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キラキラ

電池切れだぜ 六等星
隣の芝が何色でも
光った色があんただぜ
無様もまた美学
当たって砕けた流星が
誰かの夜を照らすことも

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あっと

かすんだ星だけが
低解像度で浮かぶ空
風が髪の毛を
ちらほら吹き上げる

何も言わないで
僕はとなりにいる
何も出来ないで
君のとなりにいる

あっという間に 大人になれるよ
電車は今頃 眠りについて
街はお腹をすかせているから
捕まってないと食べられちゃうんだ。

何も言わなくていいよ
何も出来なくていいよ

みんな違ってみんないいなら
僕らはクソみたいでいよう
みんな綺麗で美しいなら
醜くて強い2人でいよう

君が嫌いな甘い匂いが
吐き気をさそう夜明け前
川沿いをくだる 相愛の2人
争いも眠る 郊外の2人

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ごはん

ごはんが上手く食べられない
食べても吐き気が止まらない
ぼろぼろ涙が溢れて、零れて、
少しずつ痩せていく自分の体が
惨めで、弱くて、
次第に心も、ぐらぐらと崩れてしまいそうで
布団の中でうずくまって、動けない
勉強は?学校は?受験生でしょ?
それより…それより、ごはんが食べたいなぁ。

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やさしい風船

大切な君が、僕のことを大切だと言った
大好きな君が、僕のことを大好きだと言った
僕とおんなじ気持ちだよって伝えてくれた
それだけで僕は嬉しくて、
ふわふわ空も飛べそうな、
幸せで、あったかくて、優しい気持ちになった

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全てを超越した物欲

私は何てちっぽけなんだろう

私はなんと愚かだったのだろう

今日、実感してしまった。


どんなに強いといったって鉛には敵わない

どんなに賢いといったって万物の理は解らない

どんなに速いといったって機械には敵わない

どんなに、どんなに、どんなに……

そう、積み上げたヒトの山の頂で

ヒトならざる力を得た私は、

人智を越えた力を得た私は、染々と、深く実感する


何故私はこんなに脆い何の特殊能力も
持たないヒトで有頂天になっていたのかと

ヒトの域を超えた私はそこの神だった物に

問いかけた。

返事も頷きもなにもなかった。

あぁ神さえも脆く儚く散ってしまうのか

私は何なのだろう……

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戦争の本

戦争の本を読んだ

戦争ってよくわからない
なんのためにやるのか
誰のためにやるのか

本には
「お国のために」って書いてある
戦争をやることが
国のためになるのだろうか

私にはわからない

戦争をしたことも
戦争の経験を実際にしたわけでもない
でも 戦争の話を読んだり
聞いたりすると

あたかも
目の前で人と人が戦っているような音
爆弾が落ちる音
誰かの悲鳴

そして 最後には
焼けた街の景色が目に映るような
そんな気がする

戦争をしたことはないけど
想像しただけで
鳥肌がたつ
血の気が引く

戦争の話を読んだり聞いたりすることは
苦手だけど

同じことを繰り返さないために
戦争をしないために
平和な今を守るためにも
戦争を知ることは
大切なことだ

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1歩目

「価値ある1歩目」
なんて慰めにすらなってない

結局進んだのは1歩だ
その1歩の価値をなんで誰かに決められなきゃいけないんだ!
その1歩を踏み出すことへの
勇気、迷い、恐怖、リスク、

言葉にしただけじゃ足りない…
その1歩目はどんな1歩より足が重くて
足をついたまま地面に深く埋まってしまいそうだった
とても2歩目なんて出せそうになかった…

ほんとにすごいのは
2歩目から先を出した皆さんだ…

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パラレル

私はどんな人物だろう

話によると並行世界が存在するらしい

詩人なのかな?

 何かスポーツの
指導者なのかな?

単なるサラリーマンなのかな?

分岐が分岐を呼び、

町の道路のように要り組み、

頑固な自分も

反対側では簡単に同意する

人間なのだろうか?

それとも……


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あイシてルワ

ワタしハ あなタヲあイシてル
なノニ あナたはおビエてバかリ
なにモシてナいのニ
フシぎ
ソうよ わたシハ
ナニもしテなイ
たダ
アなたノあたマのナか
こコろノなカ

シりたイかラ
「きリキザませテ?」
っテ
たのンでルダけナのに
もウ
つマンなイ
アなタハいらナイの
ウふふフふふ

さヨなラ マい だーりン

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あした

まいにち
わたしはひらがなでにっきをかく。
いつよみかえしても
あしたのじぶんがきのうのじぶんよりも
せいちょうしてるって
おもえるから。
かんじをおぼえてるだけだけど
それにいくらかすくわれるじぶんがいる。

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ひとり

有限の騒がしい世界が嫌いだったから
無限の静かな想像の世界へ浸った

空気を読むのが嫌になったから
空気を無視して私だけの空気を書いた

不愉快なものはすべて見捨てて
お気に入りだけそばに置いた

そうして創った私の世界
もちろん住人はただ一人

満足した
愛する無音が私を包む

何をしようか
好きなことをしよう

時が流れた
有限の世界は私の存在を忘れた頃かな

時が流れた
何もしないまま息をする

言葉が口からこぼれる

「さびしい」

理想を追い求めていた
理想を追い求めた先には

しょっぱい味だけがあった

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「頑張れ」

「頑張れ」と言ったら涙。
「頑張らなくてもいい」と言ったら涙。

怒り涙と嬉し涙。

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遠い君と。

やぁ、久しぶりだね。

あの頃から君は遠くにいたけど、
さらに追いつけない距離まで離れてしまったんだね。

あの頃は君に近づけそうだった。
でも今は
貴方と私の間には大きな川。

距離は近いのに心は遠い。

君はスポットライトで照らされた天使。
私はスポットライトにも当たらない悪魔。

これ以上遠くならないでなんて言えないから。
この距離が開くほど
貴方に福が舞い降りるから。

私は貴方を応援するの。

遠い君と。
取り残された私。
貴方の成功を祈って
今日も歌う。

2

HIGHWAY

30センチ定規の1ミリの目盛りの間
僕は君を自転車に乗せて
「どれくらい遠くまで行けるだろう」
なんて言って無謀な旅へ行こう

2

レミシー

ミスユー それは嘘付きの手紙
ありがたがってる 砂漠の真ん中で

レミシー きみが大切な…
大切な…なんだっけ

本当の言葉では 伝えきれないものが
きっと心のどこかにあって
ところかまわず でたらめまみれに
吐き出してみたら見つかるかしら

ドレミ 不機嫌なピアノのためいき
喉がかわいたよ さながらレモンティー

レリビー きみが大切なんだ
それだけだから それだけ…

3

心の色

取り立て何の特徴もない私の透明な心の中

でも

キミが私に発してくれたあの言葉が

私の心にすとん、と落ちて

私の知らない心になった

最初は病気かな?

なんて思ってたけど

キミと目が合うと

心がもっと染まっちゃうの

キミになら

この心の色を

見せてもいいかな?

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世界を変えただけの2人の話

「もし世界が変わったらさ、キャラメルは消えてもチョコレートは残しといてほしいな」
「そうだね」
「でも、私達の世界は今のところこの部屋ぐらいだね」
「そうだね」
「ずっと一緒にいられる世界になってほしいな」
「そうだね」
「ねえ、ずっと一緒にいてね」
「そうだね」
「うんって言ってよ」
「そうだね」
「一緒にいたいんだよ。君と」
「うん」

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疑問疑答

正しいって何?
私しかいないのに…
どうすればいいの?
誰もいないのに…

“真実を求めた…”

自分自身に迷い
自分自身を疑う…
自問自答にもがき
自問自答を苦しむ…

“それでもまだ足りないなら?”

自問自答を止めて
自問自答に答えを…
自分自身を信じ
自分自身に許しを…

“真実から逃げた…”

もう色褪せたのに…
何が見えるの?
モノクロの世界なのに…
何が必要なの?