人を知ろうともしないのに
人は人を語ろうとするから
結果、「悪口」や「陰口」になる
人を知ろうともしないのに
表面上の行動だけで人を判断し
人を否定するから
結果、「いじめ」になら
人を知ろうとしないかぎり
人は人を語ることはできない
しかし、
人は人を知らないからこそ
その人の「行動」に適切な評価をすることもできる
人を知ること、知ろうとすることが
「いじめ」を世界からなくすことへの
第一歩になるのかもしれない
どうも、テトモンよ永遠に!です。
毎度お馴染み「造物茶会シリーズ」のあとがきです。
今回のエピソードは一応の主役(笑)ナツィではなく露夏ちゃんが主役みたいなお話でした。
だからあれ?と思った人もいたかもしれません。
ぼく的には主役以外のキャラクターが中心のエピソードがあってもいいじゃないということで作ったお話なのですが…皆さんいかがでしたでしょうか?
ちょっとキャラクターごとの出番が偏ってしまったので、上手くできた気がしないんですけどね。
ま、今後もナツィ以外にフィーチャーしたエピソードを作る予定(というか次のエピソードもそうする)なので楽しみにしていてください。
だいぶ短くなりましたが、今回はこれくらいにして。
「ハブ ア ウィル」の最新エピソードはすでに出来上がっているので、来週から投稿する予定でいます。
また、現在開催中の企画「CHILDish Monstrum」の次に開催する企画も準備中です。
こちらは3月1日から始める予定でいます。
どうぞお楽しみに。
それでは今回はこの辺で。
何か質問などあればレスからお願いします。
では、テトモンよ永遠に!でした〜
「犬神ってモグラみたいな姿してたんですね」
「まあ、名前からは想像しにくいよねェ」
「……そういえば、なんで犬神が憑いてると土が操れるようになるんです?」
そう問うと、種枚さんは足を止め、顎に手をやってしばらく考え込んだ。
「……これは完全な私の想像なんだけど、それで良ければ」
「お願いします」
種枚さんは再び歩き出し、話し始めた。
「まず君、そもそも犬神がどうやって作られるのかは知っているかい?」
「知りません。そもそも作れるものなんですか?」
「ああ。犬神は呪術的な方法で人工的に生み出すことのできる怪異だ。その製法にはいくつか伝承があるんだけど……その一つが、生きた犬の首から下を地面に埋めて、飢えさせるってものなんだよ。その後ももう少し工程が挟まるけど、そこは大して問題じゃない」
「はあ」
「犬神は生前、土の中で身動きを取れず死に向かう苦痛を味わう訳なんだ。つまり、あの生き物はあらゆる怪異の中で、実体験として最も『土壌の恐ろしさ』を知っているんだよ。それが関係しているんじゃあないかな、って」
「なるほど……?」
話しているうちに、駅に着いた。
「ああ、君は返ってくれて良いよ。私は徒歩で帰るから」
「……さいですか。では、失礼します」
当然のようにとんでもないことを言う種枚さんに会釈して、改札を通った。
・ナーギニー(ナギニ)
性別:女 外見年齢:15歳 身長:150㎝
特殊能力:人間を守護する/有毒物質を操る
ある都市に配備されていたモンストルム。ご近所に出張に出たところ、相手が思いのほか強くて死にかけた。
人間のことは守るべき存在であると同時にか弱い生き物として認識している。
趣味は日記をつけること。日記帳やデジタルデバイスを持っているわけでは無く、頭の中に文面を正確に、永遠に記憶する。
・荼枳尼天(ダキニ)
性別:女 外見年齢:15歳 身長:148㎝
特殊能力:人間を守護する。対象が死に近いほど力は強まる。
ある都市に配備されていたモンストルム。ナギニの相棒。相棒であるナギニの心の支えの一つであると同時に、ナギニはダキニにとって最も重要な存在なので、ナギちゃんのやりたいことにダキニがついて行く流れが多い。
まず、レスくださった方、あひがとうございました!動く点Pです。先に長文になったことを謝ります。
テトモンよ永遠に!さん、お話教えてくれてありがとうございます。始めに考えていた話はもう捨てました。『少年少女色彩都市』をお借りします。以下内容です。
舞台は、芸術で栄える地方都市『彩市(いろどりし)』。芸術都市とまで呼ばれた彩市だが、ある時期より街から芸術が消える事象が発生。調査の結果、芸術を破壊する怪物『エベルソル』の仕業であることが判明した。世界の芸術を支えてきた組織『フォールム』はこの事態を重く受け止め、芸術を守るために想像力で戦う戦士『リプリゼントル』の素養を持つ子供を探し始める。そんな中、絵にしか希望を見い出せない中学二年生の『設楽叶絵』がエベルソルとリプリゼントルの戦いに巻き込まれ、叶絵のリプリゼントルの素養が発覚し…?
参加してくださるって方はレスください、レスいただいた順で回します。最初は私からにしようと思います。明後日の18時くらいまで募集します。タグは「交換小説」です。まあタイトルがあればタグはなくても大丈夫かなと思います。
質問等あればレスどうぞ〜
モンストルム”ヨグ=ソトース”の肉体生成がようやく終了した。
管理モニタから目を離し、大きく伸びをして凝り固まった身体を解してから腕時計を見る。午前7時過ぎ。これで三徹目か。
流石に一度仮眠を取ろうとデスクを立つと、部屋の外からアコースティックギターの音が近付いてきた。
「……む、カリョウビンガか。ちょうど良い」
そう呟くのとほぼ同時に、モンストルム”カリョウビンガ”が研究室に入ってきた。
カリョウビンガ。仏教上の霊鳥の名を持つモンストルム。私の『研究室長』という立場と権力を濫用……もといほんの少し活用して作成した、非戦闘用モンストルム。『あらゆる楽器と音楽技法を扱う』能力を持つ、華奢で小柄な少女のような人間態の、可愛らしい演奏人形だ。別に外見は私の趣味では断じて無い。ただ単に生成コストが低く見た目に圧迫感が無いからそうしているだけだ。現在は『研究室の護衛』の名目で自由に歩き回らせている。
と、カリョウビンガが部屋に入ってきた。
「おはようございます、作者さん」
「やあ、カリョウビンガ。今日はギターかい?」
「はい。……作者さん」
「何だい?」
カリョウビンガは何も言わずにこちらをじっと見つめ返している。
「カリョウビンガ?」
「…………」
「どうしたんだ、私の可愛いカリョウビンガ?」
「何でも無いです。そうだ、新曲を作ったのです。子守歌にどうですか?」
「良いね、ちょうど仮眠を取ろうとしていたんだ」
カリョウビンガと連れ立って、仮眠室に移動する。カリョウビンガがプレイヤーにCDを入れて、再生ボタンを押した。流れてきたのは、アップテンポでロック調の音楽だった。2分半ほどでその曲は終了した。
「……うん、良い曲だったよ。しかし驚いたな、デスク・トップ・ミュージックと歌声合成ソフトまで使いこなすとは」
「作者さんが創ったカリョウビンガですから。それでは、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
カリョウビンガはぺこりと頭を下げ、仮眠室を後にした。
「まあ良いや。朝ごはん食べるから外で待ってて。作業場には入らないでね、蒸し死んじゃうから」
キュクロプスに言われて、ひとまず小屋の前で待機することにする。
手帳の内容を復習しながら待つことおよそ30分。扉が僅かに開き、キュクロプスが顔だけを覗かせてきた。
周囲に注意を払うキュクロプスと目が合う。
「いた」
「やあ」
キュクロプスが屋外に出てきた。そのまま丘陵を下り、麓の村落の方へ歩いて行く。とりあえず後をついて行くことにする。
道中、私は手帳に書いたとある項を思い返していた。
・散歩には、手も口も出さないこと
・散歩には、必ず同行すること
黙ってついて行け、か。たしかに過干渉はストレスになるだろうが、モンストルムはあんな外見でいても所詮は“兵器”だ。手出しすらしてはいけないというのは奇妙な……。
考えながら歩いていると、いつの間にか村落に到着していた。
既に活動を開始していた島民たちは、キュクロプスの姿を見ると親し気に近寄っていって挨拶を交わしていた。意外にも、キュクロプスはこの島ではかなり親しまれているらしい。
キュクロプスは島民の1人と随分話し込んでいて時間がかかりそうだったので、近くにいた別の島民に話を聞くことにした。
実生活で言えない、できないけど
大衆や誰かに伝え共有したい
観聴きして考え感じてほしいことを
架空の人物や自分の身体やモノを通して
"表す""顕にする"
小説エッセー評論漫画映画脚本
音楽ダンスミュージカル
絵画彫刻建築
何かを媒体に
時に盾にして
内面の表出
音楽やダンス、絵画
まあそうだろう。
小説やエッセーもじゃん、て。
単なる想像や妄想じゃなくて
必ずしも共感を求めてるわけでもなくて
伝えたい溢れ出る思いや考えもあるかもな、て。
人間にしかない"表現"の豊かさ
めいびー
「あ、うん」
ビーシーは少し驚いたように立ち上がった。
「ほら、デルピュネーも」
ワイバーンがそう言うと、ええと答えてデルピュネーも立ち上がる。
そして3人は会議室を出て行った。
「…」
2人だけになった会議室に、微妙な沈黙が流れた。
「イフリート」
不意にゲーリュオーンが自分の名前を呼んだので、イフリートは驚いたようにゲーリュオーンの方を見た。
「…昨日は、ありがとう」
ちゃんと止めてくれて、とゲーリュオーンは淡々と言う。
「なんだよ」
普段はそんなことおいらたちに言わない癖にとイフリートはそっぽを向いて口を尖らせる。
ゲーリュオーンはその様子を見てほんの少し微笑む。
そして椅子から立ち上がる。
「そろそろ行くぞ」
先に行ったあいつらが待ってるからな、とゲーリュオーンは会議室の扉に向けて歩き出す。
「へいへい」
分かってるよ、“隊長”とイフリートは返すと、イフリートはゲーリュオーンの後に続いた。
そして2人は会議室から去っていった。
〈おわり〉
やっと終止符を打てた。
その瞬間、
友人を一人失った。
そう思った。
いろんな人の力を借りた。
“○○が向き合うことを諦めず頑張りきったから、ここまでこれたんだと思う”
確かにそうかもしれない。
謝罪を聞いて、もう許そうと思った。
「許す」と言った。
許してないけど、「許す」と言った。
だいぶ先の未来の自分から、言葉を前借して言った。
最後の最後、私はあなたに呪いをかけた。
優しい言葉に見えて、ずっと残り続ける呪い。
“人を傷つけたんなら、その痛みくらい一生背負って生きなよ”
どこかで見た言葉。
うろ覚えだけど。
絶対忘れるなよって、
思い出す度に胸の奥で痛みを感じろよって、
それくらいは代償として払ってもらうことにした。
もう、これでさよならだ。
「あなたにとって良い未来が訪れることを、祈ってます。」