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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 23.オウリュウ ⑤

「ボクはオッケーだよ~」
「俺も大丈夫だわな」
「わたしもいいよ」
ネロ、師郎、わたしはそれぞれそう答える。
しかし黎は師郎の陰に隠れたまま何も言わなかった。
「黎は、どうだ?」
師郎はそう言って振り向くが、彼はふいとそっぽを向く。
「黎~、一緒に行こうよ~」
耀平の古い友達だよー?とネロは黎にくっついた。
「…」
黎は暫く黙り込んでいたが、やがて静かに師郎の方を見てうなずいた。
「よし、じゃあ決まりだね」
その様子を見た霞さんは笑うと、だなと耀平も笑う。
ネロや師郎もうなずくが、黎だけはなぜか不安げな顔をしていた。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 23.オウリュウ ④

「僕、小4の時に寿々谷から引っ越しちゃったんだけど、大学進学を機にこっちの方へ戻ってきてさ」
それで最近時間ができたから遊びに来たんだ~と霞さんは笑った。
ネロはふーんとうなずく。
「で、これからどうするんだ?」
どっか行くの⁇とここで耀平が興味ありげに尋ねると、霞さんはあぁ、と答える。
「ショッピングモールとか、寿々谷公園とか、思い出の地を回ろうと思ってるんだ」
霞さんがそう言うと、耀平はそっか~と返した。
「せっかくなら、耀平くんたちも一緒に行く?」
不意に霞さんがそう提案したので、耀平は、え、いいの⁈と目を輝かせる。
霞さんは、うんいいよ~と微笑んだ。
「皆がいればもっと楽しいだろうし」
久々に耀平くんとも遊びたいしね、と霞さんが言うと、耀平はやった~!と飛び跳ねる。
そしてわたし達に、皆もいいよな⁇と振り向く。

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自分が放つ言葉。

自分が放った言葉は相手によって解釈が違う。
それは当然のことだ。
自分が放った言葉は、相手が良いと思えば嫌と思うこともある。
自分が良かれと言った言葉は、相手にとって矢がぐさっと嫌な言葉になる。
言葉と人間関係は難しい。
だから言葉の選択をしっかりと考えなければいけない。
それをせず、ただ思ったことだけ言うと相手を苦しめる言葉になっちゃうから。
もしかしたら、長い間付きまとう悪い言葉なのかもしれない。
自分の放つ言葉に重大な意味を持った方がいい。
自分の放つ言葉には良い影響もあって悪影響にもなるから。

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子供っぽい僕を許して。

もう大人になるための階段が後半に差し掛かっているはずなのに
まだ僕は子供っぽい。
もうフィフティーンなのに
僕はまだ小学生脳。
ほんと嫌だな。
後輩ももう大人っぽいのに
僕はまだ子供っぽい。
親に怒られたらすぐ拗ねるし、いじけるし、
僕は発達が遅いのかな…
子供っぽいのはもう卒業しなきゃいけないのに
大人になったらどうなってんだろ…
そんな子供っぽい僕を許してくれる…?

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心と体

運動なんてどんなに体の力が削られても、心の力っていうのは削られない。

心の力ってのは時間が立つにつれてなくなっていくもの
体の力は自分の身体の気力がどんどん削られていくもの。

私は心の力を大切に使っていきたいな
これができるのも心の力のおかげだから。

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なくせたのなら

友達。
親友。
その言葉にどうやっても当てはまらない「関係」というのが混ざってる。

昔っからの大切な人。
笑いあえることができる人。
喧嘩をいっぱいして絆を深めていってる人。
新しく仲良くなった人。

そんな明るい裏には暗いものがあるのがつきもの。

友達を偽って嫌われるような行動をさせる人。
友達だよね?って圧がけしてその人の秘密を聞いて、他人にバラす人。
親友って思ってたのに裏切る人。

それって全部いじめと同じようなものじゃん

それをなくしていけたら良いのに。
なくせたら幸せな世界が作れるのかな?

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近い未来。

近い未来に楽しみがたくさんある。
来年という近い未来は
今の私にはまだ遠いと思うが、意外にも早く来るもんだ。
来年のこと言えば鬼が笑うということわざもあるが
それでも来年という近い未来は楽しみで仕方ない。
来年ライブでネットでしか会っていない推し友に会いたい。
友達とたくさん思い出作りたい!どっか行きたい!プリクラとりたい!
充実した学校生活を送りたい!
ライブに行きたい!!
狭い世界から解放され
広い世界になるんだもん!!
不安なこともあるけど楽しみの方が大きい。
光の方が大きく見える。
来年という近い未来まで
私は今を全力で生きる。
希望と楽しみのちょっと遠いようで近いような光を目指して。