は自信をつけていく
『人に期待せず自分を信じて生きろ』
少女が自信を持って生きるまで
少女が大人になって生きるまで
胸を張って生きれるまで
歪み笑いが消えるまで
自由帳がきらい
自由すぎてきらい
プリントの隅、机の角
なぜか上手に描けるからすき
自分を殺せる獰猛な牙が、すぐそこまで迫っていて、逃げられないけれどまだ刺さっていなくて、もはや身をよじって少しでも死を遅らせるしか出来ないけれど、まだ死を遅らせる選択肢を選び続けられる。そういう状態。
今日は一年のうちに何回かある、校外に出かけてもいい日。
生徒も教師も、買い物や遊園地など、それぞれ思い思いの場所へ出かける。
今日は朝から校舎が静まり返っている。私は朝が苦手なので昼前まで寝ていた。
ご飯を食べようと思い部屋を出ると、私のものではない足音が聞こえた。
『まさか、この時間まで寝ていた訳ではないだろうな。』
“げっ。”と思い振り向くとやはり先生だった。
「先生は出かけないの?」 『今起きたからな。』
「先生も今起きたんかいっ!!笑」
『私は教師だからな。』
「も〜。あっ、あと私は出かける相手居ないから出かけないかな。だから今起きてもセーフ!!!」
『君も私も同じだな。ご飯は食べたか?』
「まだ一食も食べてないよ。」
『じゃあ、一緒に食べよう。その後、一緒に出かけよう。』 「えっ?いいの?」
『もちろん。 私も用事がないからな。』
私達は大広間に行くとご飯を食べ、それぞれ準備をし、校門に集合した。
「先生、どこ行く?」
『君は何処がいい?二人で行くんだ。好きなところを選ぶといい。』
「何処でもいいんだったら、水族館かな。先生は好き?」
『あぁ。 じゃあ、行こう、水族館。』
︙
「先生は何が好きなの?」 『……海月。』
「じゃあ海月、見に行こう。」
フワフワ流され、キレイにライトアップされた海月を見る先生の横顔は少し寂しそうだった。
「先生は何で海月が好きなの?」
『昔、好いていた人に似ている。あの頃が懐かしくなる。』 私は少し、はっとする。
「先生にも素敵な思い出があるんだね。」
『私はもう何年もずっと彼女の事を忘れられないよ。もう二度と逢う事は出来ないのだがな。』
「せんせ、甘酸っぱいんだね。」
ニカッと笑った私の心の内を先生が知る事はないだろう。
「もう見終わったし、帰ろっか。」
『そうだな。』
“楽しかった”と物語る先生の笑顔が私の胸を締め付ける。
「きっと私には無い物を持っていらっしゃる方なのね。」私は立ち止まってそう呟いた。
『何か言ったか?』
「いいや、何も言ってないよ!今日の夜ご飯何かなって思って。」
『早く帰って確かめよう。さぁ、おいで。』
先生の元へ駆け寄る。
『さぁ、行こう。』
昔々あるところに、小さいながらもとても裕福な国がありました。その国の王様も、もちろんたいへんなお金持ちでした。どのくらいお金持ちかというと、国中の人が押しかけてきても大丈夫なくらいの大きなお屋敷と、庭師がなにを植えれば土地が埋まるのかと頭を悩ませるくらいの大きな庭と、別荘5つとを持っていて、着るものも、食べるものも、何もかもが最上級のものばかりで、それでもなお、金と銀がお屋敷から溢れかえるほどでした。そしてその金や銀は、あと100年はなくならないだろうと言われるほど多かったのです。
さて、そんな大金持ちの王様には、1人のお妃様と、3人の娘がおりました。娘たちはそれぞれ長女をローズ、次女をリズ、三女をリリーといいます。 ローズとリリーはとても気が強くて、おしゃれが大好きでした。2人は、いつも自分が1番美しいと信じていました。けれど2番目のリズは、勉強が大好きでおしゃれなんて、てんで興味がありませんでした 。リズは毎日、お父さまがつけてくださった世界で指折りの家庭教師のもとで、勉強に明け暮れていました。
そんなリズを、姉のローズと妹のリリーは馬鹿にしていました。2人は毎晩ばっちりお化粧をして、きれいな服を着て、パーティーに出かけていきました。お母さまも、リズがあまりにもおしゃれに興味を示さないので、心配していました。このころは、若い女性はきれいにおめかしして着飾って、素敵な、家柄のいい男性と結婚するのが、上流階級のきまりだったのです。女性が勉強をすることは、望まれていなかったのでした。そうして、リズを姉や妹が馬鹿にし、お母さまが心配しても、お父さまだけは、なにもいいませんでした。そしてリズも、お父さまを1番に信頼し、お父さまが口うるさく言わないのを嬉しく思っていました。
その世界の掟を、疑うことを知らなかったわたしは、ずっと切なかった。だって、何年後かに再会するような青春は訪れないということだから。
「そんなことない。
もっと、自由に想像していいんだよ」
言い方が、あまりにやさしくて、からだが透けてるって忘れそうになる。私は、ありがとうと言っていた。本当は、降りた幕の続きを想像しては幸せを願っていた。それが安らぎだった。
少女が着ていた服の、赤。心を映していた、赤。そうだね。青かったと振り返る日々の、その只中は、燃えていた。罪と罰がどうであれ。思い出せるかわからないことがどうであれ。
「わかった。おやすみなさい」