表示件数
0

企画変更のお知らせ

ご無沙汰しております。
ロクヨン男子です。
現在執筆中の『Trans Far East Travelogue』ですが,読者の皆様もご存知の通り国際情勢の変化に関する描写が多いです。
現在リアルタイムでの国際情勢の変化と動きが重なる部分が多くなり、今後紛争地帯となりかねない地域も多く登場する関係で皆様への混乱と誤解を招きかねないため一時的に執筆を中止します。

また,今後の作品については熟考を重ねた末,1つの結論に達しました。
それは,プロ野球です。

この2025年には、東京ヤクルトスワローズの球団マスコットとして世代を超えて愛されたつば九郎を一人で支え続けた職員さん,現役時代は守備の名手でトラの牛若丸として親しまれ,監督としては古巣を初の日本一に導いた吉田義男氏,前人未到の日本一9連覇に貢献したミスタープロ野球こと巨人の長嶋茂雄終身名誉監督と言った時代を築いたプロ野球の功労者が亡くなりました。
彼らへの弔いとして、そしてつらい出来事が続いた過去の僕に生きることの大切さを教えてくれて居場所も与えてくれたプロ野球に対して感謝の意を込めて,それまで野球に興味のなかった人でも楽しんでいただけるような作品を投稿してまいります。
これからも応援,よろしくお願いします。


ラジオネーム;ロクヨン男子

PS;新企画の初投稿では広島カープを扱います。

0

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 23.オウリュウ ⑥

霞さんと出会ってから数十分。
わたし達は駄菓子屋でお菓子を買ったのち、早速いつものショッピングモールへ向かった。
そして3階にあるゲームセンターに行く事にした。
「あ、あのぬいぐるみかわいい」
ゲームセンター内の何とも言えない動物の形をしたぬいぐるみのクレーンゲームに目を向けたネロは、そちらへと走っていく。
「ネロ、お小遣いは足りてるのか?」
「こないだ今月分もらったから大丈夫だよ~」
ネロに続いてクレーンゲームに近付いていった耀平とそんな会話を交わしながら、ネロはクレーンゲームの中のぬいぐるみを眺めていた。
「あのネロって子、耀平くんと仲良いね」
霞さんがそう呟くと、師郎はまぁそうだなと腕を組む。
「ネロは耀平が拾ったようなモンだし」
ネロがアイツに懐くのは当然と言えば当然だわな、と師郎は続ける。
霞さんはふーんとうなずきつつ、黎の方を見やる。
黎は師郎の左隣に立っているが、霞さんの視線に気付いて慌てて目を逸らした。
霞さんはふふふと笑う。
「…君は、引っ込み思案なんだね」
「⁈」
霞さんの急な発言に、黎は驚いて飛び跳ねる。
霞さんはまた笑った。

0

空想少年要塞都市パッセリフォルムズ:告鳥と悪霧 その⑥

エレベーターから下りた4人は、薄暗い廊下をゆっくりと進んでいく。
「電気くらい点けとけよな……」
カズアリウスの呟きに応じるように、闇の奥から男声が響いてきた。
「それもそうだ。すまないね、ここには他人を驚かせるものが色々とあるものだから。……しかし、娘の『友達』だというなら、心配することは無いだろう。少し待ってい給え」
その声は、上階でスピーカー越しに聞こえてきたものと同じだった。
一瞬の後、辺りを電気照明が一瞬にして真っ白に照らし、3人のアヴェスは思わず目を細めた。やがて視界の正常に回復した3人を出迎えたのは、空中回廊、半径100m近くはあろう球状空間、そして、その中空に鋼線で吊るされた、全長50m近い『大型アリエヌスの残骸』だった。
「なっ……何だこれ……!?」
「あ、アリエヌス……!? ここは、処理施設の一部だったのか……?」
「それにこんな広い場所が地下にあるなんて、聞いてねえぞ!」
3人の驚愕の言葉に、男声が答える。
「ここは、私の個人的な研究施設だよ。そして……3人の戦士たちよ、よく私の『娘』を連れ帰ってくれたね」
その声の方向に3人が目を向けると、いつの間にかサルペンタリウスの手から離れていた少女クミを抱える、痩せこけた白衣の男性が、空中回廊の突き当りに立っていた。
「ほら、挨拶してやりなさい」
男性に促され、クミは頷いて3人と正面から相対する。
「“迦陵頻伽”所属、アヴェス“エクトピステス・ミグラトリウス”」
少女の口から放たれたその言葉に、3人は眉を顰めた。
「“迦陵頻伽”……? 知らねェ名だなァ……少なくともこの要塞都市に、ンな名前のカテルヴァは存在しねェ。それに、そいつが“アヴェス”だァ? 馬鹿言いやがれ、アヴェスは野郎と相場が決まってんだ。女のアヴェスは禁忌って話だろうが!」

0

カラのココロ

初めはみんなカラのココロ

徐々に暖かい何かがココロの中を埋めていく

あなたのその優しさも私のココロの一部となってゆく

0

お出かけ

赤い髪飾りと、黒いミニスカートが揺れた。

重そうな鞄を背負った影は、止まる事なく歩き続けている。

黒光りするぴかぴかのローファーは

コッコッ、カッカッ、とリズムを刻む。

今日はどちらまで?

0

生き長らえた、この命

この命、あなたの為に賭けるよ

私の人生はあなたがいて初めて私が成り立つのだから。時には少し私に肩を預けてみてね。

きっと楽になるから。

いつもありがとう(*^^*)