「アイツら、アンタが近くにいてもそこまで嫌な顔してないっぽいし、第一アイツらはヴァンピレスに遭遇したときにアンタを真っ先に逃がすみたいだろう?」
それならもう、鬱陶しがったりしてないと思うぜとミツルは笑う。
それに対しわたしは、でも…と言いかける。
しかしミツルは、いやいや、そういうのは自分の”意思”の問題だからと続けた。
「アンタはネロ達と一緒にいたい、という”意思”があるんだろ?」
ミツルはわたしの目をじっと見据えて言う。
「それなら、一緒にいてもいいんじゃないか?」
アンタの”意思”は、大事にした方がいいぞ、と力強く言葉にした。
「それは…そうなんだけど」
でも、ネロ達に今日は会うなって言われてるし…とわたしはうつむく。
するとミツルは、えっどうして?と聞いた。
「え、あ…実はここだけの話、ネロ達はヴァンピレスを倒しに行っちゃって」
「…えっ、ヴァンピレス⁈」
わたしが恐る恐る小声で言ったのに、ミツルは大きな声で驚く。
わたしは人に聞かれたくなかったので、ちょ、ちょっと…と彼を諫めようとした。
しかしミツルは、えーマジか…とポカンとしている。
深い闇が続くとされる扉を開こうとした。
然し、1寸の間にそれを制止するように手で扉を押さえられた。
果たしてその手は誰のものだった?
ある人は不死身になれる水を飲んだ
それは何を意味するか?
私にも分からないが
ひとつ分かることがある
それはずっと生きていかなければならないということだ。友との別れ、愛しい人との別れがあるかも知れない。これらを繰り返し、永遠と。
それは凄く、悲しいことだ。
誰も傷つかない世界
を
創りたい
君が泣かない世界
を
創りたい
小さな子供たちが、いいえ、誰もが愛情いっぱい
受け取れる世界
を
創りたいです
この地球の真実
それは、他の星には決して存在しないものがこの地球にはある。其れは…
物質世界だ。
物だけにとどまらない。私達の身体にも本体がある。この本体は非常に重宝されるものだと私は勝手ながら思っている。
何故なら、操られた時、対処出来る存在がこの本体しかいないからだ。幽体、幽霊、そして霊体は現に今まで操られていた。神でさえも。
しかし本体は操られない。何故だか、分からないが事実だ。
其れに気がつけさえすれば、対処出来る。
雲は龍に従い風は虎に従う
意味は分からないが いい言葉だ。
こんなことわざもあったね。百花繚乱
これは花が咲き乱れることだね。
難しいね
しかし敵が全滅したわけではない。大型個体が残っている。
鋭いものが風を切る音に気付いて振り向いたときにはもう遅かった。大型ディソーダーの脚が目前まで迫っている。今から避けても腕の1本はダメになることは確実だった。
「やっ」
ファナが短い叫び声を上げたとき、禍々しいものが、避けられなかったか弱い女の子の白い肌を裂き、肉を抉り、臓腑を貫き、骨を砕き、身体が真っ二つに――ならなかった。
痛みの感覚の代わりに、少女は何かが金属にぶつかる音を聞いた。
「え」
顔を上げると、そこには、あとはファナの身体を貫くだけだった真っ黒い凶器と、それに飛び蹴りをかます少年。少女の親愛なる――
「アディくん! おっそい! ファナあとちょっとで死んじゃうところだったじゃない!」
助けてくれた相手へのものとは思えない言葉である。それに対してアッドの方はというと、
「ファナの取り逃がした奴を片付けてたんだよ! ほんっとにファナは役立たずだなこんなことも1人でできねえのか!」
こちらもまた愛する人に向ける言葉ではない。先ほど優しいキスをしたその口で罵詈雑言を浴びせる。彼は車の運転をするとき性格が変わるタイプのようだ。
アッドは怒鳴りながらも三叉槍型ジェミニをディソーダー脚の付け根に突き立て、体勢を崩させた。
――アッドのジェミニの名は『トバルカイン』。ハニーサックルピンクの体躯は1.7メートルはある。2本の棒が絡み合っているような、いささか不気味な見た目のジェミニである――。
「はあ? ひっどい! ファナだって大変だったのよ、いっぱいケガもしたし! アディくんだって1人じゃどうもできなかったでしょ!」
「俺はファナみたいなヘマしねえ」
「じゃあアディくんがこっちやれば良かったじゃない!」
「ファナに避難誘導ができるわけねえだろっ! べちゃくちゃ喋ってるだけで使えねえなあっ……てぅがっ!」
「アディくんっ」
あなたは今何処に居る? あなたは今其処にいるね
きっと眩しい光に包まれ なぜ、虹色の橋の下で
さぞ、楽しく さぞ、嬉しそうに
歩いているんでしょう 笑って居るの?
私は今さ 私の空にはさ
暗闇の中 空が晴れても
一つ まだ虹が
光を見つけたところよ かからないの
あなたの世界の あなたのその空に
青い空は 虹色が見えたのは
そう、本当に真っ青なもの そう、もう、最期だから
雲一つない空の下を歩くには 最期を笑えるようにするには
愛を知らなきゃ 愛に包まれなきゃ
貴方を見つけ 貴方と愛を知り
貴方を愛し 君と笑って、泣いて
貴方に愛されれば もう、気が済んだら
空は晴れるでしょう 虹がかかるでしょう
暗闇の中の 私も誰かの 貴方と愛し合い
一つの光 一つの光に 最期まで楽しくさ、歩くことができたら
それは、きっと なれたら 虹がかかるでしょう
貴方 なれたら だから、今日も歩く。