「私が気まぐれで拾い、そして無理やり私の元へ引き入れた存在だから、アイツと私はすごく固い絆で結ばれてはいないの」
強いて言うなら“形式上の仲”、とピスケスはテーブルの上に手を置く。
「だから私は…」
「そんなこと、ない」
ピスケスが話を続ける中、不意にかすみが口を開いた。
かすみはハッとしたように、あっ、えーと…と我に返って慌てるが、ここでナツィがかすみ、と声をかける。
「言いたいことがあるなら言った方がいい」
ピスケスがなんか言っても俺がフォローするし、とナツィは腕を組んだ。
かすみは…ナツィ、とこぼし、ピスケスに向き直った。
「あのねピスケス…この前、お巡りさんのお世話になりかけた露夏ちゃんを迎えにいったとき、露夏ちゃんが言ってたんだ」
ピスケスは“意外とおれのこと気にかけてる”って、とかすみは呟く。
ピスケスはまばたきもせずかすみの方を見ている。
「『付き合いが長くなってきて腐れ縁みたいになってきてる』から、お互いのことを気にするようになってきたんだって、言ってた…」
かすみは自信なさげに俯く。
暫しの間その場に沈黙が続いたが、という訳だとナツィがイスに座り直した。
能力そのものの設定しか無く、ストーリー云々以前の問題なため、本編を書き進める気が特に無い世界観です。誰が、何と、何のために戦うのかすら分かっていません。すべてが自由だ。というわけで、使いたい人がいたら使って良いです。
設定はあと2投稿分ほどあるので、この設定①が反映されたら続きも投げます。
・異能四属性(前半)
4つの色になぞらえた異能属性。”無”の2色と”有”の2色が存在し、”無”は出力理論値が高く”有”は扱いやすい。能力者毎に適性色があり、適性色が”黒”の場合は”赤”、”白”の場合は”青”にも副次的適性がある。適性外の属性の習得難易度は『黒>(越えられない壁)>白>(かなり高い壁)>青>赤』の順で高い。
①黒:原初の”無”。世界を過去に遡り最初にある、完全な虚無。『”0”たる原点の色』と言い換えても良い。そこには境界も法則も、”限り”すら無い、純粋で莫大なエネルギーの暴力。唯一にして最大の難点は、それを制御し任意の形に変換することが極端に困難である点。
その難易度は喩えるなら『無限のエネルギーを内包する永久機関(何故か存在する)からその保有エネルギーを引き出す』ようなもの。前提からしてあまりに常軌を逸しているため、先天的な才能以外で習得することはできず、習得者の総数は異能者全体で最少。
②白:作られた”無”。生まれ、栄え、朽ち、消えていく自然と理論の先に存在する虚無。『まだ存在しない未来の色』と言い換えても良い。何も無いからこそ、如何様にも塗り替えられる。
その染めやすさのために応用発展性は極めて高く、他の3属性では遠く及ばぬ自由度を誇るが、それ故に安定性が極端に低く、強固な意志と想像力で形を明確に一意に定めなければまともに出力できない。
僅かな邪念も交える事無く、1つの明確なイメージを保ち続ける必要がある。
魔法少女名:”ブラッドロア”
外見:ダークブラウンのツインテール、破れやダメージ加工の入った暗紅色の魔法少女風ドレス、薙刀
契約FFA:オオサンショウウオ
固有魔法:【血纏】
自分または薙刀でダメージを与えた相手の『流血』を、自身や武器に纏い武装とする。自身に纏うことで装甲としたり、薙刀に纏うことで武器を強化・大型化させることができる。また、纏わせた部位を強化することも可能で、攻撃力を高めたり身体能力を強化したりもできる。
相手が血液を持たない存在であったとしても、薙刀によってダメージを与えることさえできれば、『ダメージを与えた』という事実そのものが概念的に”流血”を発生させ、強化材料を生み出す。
魔力解放:”魔力蠕動”
初回解放時の感情:戦意。怒りも恨みも無く、ただ純粋に「目の前の敵と戦い、殺さなきゃ」という静かな意欲。
印象:自分の内側から、魔力が絶えず脈打つように湧き出す感覚。
外見変化:髪がほどけ、黒地に金装飾の狐面アクセサリが現れ、ドレスが重厚で妖艶な和装風に変化する。
固有魔法:【屍山血河】(変化型)
薙刀で敵を斬る度に、薙刀に魔力が蓄積され攻撃力が上昇していく。
蓄積魔力は一定値に達するとリセットされ、攻撃力が元に戻る代わりに血液を練り固めたような外見の怪物が出現する。
この怪物は術者の意思によって使役可能で、指示されない限りは術者の現在の戦闘相手を攻撃する。
怪物は破壊されるか術者の意思で解除しない限り、複数体維持することも可能。
また、解放形態で【血纏】の効果を使うことはできないが、形態変化前に纏っていた流血装甲の効果は維持される。