「おれの愉快な仲間達」
耀平が胸を張ってそう言うと、霞さんはへーいいね~と笑う。
しかしすぐに何かに気付いたような顔をした。
「あれ、あの子…」
霞さんが不意にそう呟いてわたし達の方へ近付く。
そして師郎の目の前で足を止めた。
「…この子は?」
霞さんが立ち止まった方を見ると、師郎の陰にしれっと黎が隠れていた。
「…」
黎はなぜかそっぽを向いているが、それに対し霞さんはふふと笑う。
それを見て耀平は、あーごめんごめんと慌てて2人の間に割って入った。
「コイツ人見知りな所あるからさ」
気にしないでやって、と耀平は苦笑いする。
それを見て霞さんは目をぱちくりさせたが、ここでネロが彼の意識を黎から逸らすようにねぇねぇ、と話しかけた。
「アンタ、普段駄菓子屋で見ない顔だけど、今日はどうしてここに?」
ネロの質問に、霞さんはあーそれはね、と答える。
私には、推しがいる。でも、私は、そんな推しに会えるわけない。
だって推しは大人気アイドルグループだから。だって私は今年の4月から好き。ファンとし
て。でも、もう、もう、_____遅かった。
すごくみんなよりももっともっと早くに気付くべきだった。
期間限定のグッズだって買えないし。。。
なんだって誰よりも先に最初にファンになって、たくさんグッツを買って、胸を張って
のんきに言ってやりたい。「私、昔からのファンだから。」って。気取った顔して昔からの
二代、先代アイテム。どれもこれも今や買えないものばかり。みんな「すごーい。」「こん
なに好きだったんだー」「いいなぁ〜」私の席は、休み時間、人で賑わう。そんな、そんな
んあるわけないのに。
で、今、グッツを3万円分買ったからなんだ「当たり前でしょ。」「ファンなのにそれしか
いえないのぉ〜?メンバーのこと。w」「いや、オタクじゃないでしょそれ。w」と言われ
る。いっちゃ言葉。全部、時間が戻ればいいのに。私だけが知っている。後々大ヒットする
アイドル。
秘密の_____アイドル
・魔術師(メイガス)
”バックファイア”のうち、魔術を得意とする者。対幻想戦闘においては重要戦力であると同時に、超科学的現象である魔術の研究のためにも協力している。
・幻想人(ファントム)
”バックファイア”のうち、『変身魔術』を得意とし、幻想生物の機能や戦術を組み込んで戦う者。対幻想戦闘においては秘密兵器ともいえる。
『姿を変える魔術』は、肉体への負荷やアイデンティティの崩壊のリスクがあり、相応の資質や経験が無ければ使いこなせない。里親である幻想存在たちも、愛する継子である人間に無理をさせたがらない傾向にある。だからこそ、”幻想人”として人類社会に帰還できたバックファイアは『変身』を完璧に操れる猛者のみであり、彼らの使う『変身』に”リスク”というものは存在しない。
・破妖軍(アンチ・スピリット・フォース)
通称『ASF』。対幻想存在戦闘を専任する軍隊。実戦部隊は通常兵器によって戦う『科学軍』と”バックファイア”を中心に構成された『精霊軍』で構成される。
基本的には科学軍が銃火器類や戦車などの圧倒的殲滅力をフル活用して戦い、強力な魔術を使う個体に対してのみ精霊軍が出動する。
幻想存在たちもまた、生命と肉体を持つ『生物』である。人類が『殺傷』のために発明改良を重ねてきた”武器・兵器”という存在は、幻想にさえ手が届き得る領域に達していたのである。
私の誇り。
それはみんなを愛すること。
私の涙。
それはあなたが涙していること。
私の悲しみ。
それは小さい頃の記憶。
私の嬉しさ。
それはあなたが笑ってくれたこと。
勝手に使って良い世界観を用意したので勝手に使ってどうぞ。
・極めて簡単なあらすじ
物語の舞台は現代。
人類は『チェンジリング(取り換え子)』の脅威に対抗するため、「チェンジリング総伐令」を発令し、叡智の結晶である武力と、チェンジリングから生還した子供たち”バックファイア”の力を集結した『破妖軍』を結成し、世界全勢力を挙げて幻想存在の討伐を開始した。
・チェンジリング総伐令
人間の子供を妖精と入れ替える”チェンジリング”に対抗するための法令。
人民が一体となってチェンジリング及び幻想生物の討伐に尽力する指針を示したもの。
・”チェンジリング”
「取り換え子」とも呼ばれる、世界各地で確認される現象。人間の赤子が妖精の子供に取り換えられる。
取り換えられた人間の子供は幻想存在たちの集会へ連れ去られ、その子を気に入った幻想存在が引き取って育てる。
・”バックファイア”
”チェンジリング”によって取り換えられた人間の子供のうち、人類社会に帰還した者を指す。多くの子供は里親となった幻想存在から「魔術」を教わり、幻想の力を得ている。その力を利用して『チェンジリング総伐令』に協力する。
・魔術
主に幻想存在が『魔力』と呼ばれる未知のエネルギーを使って行う魔法的技術。
幻想存在はこれを人間の子供に説明するに当たり、以下のように語る。
『たとえば、人魚が水中で呼吸をする。たとえば、クモが糸を張る。それは”身体機能”であって君たち人間には到底再現不可能な領域だ。しかし”魔術”は飽くまで「技術」。生命と知性ある我々にできて、君にできない道理は無い。』
あなたを忘れないよ。
あなたと過ごした日々は良い思い出。
私の成長の過程て必要な人だった。
それを終えた今、あなたは去っていく。
ありがとうね
ああ、もう、馬鹿馬鹿しい。
そんなどうでもいい話をされて誰が得するわけ?
そんなんだったらいっそ一人になって独り言として喋ったら?
一人だったら誰にも邪魔されないよ
迷惑もかけないよ
否定する人はいないよ
自分だけでわーぎゃー言えるよ
自由だよ
ね?いいでしょ
その話が終わったらどっか行って一人で喋ってきな
そのほうがこっちだって都合が良いんだし
背中をドンと押す。
あの人がいなくなる。
みんなは自由になる。
あの子は孤独になる。
もし明日隕石が落ちてきて消えてしまったらどうする??
去年から半年前の自分はこう言うだろう。
消えてもかまわない。私は不必要な人間だから別にいい。
でも今は違う。
絶対に嫌だ。まだ生きていたい。
私はまだやってみたいことがたくさんある。
私はまだ行ってみたいところがたくさんある。
私はまだ会ってみたい人がいる。
私はまだ楽しみなことが山ほどある。
だから私はまだ生き足りない。
半年前の私はベッドのすぐ横の窓で飛び降りて消えちまいたいと思ったことがあるけど、
今はまだ生きていたい!
まだやったことない経験したことないことが隠れてるかもしれない。
おもしろいじゃん!
嫌なこともあるけど楽しみなこともあるし!
人生まだまだ第一章。
これだから、
まだ未熟な私は全然生き足りない。
綺麗事じゃなくて
本当のことをまとめていきたい
でも綺麗事が一番綺麗。
そりゃ綺麗事って言ってるぐらいだからね
でもふざけてることだって、失敗したことだって
全部本当なんだからリアルに書くことができる。
だから振り返ると楽しいだもんね
私はこれからだけど、
頑張って作ってみますか!