「もうやらない」と言ったけど、またここで特定のテーマや世界観で他の生徒さんに作品を作ってもらう「企画」を久々にやってみたくなった。
でも乗ってくれる人がどれくらいいるか分からないので、興味のある人はスタンプを押すかレスをつけて欲しいな〜(遠い目)
友達とクリスマス過ごした帰りの電車に
前の方にカップルがたっていた。
だからか、うちらはカップルについて話していた。
気づいたのかその前のカップルがうちらに視線を向けていた。
うちらと同じく話している様子
友達が私が降りる前の駅に降りたとき、
カップルの女の人が私視線を向けていた。
そして私は思った
もしかして私のこと男だと思ってる…?
まあ見た目的には男に見えるか…
髪型がショート、服が男性アーティストが着ていそうな黒コーデだったから
友達が対照的にかわいい天使のような白コーデだったから
カップルに見えたのかな?
でもな1つ言わせて、
私、女です!バリバリ女です!!
性別も中身も女子乙女心ありありです!
かっこいいのも好きだけどかわいいのも好きです!アイドルオタクしてます!
すいません!うちらカレカノではありません!
バリバリ友達です!女子です!
かっこいい(?)彼氏感あってすいません!
そして少し話題にあげてしまってすいません!
「恋愛は絶対にしない」「一生独身宣言」の私は
恋のキューピッドになる。
友達の恋のキューピッドになる。
恋は一瞬で終わりそうだし、怖いし、
見た目がボーイッシュだし、そもそも恋愛対象にもならなそうな私だから
恋は自分はしない。
恋に興味ないからという建前の理由をつけてるけど、
ほんとはあるっちゃある。男みたいな見た目してるからあえて言わないだけ。
あとリアルの恋はしないって決めてるから
だから友達の恋にめっちゃ応援&相談にのる恋のキューピッドになる。
まあ私は絶対に恋をしないからね!!一生独身宣言!
私は恋のキューピッド。
大好きな友達の恋を応援する
恋の相談にのる味方。
それから暫く。
ナツィとかすみは商業施設内を少し歩いて、建物の一角にあるゴスっぽい服の店に入っていった。
かすみが“自分に似合う服を選んで欲しい”と言ったことでナツィは色々と迷ってしまい、結局ナツィが普段着ているような服が置かれているような店に入ったのだ。
それに関してナツィは申し訳なさそうにしていたが、かすみは別にいいよと笑っていた。
しかし、ナツィとかすみはキヲンたちにあとをつけられていることに気付いていないのか、キヲン、露夏、ピスケスは2人に勘づかれずに衣料品店に入り込めた。
「…なんか、ナツィが着てるような服ばかりだね」
「そうだな」
キヲンと露夏がそう小声で話しつつ、物陰から店の奥にある試着室の外の壁に寄りかかっているナツィを眺める。
ナツィはかすみのために何着か服を選んで試着をさせているようだった。
「…なぁピスケス、なんでナハツェーラーはゴスロリみてーな服の店を選んだんだ?」
露夏が不意に後ろでかがみ込んでいるピスケスの方を向いてる尋ねる。
「そんなの、アイツがいつもそういうのばかり着てるからでしょう」
あと、アイツが着てるのはゴスロリじゃなくてゴスね、と答えるピスケスに対し、露夏はそれはわかってるよ、と答えつつ試着室の方を見やる。
それは咄嗟の判断だった。ブケファルスはカウダを突き飛ばした。それは助けるための行動だったが、カウダは運悪く姿勢を崩してその場で転び、ブケファルスとカウダは共々アリエヌスに丸呑みにされてしまった。
_アリエヌスの体内
「痛ぇー…」
ブケファルスがしたたかに打った背中の痛みに悶えていると、上からカウダが降ってきた。
「痛っ」
「ぐえっ!?おま…は!?食われてるじゃねぇか!!俺身代わりになったのに!」
「仕方ないだろ転んじゃったんだから。あ、でも助けてくれてありがとう」
「どういたしまして…結果的には助けられなかったけどな…あと悪いけどどいてくんね?」
「おっと!ごめんね」
カウダはブケファルスの上からどいて立ち上がる。ブケファルスもゆっくりと立ち上がった。
「さて、ここからどうしようか?」
「内側からアリエヌス倒して出るしかねぇだろ」
カウダはそうだねと小さく呟いてまわりを見回した。なにでできているかわからないが、黒く、なにもないただの広い空間のようだ。
私の特別はあなただけ
私の頭の中は
起きてるときも
寝てるときだって
あなたでいっぱい
肥大化していく熱で
冷却機なしの頭の中が焼けただれる
喉の奥にずーっとつかえている想いで
眩い仄暗闇の中呼吸困難に陥る
私の特別はあなただけなの
ねえ どうか
私を殺さないで
あなたの特別は私だけ
ずっとそうであってほしいの
そうでありさえすれば
私はこの今際の苦しみの中で
生き続けられる
薄暗い部屋に独りきり
考えても考えても
どうしても私に着いてくるの
分かってはいるのに。
身体の奥で造る
重なり合った色が
私の心に
鈍く刺す
朝日が差す
「おはよう。」なんて。
「…いいなぁかすみ」
2人がその場から離れていくと、キヲンは自らが隠れている商業施設の通路の角からそっとかがんだ状態で顔を出して羨ましがる。
「ボクもナツィに服選んでもらいたい!」
キヲンがそう言いつつ振り向くと、キヲンの傍に立つ露夏はきーちゃんらしいなと笑う。
「でもアイツはツンデレだからなかなか構ってくれないと思うぜ」
「えー、でもナツィとでーとしたい〜」
露夏とキヲンはそう言い合うが、不意に露夏の隣に立つピスケスが…2人とも、と声をかける。
「あの2人、行っちゃうわよ」
ピスケスの言葉でキヲンと露夏はハッとしたように商業施設の通路を見やる。
ナツィとかすみは既に通路の奥へ歩き去っていた。
「あっ、いつの間に!」
「早く追っかけようぜ!」
キヲンと露夏は互いにそう言うと、その場から小走りで移動し始める。
ピスケスは1つため息をついてから、2人のあとを追い始めた。
私の元気の源。
それは人の笑顔だったり優しさだっだりする。
優しくされたら涙が出るくらいに嬉しいから。人の暖かさに触れたら、必ず心から感謝する。
これでもかってくらい優しさを優しさで返す。
それでも足りないんだよね。
私があなたから受けた愛を、その愛を返すことが
私の傍に来てくれた。あなた。
でも、優しいあなたも
私を知ったら、ううん、操られた私を知ったら
きっと去って行く。
それなら初めから来なきゃいい。
私の心があなたを引き裂く前に
あなたが私の心を壊してしまう前に
離れる事を願います
勇気がない私、
勇気があれば声をかけたり、話せたり、行動できるのに
私は0%勇気。
勇気数%だけでもいいからほしい、下さい。
こんなに近くにいるから
この気持ちに気付くことができた
こんなに近くにいるから
この気持ちを伝えることはできない
分かってる
この雨の向こうに――
虹は掛からない
「かすみはかすみなんだから、自分の好きなようにしていい」
その方が俺も気分がいいし、とナツィは腰に両手を当てる。
「なによりいっつも同じような服じゃつまんないしな」
だから今日はちゃんと選べ、とナツィはかすみの目を見やった。
かすみはついまばたきをして、…じゃあとこぼす。
「自分に似合う服を選んでほしいな」
「えっ」
思わぬ回答にナツィは困惑する。
「それ、答えになってなくね…⁇」
「そう?」
正直に言ったつもりなんだけど…とかすみは不思議そうに首を傾げる。
そんなかすみの様子にナツィは呆れてため息をついた。
「仕方ない」
俺が選ぶから、文句は言うなよとナツィはかすみの手を取る。
かすみは…ありがとうと頷き、歩き出した。
私はなんで生きているの?
私はなんのために生まれてきたの?
私はまだ私の存在意義がわからない。
だから私は私の存在意義がわかる日が来るその日まで
生きていよう。
たとえば
他の女の子が脈アリ度0から始めるとき
わたしは脈アリ度−100とかから始める
始めても進まないかもしれない
『美人じゃなくても愛嬌があれば』
『これさえすれば一発で脈アリ』
『仕草と性格で美人と闘える』
それって『他人』だった時の話だよね?
全部完璧じゃないとダメなの
完璧じゃないと
『普通の女の子』と同じ土俵に立つ
希望すら持てないの
「いいよ、ナツィ」
今度の定休日、空いてるからとジャンパースカート姿のコドモは嬉しそうに返した。
それを聞いてナツィと呼ばれたコドモは驚いたように顔を上げる。
「いい、のか?」
かすみ、とナツィが呟くと、かすみと呼ばれたコドモはもちろんと頷く。
「ナツィが言うのなら」
かすみがそう微笑むと、ナツィはつい頬を赤らめる。
その様子を覗き見ていた金髪のコドモは、その様子を見届けると笑顔でその場を離れていった。
数日後、喫茶店の定休日。
喫茶店の裏口の前では黒髪のコドモ…ナツィがズボンのポケットに両手を突っ込んで、誰かを待つように立っている。
ナツィはちらちらと喫茶店の裏口の扉を見やるが、扉は開く気配がない。
…と、不意に扉がガラリと開いた。
「あっ、待った?」
白いブラウスの上にジャンパースカートを着たコドモ…かすみは、扉の目の前に立っていたナツィを見てそう尋ねる。
ナツィは、別にとそっぽを向くが…ただ、とかすみに視線だけ向けた。
「せっかく出かけるのに、いつもと服装がそんなに変わってないのが気になるだけ」
ナツィはそう呟いてかすみから目を逸らした。
人間はなにかを失ってから大事だったと気づくのか?
当たり前に感じている日々は失くなってから当たり前ではないと気づく。
ほんとにそうだ。
突然の永遠の別れ、友達との別れをしてきて
大事だった大切だったと思うことがほとんど。
これを失ってから学ぶと書いて失学と言うだろう。
これはないと願いたいが、人生において別れはたくさんある。
特に友達との別れ。
私の場合、学校では仲のいい友達が8割ぐらい転校していくという呪いのようなことがあった。
そこでたくさん失学をしてきた。
最近は、塾をやめ、友達の突然の別れをし、突然の永い別れもし
失学というものがたくさんあった。
失学は人生においてたくさんあると思う。
けど寂しいな。
けど悲しいな。
この世界に当たり前なんてないと改めて感じる
これはあってほしくないと思う
失ってから学ぶ、失学。
「でも、そもそもなんでアイツはこの手の服の店をわざわざ選んだんだろうなって」
露夏がそうこぼすと、ピスケスは…そうね、と呟く。
「アイツにとっては、こういうのには思い入れがあるから…」
ピスケスはそう言いかけるが、その途中であっ!と驚いたような声を上げるキヲンに遮られる。
ピスケスと露夏が試着室に目を向けると、ちょうどカーテンのが開いて深緑色のフリルやリボンの多いワンピースを着たかすみが姿を現した。
「わー、かすみかわいい!」
キヲンは思わずかすみの姿を見てはしゃぐが、不意にナツィがぴくりと反応する。
それに気づいた露夏は慌ててキヲンを物陰の死角に引き込み、その口を塞いだ。
「…」
後方にある洋服の陳列台の方を振り向いたナツィは不思議そうな顔をする。
そんなナツィの様子を見て、かすみはナツィ?と呼びかけた。
「どうかしたの?」
首を傾げるかすみの声に、ナツィはいや、と首を横に振る。
「なんでもない」
そう言ってナツィはかすみの方に目を向けた。
「…」
ギリギリのところでキヲンがナツィとかすみに気づかれることを回避させた露夏は、塞いでいたキヲンの口からそっと手を離す。
解放されたキヲンはぷはーと深呼吸をしつつ、ちょっと露夏ちゃん!と露夏に文句を言い出した。
「急に口塞がないでよー」
「いやだって、ナハツェーラーにバレたら怒られそうだし、第一尾行がバレたら意味ないだろ」
「それはそうだけど…」
キヲンと露夏はそう小声で言い合うが、やがてピスケスがちょっと、と2人を諫める。
「あんまり騒ぐと見つかるわよ」
ピスケスがそう声をかけると、2人はハッとしたように黙り込む。
そしてナツィとかすみの方を再度見やった。
ナツィはかすみの服装について色々と話しており、かすみはなんだか嬉しそうにその話を聞いている。
ナツィは自分たちに気づいていないことを確認したキヲンと露夏は、安心したようにホッと胸を撫で下ろすのだった。
たまにわたしは
ちょっとだけ事実を隠して話をする
「ずっと片思いしてたんだけどね」
「あの人絶対こっちのこと女として見てないから」
「今日すっごい塩対応されちゃって」
「あーあ、失恋しちゃったなー」
「もしかしてこれ、脈アリかな」
そういうときだけは
普通の恋する女の子になれるから
ナツィとかすみが衣料品店で服を選び始めてから暫く。
何着か試着をした結果、かすみはどれを買うか決めてレジで会計を済ませた。
そして2人は買ったものが入った紙袋を持って店をあとにした。
「…ホントにそれでよかったのか?」
かすみ、とナツィは商業施設の片隅にある大手チェーンの喫茶店の、店外にある丸テーブルの周りに置かれたイスに座りながらかすみに尋ねる。
かすみは、イスの脇に置いた紙袋に目を向けつつ、うんと頷く。
「やっぱり、自分にはああいうフリフリした服はなんか違うと思って…」
「だからといっていつものと同じような白いブラウスを1着だけとか、ちょっともったいないんだけど」
かすみの言葉にナツィは頬杖をつく。
それに対しかすみは苦笑いした。
「やっぱりいつものが1番だからね」
自分にはそれがぴったり、とかすみは目の前のテーブルの上に置かれたミルクティーのグラスに手を伸ばす。
ナツィはなんだよ…と不満げな顔をした。
「…いいなぁ、ナツィと2人だけでお茶だなんて」
「きーちゃんは紅茶苦手だろ」
「でもナツィと一緒なら嫌じゃないもん」
「なんだそりゃ」
ナツィとかすみが囲むテーブルから少し離れたところにあるテーブルを囲みながら、キヲンと露夏はひそひそ話をする。
2人は商業施設内の書店で買った手頃な雑誌や本を買ったときの紙袋で顔を隠していた。
私の恋は
虚像なのかな
虚像にこんなに悩まされてるとしたら
虚像に5年間も苛められてるとしたら
あまりにバカらしすぎる
あまりにかわいそすぎる
あまりに無駄すぎるし
あまりに気持ち悪い
ああでも
そうかもね
思春期が生み出した
可愛らしい妄想
虚像 幻想 虚偽
悲劇のヒロイン振ってるだけ
禁断の恋に憧れてるだけ
敬愛と恋愛を履き違えてるだけ
恋愛経験が少ないから
一番近くの男性を好きだって
勘違いしてるだけ
だとしたら
私は本当に
自分を騙すのが上手ね
「…2人とも、あまり騒いじゃダメだからね」
「わかってるよピスケス」
「そりゃ当たり前…」
新聞を開いて顔を隠しつつ咎めるピスケスに対してキヲンと露夏が頷いたとき、不意にナツィがちらと3人の方を見やった。
「‼︎」
3人は驚いて手元の雑誌や新聞、紙袋で顔を隠す。
「…」
ナツィは暫しキヲンたちの方を見ていたが、なにか気になったかすみが…どうしたの?と聞くと、ナツィはなんでもないとかすみの方に向き直った。
キヲン、露夏、ピスケスはそっと手持ちの紙袋や雑誌、新聞から顔を覗かせる。
「…バレて、ない⁇」
「意外と気づかれないモンだな」
キヲンと露夏は恐る恐るナツィの後ろ姿を見る。
ナツィはかすみとの会話でキヲンたちのことは気にしていないようだった。
「…2人がナハツェーラーのことをやたら気にするからよ」
ピスケスがボソッとこぼすと、キヲンはえー、そんなー!と声を上げる。
「今日はナツィとかすみのでーとを観察するために来たのに〜」
気にしないわけにはいかないじゃーん、とキヲンは手足をばたつかせる。
貴方の心の針を
全て抜いたら
貴方は幸せになれるのかな
私なんかに答えはわかんないから
貴方の生きる希望になれたらいいな、なんて
そんなの無理か
でも貴方とお別れは嫌だから
今日も貴方が笑えるよう
精一杯の努力をしても
貴方は幸せじゃないんだ
貴方の心の針を全て抜いても
心の穴は開いたままだもんね
私なんかは力になれないから
貴方が苦しんでるのを見てるだけ
なんでだろう
でも貴方とお別れは嫌だから
今日も貴方が笑えるよう
精一杯の努力をしても
貴方は幸せじゃないんだ
貴方の悲しみを私が背負って
私の幸せを全部貴方にあげれば
貴方は幸せになれるかな
今日も貴方のために
まだ貴方とお別れは嫌だから
明日も貴方が笑えるよう
精一杯の努力をしても
貴方は笑えやしないんだ
夢なら大好きって伝えられる
夢なら愛してもらえる
夢ならたくさん触れ合える
だから
どんなに手ひどく言われても
目を覚ますのがつらくても
何度でも
間違って、間違って、間違って、
あなたを夢に見る
一緒にいて楽しい
話が尽きない
隣にいてなんだかホッとする
何より楽しいね
優しくしてくれてありがとう。
守ってくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
心からありがとう。