かん違いしないでよね
ちがうもん、べつに…
よるが永く感じるのとか
ふとした時に浮かぶのとか
のみ込めない吐き出せない
しんじゃいそうな妄想とか
やきもち焦がしそうなのとか
ちょっと期待してみちゃったり
ほんとにほんとに方向音痴で
こい焦がれるベクトルを踏み外してる
様
へ
「他者は自分を映す鏡だ」と教師は言った
自分は他者を映す、他者は自分を映す
これがアイデンティティの確立なんだとか
じゃあいつになったら
他人を他人として認識できるの?
じゃあどこまでいったら
自分を自分として認識できるの?
そんなことに怯える左手に握った鏡は自分を醜く映すばかり
どこまで行っても自分ならせめてスマホみたいに綺麗に映してよ
どこまで行っても他者がいないならアンチもいいねもいらないよ
僕の気持ちと裏腹に 休みたいという主張を奪うな それで犠牲になるのは、僕の心なんだよ?
ズタズタでボロボロの 僕の心見てみるかい? 鮮血と涙が溢れる傷口、引っ掻いた爪痕 僕に主張する権利はないと言ったアンタ 一言置き土産だ…
ば〜か
だいすきなキラキラ搔き集めて
わたしだけの安心安全絶対領域
解ってとは言わないよ代わって
ずぶずぶ嵌まるマゼンタの深海
見えないきみの左手に指絡めて
幸せになっていい?割れた指輪
真っ白くて何もない部屋で
この命尽きるのも悪くないけど
誰か連れて行ってくれないか
結局窓の外をまた眺めてる
僕に自家用ジェットとか
空飛ぶロケットがあったなら
空の果てまで、宇宙の果てまで
銀河の端っこまで行くのに
そうなりゃ、君も連れて行くよ
僕の隣の特等席へご案内
君も見てみたいでしょう?
そんな白過ぎる服は窮屈だろう?
永遠とか奇跡とか
そんな言葉の要らぬ世界
僕らの泣きじゃくるBGM
誰にも届かないラブレター
僕の血はきっと殺処分
ずっと耳を塞いでいたけど
たまにはイヤホン外してさ
外の世界に触れてみるのも
案外、悪くないのかもね
夢を見たら覚めないでと願う日がある
そんな夢が現実に起きても喜ぶ事はない
ゆらゆらとそよ風のように浮かぶ身体
綺麗な世界に張り巡らされた様々な嘘
覚めたばかりに苛立ちを手に入れた朝
また日常が始まるという退屈と共に
劣等という本当を添えたいつもの朝を
腐りきった自分自身で迎え入れる
儚い夢を思う存分堪能したその刹那
今日もアネモネの花が風に揺れる
君の瞳がわからない
ふたりきりできみの嘘を教えてよ
きみの心は誰をうつすの?
部屋に隠る蒸し暑さ
少しの渇きと
扇風機の回る音
薄暗いベッドの上で光るブルーライト
相変わらず月も星も見えない
カーテンから漏れる街の灯りは
捨てたはずの涙を甦らせる
明日は憂鬱でもあるが
今はまだゆっくりと夢を見ていてもいい
眠れない夜に今日を待つと
ふとあなたを思い出す
眠れない夜にあなたを待つと
ふと弱さが顔を出す
今日もあなたに会えるだろうか?
笑ってくれるだろうか?
何度も考えては切なくなったりもするけど
心配は要らない
ほら、今日の合図が
何もないこの街を染めていく
また、はじまっていく。