体高約25m。生物とも機械とも取れない奇妙な外見のインバーダの周囲を、様子見するように1台の戦闘用ヘリコプターが飛び回っていた。
「もっと寄せて! もうちょい! そっちのビルの方!」
少女の姿をしたモンストルム、ククルカンがパイロットの背後から組み付くようにしながら呼びかけた。
「3めーとる! 3めーとるくらいの位置まで近付いてくれれば良いから!」
「精一杯やっています! ただ、あまり近付くと奴の攻撃が……!」
パイロットが言ったその時、インバーダがヘリに顔を向け、その中央にはまった眼から光線を発射した。しかし、その光線はヘリの底部に触れた瞬間、反射して空中に飛び去って行く。
「ほら、どうせアイツが何してきてもサラちゃんが何とかしてくれるんだから! もっと近付いて! ちーかーづーいーてー!」
耳元で甲高い声で何度も言われ、パイロットは渋い顔をしながらもヘリを操作し、1棟の高層ビルに、僅かに機体を寄せた。
「よぉーしゴクロウ! あとは私らに任せてさっさと逃げちゃってよ」
「ああ……頼むぞ、〈アウトロウ・レプタイルス〉。君たちは我々にとって、最後の希望だ」
振り絞るように言うパイロットにサムズアップで応え、ククルカンは同乗していたもう2人の仲間と共にヘリから勢い良く飛び出した。
「…」
その場に沈黙が流れるが、すぐにハッとしたように異能力を使うのをやめたネロがメドゥーサに駆け寄る。
「メドゥ‼」
「ネロ」
メドゥと呼ばれたメドゥーサは、目を光らせるのをやめるとネロにそう呼びかけた。
「良かったぁ無事で」
一時はどうなるかと…とネロはメイに抱きつく。
「そんなに心配しなくても良いんだよ、ネロ」
わたし、”メドゥーサ”だから、異能力者だからとメイはネロの頭を撫でる。
「あの”ヴァンピレス”って子、怖くないよ」
「でも~」
「でもじゃない」
メイとネロがいちゃいちゃする様子を見ながらわたし達は暖かい目を向けていたが、ふと耀平だけが不満気な顔をしている事にわたしは気付いた。
「さて、怖がらせてしまったお詫びをしなくちゃねェ……」
「いや別に、そんなに気にしなくても……」
「『あれ』の直後にそのフォローできるの、君だいぶ大人物だよね?」
「怖がるより種枚さんへの疑問が深まったもので……」
あの眼のことといい、周囲が凍結するほどの低体温といい、ブロック塀を破壊できるほどの身体能力といい、彼女は本当に人間なんだろうか?
「さて、君への詫びだけど」
「あっはい」
「君に『身の守り方』を教えてやろうじゃないか」
「身の守り方、ですか。護身術みたいな?」
「いいやァ?」
種枚さんがニタリと笑って答え、空中を素早く掴むような動作をしてみせた。
「化け物共を追っ払う方法さ」
手の中のものを、もう片手で摘んで取り出す。それは1匹のハエだった。
「せっかくだし、実践してあげようか。霊感を使わずに、奴らを攻める方法」
そう言えば自己紹介してなかったな、と気づきました故、自己紹介させて頂きます。
ラジオネーム/猫町やたろう
種族/友人曰く「とりあえず人外」(詳細不明)
好物/油揚げ、豆腐、湯葉、蜜柑、猫、本、ボカロ
嫌いな物/トマト、カニカマ
座右の銘/人生は文学、故にエンターテイナーたれ
備考/無能
以上です。此れからも宜しくお願い致します。
桜音「皆様、明けましておめでとう御座います。今年も宜しくお願い致します。」
優「おお...クリスマスに続きまたガキが音頭取りしてんのか...」
蘭「あれ、君は食って掛かったりしないんだね。」
桜音「事実ですから。」
リンネ「本当に子供だね、全く、私と見た目は変わらないのに。」
ミル「ちなみにお幾つ何ですか...?」
光「僕は712だよ?」
優「聞いてねぇよ。」
桜音「14です。もうすぐ15ですが。」
ミル(歳下...!)
蘭「と言うか、やたろう、やたらと子供に音頭取りさせるね。何考えてるんだろ?」
光「さぁね。でも、『前回悲惨だったから、リンネには二度とやらせない』とは言ってたよ。」
リンネ「⁉︎ちょ...っ?!...あの糞眼鏡、殴り○してやる...!!」
ミル&桜音「「止めてください。」」
光「まぁ、新年早々地震もあったし。僕も気を付けて過ごすかな。」
蘭「被害に遭われた方々、色々大変かと思いますが、是非体調に気をつけてお過ごしください。」
リンネ「ねぇ、一人、無言で酔っ払ってる人居るけど。」
蘭「あっ。...善いや、置いて帰ろ。」
明けましておめでとう御座います、今年も宜しくお願い致します。
そして地震の被害に遭われた方々、先刻も蘭が申しました通り、是非体調に気をつけてお過ごしください。
やたろう
おはよう、また始まったこの1年
どんな気持ちで過ごそうか
暗く悲しい夜の果て
私は何が出来るだろう?
小さな希望は捨てないで
なんとか生きて、生きてほしい。
あなたの言葉で救われた人は沢山います。
あなたの行動で救われた人は沢山います。
暗闇に迷ったとき、あなたのその差し伸べた手に引き上げられ暗闇を引き裂くことができた。
光を浴びることができた。
私は誓います
この先何があろうとも
あなたがくれたこの光を守っていきたいと
そして身をていしてまで守ってくださったその意志を私も受け継いでいきたい
そう思っております
この書き込みは企画「CHILDish Monstrum」の〈設定〉です。
・モンストルム Monstrum
人類の敵“インバーダ”に対抗するために開発された決戦兵器。
ヒトのコドモとほぼ変わらない容姿・人格・精神を持つが、伝説上の生物・妖怪にちなんだ名と特殊能力、“怪物態”を持つ。
基本不老だが致命傷を負えば死にかねない。
軍事転用を防ぐために量産型ではなくワンオフであり、全ての個体がバイオテクノロジー大手企業の“DEM(デウスエクスマキナ/デム)社”によって開発される。
各都市圏に数体ずつ、中心都市の役所の“インバーダ対策課”に配備される。
基本的に“インバーダ対策課”の指示によってのみ出撃し、普段の行動も制限されていることが多い。
戦闘時は刀剣類や銃器などの武器を携行する。
適度な食事と睡眠、それと定期的な“メンテナンス”がなければベストコンディションを保てない。
各個体の意思で巨大な“怪物態”に変身することが可能。
しかし“怪物態”の恐ろしさやコドモのような人格を持つが故の不安定な精神などから暴走する危険があり、そういった面から彼らを恐れる人々も少なくはない。
・インバーダ Invader
異界からやって来る人類の敵。
人間大から高層ビルに匹敵する大きさまで様々なサイズのものが存在するが、総じて恐ろしい姿をしている。
種類によって違う方法で攻撃する。
知能があるかどうかはハッキリしていない。
比較的小さめな個体は通常兵器で対応可能だが、大型個体はモンストルムでなければ対処できない。
・インバーダ対策課 Invader Measuring Section
各都市圏におけるインバーダ対策の要。
各都市圏の中心都市の役所に設置される。
主な仕事はモンストルムの管理や出撃時の援護。
司令室や輸送用ビークル、ヘリコプター、各種武装を持っている。
設定は以上になります。
質問などあればレスください。
こちらは企画「CHILDish Monstrum」の〈世界観〉です(さっき次は設定とか言っちゃったけど次は世界観です、申し訳ない)。
〈世界観〉
バイオテクノロジーが発達したいつかどこかの近未来。
世界は異界より来たる謎の存在“インバーダ”によって侵略されていた。
そんな状況を打破するため、人類は叡智を結集し決戦兵器である“モンストルム”を開発する。
しかしそれは“ヒトの姿を模した怪物”だった。
圧倒的な力を以って“インバーダ”に対抗していく“モンストルム”たちであったが、“怪物態”の恐ろしさとコドモに近い精神を持つが故の不安定さから、人々に恐れられるようにもなった。
これはそんな“コドモの姿をした怪物”たちの戦いと日常の物語。
さぁ今度こそ、お次は〈設定〉です!
どうも、テトモンよ永遠に!です。
突然ですが企画です。
タイトルは「CHILDish Monstrum」。
異界からやって来る侵略者“インバーダ”に対抗するために作られたヒトの形をした怪物“モンストルム”たちの戦いと日常の物語を皆さんに描いてもらう企画です。
開催期間は〈設定〉が反映されてから1/31(水)24:00まで。
ルールはこの後投稿する設定と公序良俗を守り、投稿作品にタグ「CHILDish Monstrum」を付ければそれでOK!
作品形式・長さ・数は問いません。
皆さんのご参加楽しみにしております!
という訳でお次は設定です!
この世界は、謎の怪物“インバーダ”によって侵略されている。
異方からやって来る異形の怪物“インバーダ”は、街を破壊し人類に仇をなす存在だ。
“インバーダ”との戦いが始まったばかりの頃、人類は既存の兵器でそれらに対抗していたが、“インバーダ”の巨大化、多様化に伴い意味をなさなくなっていった。
そのような経緯から、人類は決戦兵器“モンストルム”を生み出した。
一見すると普通のコドモと何ら変わりのない“モンストルム”は、自らの意思で巨大な怪物に変身することができ、“インバーダ”に対抗することができた。
そのため人類は世界各地に“モンストルム”を配備していったのだが、彼らの存在はいいことずくめではなかった。
“モンストルム”はコドモのような姿をしているが故に精神が不安定になることがあり、暴走する危険性が分かってきたのだ。
そういった理由から、“モンストルム”たちは人類の希望であり、畏怖の象徴であるという二面性を持つことになる。
…これは、彼ら“モンストルム”たちの戦いと日常の物語。