どうも、テトモンよ永遠に!です。
こちらは「籠蝶造物茶会」のあとがき…と言うかおまけです。
よかったらお付き合いください。
「造物茶会シリーズ」はぼくの高1の時の空想から生まれました。
ただ、元々は魔術が出てくるようなお話ではなく、人外達がいちゃいちゃ(笑)するようなお話でしたし、キャラクターもナツィとキヲンしかいませんでした(しかも当時は明確な名前がなかった)。
ただ空想の内容が少々えげつなく(お察しください)、空想している自分が辛くなってしまったために全然違うお話にしました。
それが「造物茶会シリーズ」の始まりです。
でも最初の内はキャラ名やそれぞれの設定がかなり違ったり、ナツィとセットなのはきーちゃんだったりしました。
この辺りは空想を続けている内に自分にとってよりしっくりくる方…現在の形へと変わっていきました。
ちなみにきーちゃんがナツィにくっ付いたりしているのは初期の名残りです(笑)
今回はこれくらいにしておきましょう。
いつになるか分からないけど、「造物茶会シリーズ」第3弾もお楽しみに。
また「ハブ ア ウィル」の新エピソードも絶賛制作中で、3月中の投稿を予定しております。
こちらもお楽しみに。
あと最後ですが、ぼくから質問です。
ポエム掲示板を出入りしているとここで自分以外にも小説を書いている人を度々目撃するのですが、皆さんどういうキッカケで小説を書いているのでしょうか?
ぼくはある人がここで長い長い小説を書いているのを見て、真似したくなって始めたのですが…
みんなはどうなのでしょうか?
よかったらレスから教えてください。
ではこの辺で。
テトモンよ永遠に!でした〜
あっという間に終わってしまうよ
10代も 20代も
あなたと笑い合うことも
嫌気が差す日々も
古傷に泣くことも
あっという間に終わってしまうよ
あっという間に終わらせてしまうよ
(……さて。どうしたもんか)
一応、指の先を砂嵐に突っ込んでみたが、一瞬でひき肉にされてしまった。指一本しか入れなくて本当に良かった。人型に戻ればどうせ治るからまあ問題無い。
「…………まあ破れるけどさァ……やりたくねえなァ……」
溜め息を吐いて怪獣化を一度解く。そう、この程度の障害なら、俺の異能で呼び出す怪獣であれば簡単にブチ破れる。しかし、あのレベルの怪獣は自分で化けるにはデカすぎるから、わざわざ召喚しなけりゃならない。勿論、体力の消費も結構なものになるわけで。
「……でもまあ、やらねえとだよなー…………よし、やるか」
十分に距離を取ってから、左腕を砂嵐に向け、意識を手の先に集中させる。
「……『砂鯨』、来ませい」
その言葉で、俺と砂嵐の中間の地面から『そいつ』が飛び出した。数十mはある背丈、先端が二つに分かれた幅広の尾、水かきのある手足、白色のゴムのようにたるんだ皮膚、ハクジラのような形状の頭部と口からはみ出した異様に長い牙。俺の持つ怪獣たちの中で最も巨大で、重厚で、強力な化け物だ。
「ああクソ……手っ取り早く行こう。倒れ込め」
砂鯨の皮膚は高速で回転する砂粒を軽く弾き返し、質量で押し潰すようにして、砂の壁を容易に突き破った。そして地響きを立てながら砂鯨が倒れ込んだ数秒後、あれだけ大規模だった砂の竜巻もきれいさっぱり消えてしまった。
「ご苦労、砂鯨」
声をかけてやると、砂鯨はまた砂の中へと消えていった。さて、この町を砂漠にした犯人の顔でも見に行ってやろうか。
あっという間に終わってしまうよ
10代も 20代も
あなたと笑い合うことも
嫌気が差す日々も
古傷に泣くことも
あっという間に終わってしまうよ
あっという間に終わらせてしまうよ
「第74回卒業式のお知らせ」
桜色のプリントに目を落とす。
やっと卒業だー!と喜ぶ君。
もう卒業か、と笑う私。
嬉しい。
寂しい。
待ち遠しい。
来て欲しくない。
新たな出逢いに心踊らせ、
終わりを、別れを悲しく思う。
「3-A解散まであと○○日」
気付けば残りわずかだね。
「はじまり」の日を待ち望む君と、
「終わり」の日を寂しく思う私。
きっと貴方は笑顔で手を振り
私は泣き笑いで手を振り返す
「待って」
「いかないで」
なんて、言えるわけがないじゃない。
君の未来は、君だけのもの。
桜色の君の未来に、輝かしい君の未来に、
私の居場所はきっと無い。
だけどどれだけ泣いたって
「その日」は絶対来るんでしょう?
じゃあ仕方ない、その日になったら。
さよならじゃなくて、ばいばいじゃなくて、
またねって言ってやるんだ。
いつかきっとまた、
出逢える日を信じてるから。
君の世界に、また私の居場所が出来る日を
心から待っているよ。
だから、
お願いだからさ、
「終わり」だなんて言わないで。
「下を見ると古い建物が多いね」という嫁の呟きに「京浜急行は神奈川まで、五街道の一つである旧東海道に沿ってるからね。そりゃ古い建物の一つや二つくらいはあるだろうよ」と返すと「神奈川って県じゃないの?」と訊いてきたので「幕末期の開港の話、覚えてる?」と訊き返すと「元々神奈川開港だったけど横浜になったんでしょ?」と返ってきた
「そこがミソなんだよ。神奈川は日本の大動脈、東海道の宿場町だから人が多くて京から江戸に向かう攘夷派や江戸から京に向かう攘夷派の人が多かった。そんな中に外国人居留地を設けたら紛争が起きてで国際問題になりかねない。だから、少し離れた田舎の横浜村を整備して開港場にしたのさ。でも、そんな事情を知らない他国は『神奈川開港の約束なのに横浜開港は話が違うだろ』と主張して怒った」と説明すると、「日本側は『横浜も神奈川の一部』って主張したよね?」と嫁が言うので補足して「その通りさ。でも、独立している村の名前をそれぞれ挙げて一方は開港場で、もう一方はその一部と呼ぶのは無理があったから、廃藩置県の時に神奈川県を作って『横浜は神奈川県の一部、つまり神奈川の一部だろ?』と主張して認めさせたという経緯があるのさ。そうした背景のもとで神奈川県に横浜市があるんだけど、後に鉄道を敷設した時に東海道線は神奈川の宿場の近くを通過するが駅がないから止まらないのに、駅がある横浜は貿易で栄えたものだから発展した横浜市が勢力を失った元々の神奈川を吸収合併した。そして、その名残は東神奈川とか京急の神奈川駅くらいにしか残ってないんだよ」と言うと嫁は納得したようで、「幕末の話って、私達の原点だね」と言って笑ってるので「その当時の名残を残す地域を走る鉄道で俺の原点とも、青春の集大成とも言える場所の1つに行くからね」と言って俺も笑う間に蒲田のホームに滑り込んだ
かつては帝都と呼ばれ、現在も愛する故郷、東京を防衛する為に置かれた海軍や海上自衛隊の施設の拠点であり、俺が10代になってからは俺には歴史を通じて様々な知識や教訓を与えてくれた大切な街、横須賀にはあと1時間程で着くだろう
まぁ、今ボクが死んだところで、未来わあんまし変わんないと思うし、現にこれを見てる人には関係ないことだし、、、でも、ボクが「楽しむ」ためには、まだ、もう少しだけ生きておかないとね。、、、、春までは