僕等の、 眩しいくらいに青かった春は 瞬きのうちに弾けて消えた 持ち合わせていれば 傷つくものばかりで それでいて 誰かに傍に居て欲しくて 不器用なままでは 万人に愛されないことを知って やむなく手放してきたそれを 今になって悔やむ大人にはなるなと 後ろを振り返って 誰にでもなく叫びたかった
睡い目をぼんやりとひらいて 天気予報に青色を捜してる とうめいなビニール傘を買って 風邪をひこうと思ったのに。
むずむずするの、 知らなければずっと 気づかなければずっと 平凡だけで済んだ季節が あの日、桜よ咲けよと願った日から 瞼のおくのおく、 うらのうら 上ずった声、 幼さの残る横顔 もうここにいない 君のこと ふ、と思い出して ずっとずっと むずむずしている。
異国の地で雨に降られたなら 君のことを思い出してしまって 雨上がり、 開いた窓の奥に詰まった 何処かの誰かの生活が 水溜りに写った気がした
飲み残したままのグラス、切れかけた蛍光管の瞬き 読み損ねた本とCDの山。 …薄い埃。 電話の指紋を拭く気もしなくって、ただ回転椅子をぐるぐると蹴りながら生きている。 淋しい、なんて きみにだけ内緒。 ねぇ、名前はもう呼ばないけれど おやすみだけ云うのを許してくれるかい
つるつる降った 今日の雨が 春が恋しくて泣いている 冬生まれの君の横顔が 少しだけ大人びて見えた頃 この傘はもう 君を守らなくなるのかな 雨が降ったら 一緒に帰ろう
風に靡く想い出の断片が 不必要な輪郭をかたちづくっていく 鮮やかな色彩が 曖昧で不鮮明な美しい世界を壊していく ぐるりと一周 全てを存在から離して 僕はここに帰ってきたのだ。 (ただいまです!戻って参りました。また仲良くしていただけると幸いです。たくさんのまとめができていたり、新しい方も入部されていたり嬉しい限りです。改めて、よろしくお願い致します。)
とろん、と溶けた 心地の良い夢の中に 何時迄も居たかった 好きになっても、なれなくても きっとそれは自分で 溢れる言葉と想いだけが きっと全てを知っている 劣等感と嫌悪しかなくても それを抱えたまま英雄にだってなれる 個性なんて後付けでも良いんだって 誰かに言って欲しくて ひとりよがり 前を見て歩けない僕ら
仕草とか、 近くにいる時の温度とか 無言でいても 気まずくならない空気感とか 無邪気なところとか 時々だけど、 ちゃんと女の子扱いしてくれるところとか 全部全部、当たり前にあって 食パンの耳みたいに 好きでも嫌いでもなくて それでも、 春が来ても、 変わってくれない君がいい
あめの日、 きみ のこと そらで描いた らぶレター