もう6月ですね、早いですね。
…ということで企画「テーマポエムを作ろうの会」の要項の再々掲です。
クドいようですが開催期間は6月いっぱいということにしてあるのでね。
という訳で以下リマインド。
どうも、テトモンよ永遠に!です。
超突然ですが企画です。
タイトルは「テーマポエムを作ろうの会」。
皆さんの作った「キャラクター」とその設定から、他の方がテーマソングならぬ「テーマポエム」を作る多分今までにない企画です。
詳しくルールを説明すると、
①自分が今までに作ったキャラクター(ポエム掲示板への投稿の有無は問わない)、ないし新たに創作したキャラクターの設定をタグ「テーマポエムを作ろうの会」とタグ「(キャラ名)の設定」を付けて投稿します(タイトルはなんでもOKです)。
この時、テーマポエムを作る側にとって作りやすいようできるだけ詳しく、分かりやすい設定を投稿してください。
あとテーマポエムを作る人の制作の参考になるかもしれないので、ポエム掲示板で既出のキャラクターであれば登場作品のタイトルや投稿時期を載せておくといいでしょう。
もちろん現在進行形の物語のため、まだ出せない設定があるというキャラクターは無理してその設定を載せる必要はありません。
② 自分がテーマポエムを書けそうな設定を見つけたら、それに沿ってポエムを書いて投稿してみましょう。
この時タイトルは自分の好きなものを付けても構いませんが、タグ「テーマポエムを作ろうの会」とタグ「(キャラ名)のテーマ」を忘れないようにしてください。
ちなみにポエムを書く時は、設定の投稿にレスを付けるか付けないかは自由にします。
また、同じ設定投稿から複数のテーマポエムができることがあると思いますが、それはそれで良しとしましょう。
という訳で、上記のルールを守った上で企画を楽しんでください!
開催期間は6月28日(金)24時までです。
今回開催期間を長めに設定したのは、ここでは遅筆な方が多そうだからな〜という思っているからです。
ぼくも頑張って韻文に挑戦してみようと思うので、皆さんも気軽にご参加下さい!
それではこの辺で、テトモンよ永遠に!でした〜
「クロミス」
キヲンは立ち上がって近寄ろうとするが、ぐふっといううめき声と共に中紅が3人の足元に転がってきた。
「ベニ!」
クロミスが思わず呼ぶと、中紅は右腕を押さえながらよろよろと立ち上がる。
「あなたたち、早く逃げなさいって行ったのに…」
なんで逃げないのよと中紅は3人を睨む。
「あ、あ、ごめ」
クロミスがそう言いかけた時、怪物の雄叫びが辺りに響いた。
パッとキヲンたちが前を見ると、先程の怪物が翼を広げて地上に舞い降りてきた。
「“{+[$;”*;“;”;*|“|$‼︎」
怪物の唸りに4人は後ずさる。
怪物は目の前の人工精霊たちににじり寄る。
このままじゃと誰もが思ったその時、キヲンたちの目の前に黒い影が飛び込んできて紫色の火球を撃った。
「⁈」
火球が怪物に直撃し、辺りは煙に包まれる。
やがて晴れた煙の中から姿を現した、黒い翼を生やしゴスファッションを身に纏ったコドモを見とめると、キヲンは明るくナツィ‼︎と呼んだ。
ナツィ、と呼ばれたコドモはちらと後ろに冷たい目を向けた。
正直さを取り戻して
腹黒く 面白く
灰色な日々も愛せるように
わたし今日誕生日なんだ
嘘だよ、そういう比喩だよ
靡かない濡れた髪
長さは違う 昨日よりも
ただの友情も、幸福も、わたしには要らない
全てが邪魔に見えてくる
斬って、斬って、斬り続けて
探したいものを探さなきゃ
…嗚呼、わたしの〈友斬〉はどこ⁇
始業開始のチャイムが聞こえた。この学園の中等部に転入してきた少女…シオンは教室の前で待機させられている。
「…ふぅ」
しきりに緊張でため息が出て、気分もそわそわと落ち着かない。そんな彼女をドア越しに横目に見た担任が苦笑いする。
『今日は転入生を紹介します。どうぞ』
担任の声に合わせ、ドアが勝手に開く。
「し、失礼します…」
ぎこちなく歩き顔を上げると…ガンッ!
「いたっ!」
頭をぶつけたシオンの悲鳴が響き、教室もざわめいた。
「だ、大丈夫ですか?」
担任の言葉に頷き、シオンは頭を下げて教室に入る。
_シオンは、とにかくでかかったのである。
青葉は背負っていたリュックを地面に下ろし、杖代わりにしていた刀だけを抱くようにして種枚の隣に腰を下ろした。
「しかしまあ、よくついて来るじゃあないか。その貧弱な身体でさァ」
揶揄うように言いながら、種枚は青葉の腕をつついた。上着の下に隠れて目立たなかった、骨と皮しか無いかのような細腕の感触が、種枚の指に伝わってくる。
「ははは……まあ、軽いので。同じ力でも人より大きく動けるんです」
「なるほどなァ。私も結構細いんだぜ? 筋繊維が人より丈夫な分、量が要らないんだ」
笑いながら、種枚は腕まくりをしてみせた。彼女の骨ばった手首から前腕までが露出する。
青葉は曖昧な笑いを返し、リュックから水入りのペットボトルを取り出し、栓を捻った。
「……しッかし、居ねえなァ……天狗」
青葉が水を飲んでいると、不意に種枚が呟いた。
「いませんねぇ……」
登山道を離れているため、当然周囲に人の気配は無く、風に木々がざわめく音や鳥の鳴き声だけが聞こえてくる。
自然音に和んでいると、2人のもとに強風が吹きつけてきた。それに煽られ、青葉が被っていたキャップ帽が地面に落ちる。
「ン……鎌鼬じゃあねエな。まあ山ン中だし風くらい吹くか」
一度伸びをして、種枚は立ち上がった。それに釣られて、青葉もペットボトルをリュックにしまい、刀を杖に立ち上がる。
「疲れは取れたかい、青葉ちゃん?」
「まあ、少しは」
帽子を拾い、リュックを背負いながら答える。
「オーケイ、それじゃあ行こうか」
そう言って、種枚は更に山奥を目指して歩き始めた。
・ギン
日比谷線の魔女。固有武器はシックル・クロウ(足に取り付ける鉤爪)。「シックル・クロウ」とはもともと、小型肉食恐竜の後脚に発達した1本の爪である。鎌のように湾曲した長い爪がついた指は普段は持ち上げているため移動には用いられず、狩猟時に獲物に突き刺し、体重をかけて引き裂くために使われた部位である。ギンの装備するシックル・クロウはこれを再現した金属製の刃を具えた品で、足首に取り付けられたそれは普段は持ち上がった状態で固定されているが、使用時には発条機構によって勢い良く振り下ろされ、鉄板や岩石をも容易く貫ける威力を発揮する。こんな武器を使っていることから分かるように、基本戦術はアクロバティックな三次元機動から放たれる蹴り技。シックル・クロウは壁や天井に貼り付きよじ登るのにも利用できる。
・キン
有楽町線の魔女。固有武器はクロスボウ。様々な性質の矢弾を発射する。通常の鏃のついた矢、炸薬や粘液の入ったタイプの矢弾、着弾地点や軌道上で魔法的効果を発生させる特殊な矢弾など、放つ矢弾は本当に様々。何、本体は矢弾じゃないかって? いーやクロスボウが本体だねとは本人の談。