泣いてたら飼ってる猫がこちらを覗いた
不思議そうに自分の目を見ていた
そして顔をひとつ撫でた
いつもはそんな事しないのに
お前ツンデレな部分あるんだな
でもその優しさでまた泣いてしまうよ
こんばんは。ららいちごです。
以前の私の書き込み(2/23)に応えて下さった方々、
スタンプを押して下さった方々、
本当にありがとうございました。
今日までにレスを頂いた分は、お一人につき一つの詩を作りました。
複数の案を挙げて下さった方はその中で一つ、
私の独断で選んで作らせて頂きました。
ここ数週間で、沢山書きたいものを見つけました。
普段作るのは恋の詩ばかりの私ですが、
これからはもっと視野を広げて作っていこうと思います。
今日も、明日も、明後日も、
皆さんと詩との時間が、素敵なものでありますように。
本当にありがとうございました。
「…で」
本題どこ行った、とここで耀平がジト目で言った。
「そう言えばそうだった」
「確か黎に関わりたくないって言われた所までだよね」
わたし達はそう言って話の本筋に戻った。
「えーと、黎は他人と関わるのが嫌なんだよね」
わたしが改めてそう聞くと、ネロはまぁね、と答えた。
「じゃあ何でネロ達と一緒にいるの?」
黎がビクっと反応する。
ネロはうーんと唸った。
「それは…ボクらが同族だからかなぁ?」
「でも黎はそんなに付き合いのない異能力者には冷たいぞ」
じゃあ何でだろ、とネロと耀平は顔を見合わせる。
…どうやら、彼らにもよく分からないようだ。
分からないなら仕方ない、とわたしが言おうとした時、ここで師郎が口を開いた。
「…黎にとって、俺達は初めてできたマトモな友達だからじゃねぇの?」
ネロと耀平は思わず師郎に目を向ける。
水月に見惚れては飛び込んで随分と潜っていた。
月なんてないよ、可哀想に。
信じるということを忘れてしまった私は1人。
天気予報と男は信じない。
それが私。全てに裏切られた私は1人。
期待はしない。そう、期待は。
求めない。そう、求めない。
これが私。
天気予報と男は信じない。
さよならあの日の笑顔
さよならあの日の会話も。
途中まで縫った巾着も三針目で止まっている。
貴方の手に触れたあの瞬間。
耳が赤く染まる貴方を見て希望を持った私は阿保だった。
下らなくて下らなくて。どうしようもない。
貴方を忘れよう。春風に乗せた思いは波に揉まれて明日を迎える。
少しでも大人になりたくて
カッコつけてココアシガレットなんか咥えても
大人になんかなれやしない
そもそも子どもと大人の境界線って何だろう?
分からないまま成長していくんだろう
ぬるい風に撫でられて、
ほのかな色を揺らがせる。
彼の想いに蓋をして、
彼の涙を隠しては、
微かな嗚咽も匿った。
そして今日も、
淡い夕日を傾ける。
願っているうちに遠のいていくから
どうかとりあえず今にいさせて
君は水平線
あの太陽はいじめっ子
だって、君が赤に染まる
全会一致 死刑判決
花は咲き乱れ、
鳥は高く唄う
ファンタジーになった昨日を
殺した貴方に告ぐ
ハジメマシテなんて実は無い
明日なんて今の使い回し
通り魔だって愛されていたんだ
そんなら君にもできるハズさ
今は手を叩いて笑う
足掻いたって何も変わらない
絶望が飼い慣らす
被害者代表、窓辺から乗り出して
大好きだ、大好きだ、大好きだ、世界が
大好きだ、大好きだ、大好きだ、君が
大嫌いだ、大嫌いだ、大嫌いだ、世界が
大嫌いだ、大嫌いだ、大嫌いだ、僕が
「そもそも黎は人と関わりたがらないし」
そうなの?とわたしは聞き返す。
「ボクらにも何でだか分からないけど、黎は人と関わるのが嫌いっぽい」
…そーだよね、とネロは黎の方を見やる。
黎は恥ずかしそうにちょっとうなずいた。
「過去に何かあったのかもしれないけど…ボク達が知る領域でもないし」
ネロの発言を聞いて、わたしはふと思った事を口に出した。
「ネロの能力でその辺分かったりしない?」
ネロは嫌そうな顔をした。
「…いや、それはちょっと」
どうして?と聞くと、ネロはだってさ、と呟く。
「友達の記憶は無闇に見るものじゃないし…」
ネロは続ける。
「それが原因で相手のトラウマを掘り返したら悪いし」
確かに、とわたしはうなずく。
トラウマや嫌な記憶を知られるのは弱点を晒すようなものだ。
それに、知られる側も傷つくだろうし。
「だから、ボクは友達の記憶を無理に漁らない」
それがボクの流儀だし、とネロは言った。
「ネロはネコ好きだもんな」
耀平はネロの頭を撫でながら言う。
「ロヴィンがいなくなったって聞いて、おれ達も探すの手伝ったし」
異能力を使ってな、と耀平は付け足す。
「でも全然見つからなかったから、一時はどうなるかと思ったよ」
とりあえず見つかって良かった、とネロは笑った。
わたしは目の前の状況にぽかんとしてしまった。
これって事情聴取じゃなかったっけ?
「…そう言えば事情聴取は?」
「あ、そう言えば」
ネロはハッとしたように向き直った。
「…それでさ、何で黎に関わられたくないって言われたのさ?」
ネロにそう聞かれて、わたしはうーんと唸った。
正直な所、なぜ関わりたくないと言われたのかは分からない。
ネコが好きなのかと聞いたら、聞く必要ある?と言われちゃったし。
「…よく分からない」
「まぁそんなもんだろうね」
わたしの答えに対して、ネロはそう呟く。