「あなたの箱庭見てたら勇気もらったわ」
私はどうやら小さな旅をしたいらしいのが分かった。
海原には舟がぷかぷかと浮いている。
漕ぎ出すのはいつだって前へ
「磨衣ちゃんも寂しがっているのに、帰りたくないなんて…夏緒たちのことが嫌いなんだ」
「そ、そんなわけないし」
おれは今でも夏緒や磨衣のことが好きだし大事に思ってるんだけど、と露夏は夏緒を宥めようとした。
しかし夏緒はひどいよぅ…と啜り泣き始める。
それを見て磨衣は、夏緒…と夏緒の背中をさすった。
露夏はややこしいことになってしまった現状に困惑しておろおろしていたが、やがて夏緒がもういい、と顔を上げる。
「露夏ちゃんのことなんか嫌い」
もう、会わないもん…と夏緒は泣きながら呟くと、雨が降る木陰の外へ飛び出していった。
「あっ夏緒!」
磨衣は慌ててそのあとを追い、公園の外へ駆けていく。
その場には、呆然とする露夏とその様子を見ているしかなかった仲間たちだけが残された。
企画もどき「AAAA」の用語集その4の続き。
※アセンションアンチノミーの個体名
アセンションアンチノミーの個体名は基本的に”漢字3文字か4文字で表記できる”ものになるようAAO内で決まっているが、名称の方向性はかなりなんでもありで”自然の景物”や”動植物”、”鉱物”、”妖怪”など法則性があまりないと見なされるほどに種類が豊富である(メタ的には作者の作ったキャラは自作のカッコいい熟語リストからくじ引きで名前を決めている)。
ただし大抵の個体名は「既存の普通名詞をベースに読みをそのままにしながら漢字を2文字違うものに変えた」ものであり、大まかにその名称の系統を分類すると3種類になる。
①3文字ないし4文字の熟語を構成する漢字のうち、読みをそのままに2文字違う字に変えたもの
例:風待草(かざまちぐさ、梅の異称)→風街艸
②漢字1文字+漢字2文字の普通名詞ないし漢字2文字の普通名詞+漢字1文字のうち、2文字の普通名詞の読みをそのままに違う字に変えたもの
例:蠟梅(ろうばい、植物名)+蛾(ひいる、蛾の古称)→狼楳蛾
③漢字2文字の普通名詞のうち、1文字目ないし2文字目の漢字の読みをそのままに漢字2文字に変換したもの
例:夏雲(なつぐも)→夏蜘蛛
ちなみに4文字の名前は①のパターンがほとんど。
名前の系統ごとに特性が変わるとかはないし、とりあえず3文字か4文字の”なんかイカした”漢字の名前であれば割となんでもOKである。
ただし、普通名詞そのままや地名そのまま、あと縁起の悪い字や単語、(掲示板に載る載らないに関わるであろう)環境依存文字とかは避けた方がいいかも。
なんか質問などあればレスにどうぞ。
企画もどき「AAAA」の用語集その3の続き。
・AAO Anti-Abnormality Organization
対アブノーマリティ機構の略称。
人智を超えるアブノーマリティに対抗すべくこの世界の人類が結成した組織であり、アセンションアンチノミーの管理や指揮、アブソリューションの開発、アブノーマリティの研究や対策などさまざまな部門が存在する。
とても大きな組織で世界各地に支部が存在するが、支援をする国や自治体、企業などの利害関係が複雑に絡まり合っていることもあって組織自体は一枚岩ではない。
また、末端の構成員や前線のアセンションアンチノミーにとっては”上層部がなにを考えているかわからない“と思われることも多々ある。
・アベック Avec
アセンションアンチノミーたちの間でまことしやかに囁かれる都市伝説のようなものにして、その事象を起こしたアセンションアンチノミーのペアのこと。
ある特定のアセンションアンチノミーの2人組が“手を繋ぐ”と普段以上の能力を発揮でき、アンテナの形状も一時的に同じような形に変わるという噂である。
ただし、実際に確認した者が少なすぎて真偽が怪しく“手を繋ぐ”以外の条件もいくつか存在しているらしいため、一度その現象を起こした2個体でも毎回発生させるのは至難の業だという。
噂にればアセンションアンチノミーの開発者にとっても想定外の事象らしく、開発者は“手を介したアウェイクエネルギーの共有・循環によって、疑似アブノーマリティであるアセンションアンチノミーの2個体が一時的に完全なアブノーマリティに近づく事象”ではないかと推測しているとのこと。
その5に続く。
企画もどき「AAAA」の用語集その2の続き。
・アブソリューション Absolution
アセンションアンチノミーの武器。
基本的には銃器など飛び道具の形をしているが、持ち主が持った状態で念じたりパーツを変形させたりすると、銃口などから光の刃が出現しレーザーブレードとして使えるようになる。
1体につき専用機が1つずつ開発され、アセンションアンチノミーにしか扱えない。
その実態は、アセンションアンチノミーがアウェイクエネルギーを安定的に出力するための端末である。
・アブノーマリティ Abnormality
いつからか出現するようになった人類の敵。
普段はひと気のないところで暮らしているがたびたびヒトが集まる場所に現れて人間を襲うため、人口が減った世界では脅威となっている。
大小さまざまな形をしているが、総じて禍々しい見た目でアウェイクエネルギーを扱い、高エネルギーでできた身体パーツを持つ。
その正体は、アウェイクエネルギーを宿す生物がその力によって怪物化した姿。
人類がアウェイクエネルギーを発見する前から存在はしていたようだが、自らが引き起こした戦争や環境破壊によって数を減らしつつも”さらなる進歩“を求める人類を”自然“が脅威と認識したために人類へと牙を剥くようになった。
この事実にAAO上層部は気づいているようだが、なぜかひた隠しにしている。
・アライ Ally
アセンションアンチノミーの戦闘部隊のこと。
5人1組を基礎単位とするが、アライに所属しない個体も一定数存在する。
基本はAAOの戦闘指揮部門によってメンバー配置が決められる。
ちなみに各アライは基本的に「○番隊」と番号で呼ばれる。
その4に続く。
この時期は凄く好き
あなたの香りがするからね
香り系好きでしょとよく聞かれるが、そうなんだ
シダーウッドやカモミール、ホワイトリリー、数えたらキリがないぐらいにいっぱい匂いがある。
カモミールはフローラル系で、シダーウッドがウッディ系ホワイトリリーもフローラル系だ。
私は中でもカモミールが好き。
意味も存在するよ。
確か、【地上のリンゴ】だったかな