きっと誰もが溺れる間際を彷徨って、切れかけたカラダを何度も縫って、今日も戦っている。それが目に見えるものなのか、はたまた見えないものなのか。 回りすぎて正面がわからなくなるときもある。正解を間違いと言われ、正義を偽善と笑われる、そんなこともあるかもしれない。 それでもここは、それぞれの色が輝き、それぞれの言葉がメロディをつけ、ポロンポロンと飛び立つ。 ただここにいる。それだけでいい、それ以外何もいらない。ここには、今日も言葉が踊ってる。
心がキュッと締め付けられて、体の奥底に眠っていたキラキラした熱がこみ上げてくる。 笑う横顔が、眠そうな目が、困っている眉が、照れている耳が、私の全てを溶かす。 あまりにも綺麗なあの人に、なぜか涙しか出なくて、この想いを言葉になんかできなくて、うまく言えないけれど、すごく凄く私は幸せ。
目尻に伸ばしたアイラインは、きっと強がり。真っ赤なグロスは、弱さに気づいて欲しいだけ。ほんの少しのはずだったのに、いつのまにか、それが本当になっていたんだ。 どうすれば見てくれる、どうすれば聞いてくれる、どうすれば求めてくれる。ただ、私と同じ温度で、同じ重さで、このまま堕ちていきたい。
足場なんてないのに、ただもがいて、ひたすら上を目指した。悴む手足は痛々しいキズを付けている。まるで、私が生きている証拠みたいだ。 もっと単純な答えでいい。多くはいらないから、たった一つでいいから、カタチある答えを私にください。
冬の晴れの日は空気がきれいで、頬をかすめる度、この季節の温度を身体に刻む。 新たな始まりと新たな終わりをつげる日にあの人のことを想うと、なんだか難しい問題を解いているようで、すこし居心地が悪い。それでもまた想ってしまうのは、居心地の悪さなんかより大切なものがあるから。 だから、よろしくね。来年も。
私が私を探して生きてる。 誰かが誰かを探すように。 必ず終わる今日を、 必ず終わるきょうにする。 わたしが。 だれもが。 雨の後の水たまりは、もう雨ではないのよ。 言の葉遊戯。 その空のなかで一番さいごの星。 さよなら。ありがとう。
いくつも色を並べては、求めてる色になるように塗りつぶす。キャンバスが埋まる頃私は大きな翼をつけて、飛べるように。 募る想いを声に出したら、あまりにも空虚な言葉で、安くさくて、うまく言えないんだ。 冷える指先温めるのはあなたがいい。想うほどに、あなたの背中が霞む。空気を噛むような静けさ。きっとこれが恋、最初で最後の恋。
いっそのこと切れた方が楽なのに、思いがけないところで修復し、想い糸は私とあなたを繋ぎとめる。やっと癒えてきた瘡蓋の隙間から忍び込む濃密な刺激は、刺さるような痛みと溶けるような甘さを持つ。私はこれがほしい。泣きわめいてもこれがほしい。きっとこれは始まりと終わりのサイレン。私は強く耳を塞いだ。
人間のにおい。夜の蝶。ぶつかる寸前まで、追い掛けて。はらはら、舞う欠片。「ゆめまぼろし、か。ゆめまぼろし、か。」ポケットに詰め込む。 人間のにおい。朝の蜂。近づくことさえ、無くなった。はらはら、沸く喉の奥。「ゆめまぼろし、ゆめまぼろし、」頬を照らす光が消した。 日々のにおい。なにも感じずにはいられず、目を閉じるわけにもいかないから。 泣かないで、ひとりで。いつかのあおぞら、消さないで。
喜びは悲しみを超えるから、私が変えるから。ここにあなたといたい。 寂しくなった景色にも、あなたの色は輝くから。同じ歩幅で歩いていたいよ。 サヨナラはまだ言いたくない。