表示件数
0

泣きっ面に猫

泣いてたら飼ってる猫がこちらを覗いた
不思議そうに自分の目を見ていた
そして顔をひとつ撫でた
いつもはそんな事しないのに
お前ツンデレな部分あるんだな
でもその優しさでまた泣いてしまうよ

0

  

孤独な私にあなたは優しくほほえんだ
あの日からあなたは私の憧れです 

先輩

あなたの後ろ姿からたくさん教えてもらいました
ひたむきなあなたは私に勇気をくれました
どんなあなたもいつも誰よりも輝いていました

ありがとう、そして大好きです

これからは私があなたのようになります

1

ポエム掲示板にお越しの皆さまへ

こんばんは。ららいちごです。

以前の私の書き込み(2/23)に応えて下さった方々、
スタンプを押して下さった方々、
本当にありがとうございました。

今日までにレスを頂いた分は、お一人につき一つの詩を作りました。
複数の案を挙げて下さった方はその中で一つ、
私の独断で選んで作らせて頂きました。


ここ数週間で、沢山書きたいものを見つけました。
普段作るのは恋の詩ばかりの私ですが、
これからはもっと視野を広げて作っていこうと思います。


今日も、明日も、明後日も、
皆さんと詩との時間が、素敵なものでありますように。
本当にありがとうございました。

0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 7.サイレントレイヴン ⑳

「…で」
本題どこ行った、とここで耀平がジト目で言った。
「そう言えばそうだった」
「確か黎に関わりたくないって言われた所までだよね」
わたし達はそう言って話の本筋に戻った。
「えーと、黎は他人と関わるのが嫌なんだよね」
わたしが改めてそう聞くと、ネロはまぁね、と答えた。
「じゃあ何でネロ達と一緒にいるの?」
黎がビクっと反応する。
ネロはうーんと唸った。
「それは…ボクらが同族だからかなぁ?」
「でも黎はそんなに付き合いのない異能力者には冷たいぞ」
じゃあ何でだろ、とネロと耀平は顔を見合わせる。
…どうやら、彼らにもよく分からないようだ。
分からないなら仕方ない、とわたしが言おうとした時、ここで師郎が口を開いた。
「…黎にとって、俺達は初めてできたマトモな友達だからじゃねぇの?」
ネロと耀平は思わず師郎に目を向ける。

0

水月、浮、水底にて衰弱。

水月に見惚れては飛び込んで随分と潜っていた。
月なんてないよ、可哀想に。

0

距離

あと数十㎝

埋まりそうで埋まらない距離

0

夢の中ですら
あの人と目が合う事は無いのか

0

信じるとか信じない。

信じるということを忘れてしまった私は1人。
天気予報と男は信じない。
それが私。全てに裏切られた私は1人。
期待はしない。そう、期待は。
求めない。そう、求めない。
これが私。
天気予報と男は信じない。

0

さよならあの日の笑顔
さよならあの日の会話も。
途中まで縫った巾着も三針目で止まっている。
貴方の手に触れたあの瞬間。
耳が赤く染まる貴方を見て希望を持った私は阿保だった。
下らなくて下らなくて。どうしようもない。
貴方を忘れよう。春風に乗せた思いは波に揉まれて明日を迎える。

1

カッコつけ

少しでも大人になりたくて
カッコつけてココアシガレットなんか咥えても
大人になんかなれやしない
そもそも子どもと大人の境界線って何だろう?
分からないまま成長していくんだろう

0

カーテン ~RN memento mori 様~

ぬるい風に撫でられて、
ほのかな色を揺らがせる。

彼の想いに蓋をして、
彼の涙を隠しては、
微かな嗚咽も匿った。

そして今日も、
淡い夕日を傾ける。

0

もうちょっと

願っているうちに遠のいていくから
どうかとりあえず今にいさせて

0

踊り場より

君は水平線
あの太陽はいじめっ子
だって、君が赤に染まる
全会一致 死刑判決

花は咲き乱れ、
鳥は高く唄う
ファンタジーになった昨日を
殺した貴方に告ぐ

ハジメマシテなんて実は無い
明日なんて今の使い回し
通り魔だって愛されていたんだ
そんなら君にもできるハズさ

今は手を叩いて笑う
足掻いたって何も変わらない
絶望が飼い慣らす
被害者代表、窓辺から乗り出して

大好きだ、大好きだ、大好きだ、世界が
大好きだ、大好きだ、大好きだ、君が

大嫌いだ、大嫌いだ、大嫌いだ、世界が
大嫌いだ、大嫌いだ、大嫌いだ、僕が 

0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 7.サイレントレイヴン ⑲

「そもそも黎は人と関わりたがらないし」
そうなの?とわたしは聞き返す。
「ボクらにも何でだか分からないけど、黎は人と関わるのが嫌いっぽい」
…そーだよね、とネロは黎の方を見やる。
黎は恥ずかしそうにちょっとうなずいた。
「過去に何かあったのかもしれないけど…ボク達が知る領域でもないし」
ネロの発言を聞いて、わたしはふと思った事を口に出した。
「ネロの能力でその辺分かったりしない?」
ネロは嫌そうな顔をした。
「…いや、それはちょっと」
どうして?と聞くと、ネロはだってさ、と呟く。
「友達の記憶は無闇に見るものじゃないし…」
ネロは続ける。
「それが原因で相手のトラウマを掘り返したら悪いし」
確かに、とわたしはうなずく。
トラウマや嫌な記憶を知られるのは弱点を晒すようなものだ。
それに、知られる側も傷つくだろうし。
「だから、ボクは友達の記憶を無理に漁らない」
それがボクの流儀だし、とネロは言った。

0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 7.サイレントレイヴン ⑱

「ネロはネコ好きだもんな」
耀平はネロの頭を撫でながら言う。
「ロヴィンがいなくなったって聞いて、おれ達も探すの手伝ったし」
異能力を使ってな、と耀平は付け足す。
「でも全然見つからなかったから、一時はどうなるかと思ったよ」
とりあえず見つかって良かった、とネロは笑った。
わたしは目の前の状況にぽかんとしてしまった。
これって事情聴取じゃなかったっけ?
「…そう言えば事情聴取は?」
「あ、そう言えば」
ネロはハッとしたように向き直った。
「…それでさ、何で黎に関わられたくないって言われたのさ?」
ネロにそう聞かれて、わたしはうーんと唸った。
正直な所、なぜ関わりたくないと言われたのかは分からない。
ネコが好きなのかと聞いたら、聞く必要ある?と言われちゃったし。
「…よく分からない」
「まぁそんなもんだろうね」
わたしの答えに対して、ネロはそう呟く。