笑えないよ 泣けないよ とても叫びたい まっくろな夜なら ぜんぶ隠してくれそうだから ほんとうはぜんぶ きいてほしい だなんて 願っていたって 叶わなかった 意味などなくていいの ほんの一瞬 だれかの刹那を わたしのものにしてみたくて 世界がおおきいこと 雨がやさしいこと はじめから知っていたわけが ないでしょう 朝がこわいこと ひとりが寂しいこと いまさらわからないわけが ないでしょう
魚の鱗が ひらひらと、 僕のもとに舞いおりる。 ガラス瓶の 中、 炭酸が抜けていく。 手のひらに刺さる。 甘い。 どうしようもなく、どうしようもなく。 泳いでいく、 きらきらの夜へ。 僕はくらげだった。 理詰めの瓶を、 放り投げた 君の 横顔、 何よりも好きだった。 僕を見つめる君の目が、 水面を反射して、 揺れていた。
どうやったって伝えきれないほどの 大きなおおきな たいせつな気持ちを とどけたいから ありがとうを 伝えたいから ちっぽけなわたしのすべてで きれいじゃない世界のこと どうしてかきれいな景色のこと 感じる想いのめいっぱいを 声に 文字に ことばに いま、きみに (ふと、伝えたくなったので。みなさんあたたかくて、ことばを愛していて、ここでことばを紡げることがとてもしあわせです。出会いに感謝。そして、これからもよろしくお願いします)
つま先であしたをつつく 呼び慣れた過去とおなじこと すべてに涙を溶かして どうか きみが眠れますように、と 雨のおとにやすらぎ ガラス一枚隔てた向こうで だれかが 傘を捨てたんだ コンクリートの壁のらくがきは 罪だけしか持っていないの? そして夜が走りだした タオルケットを抱きしめる 見えない星がはじける 世界が きみにやさしくありますように、と つま先であしたをつついた
溢れるものに ふたをするように目で笑った。 いつか輝く? コップの汗がコースターに落ちてゆく。手でそれを拭って、つよく払ったんだ。なにも見当たらない雨のトンネルを もどかしくかける。未来がぶれる、ぶれて動く未来。いつか輝く、
ひそやかにきらり、小さく光ることばが好き。 控えめにぽつり、道端に隠れたことばが好き。 こらえかけた泪みたいに、そっと流れることばが好き。 ひとり俯いた頬にふわり、そよぐことばがすき。 (なんとなくスナップ写真を撮るようにことばを綴ったり、) (カメラを提げて街を歩くようにことばを探したり。) (ことばって素敵ですよね。) (ポエムで会う仲間のみんな、いつも有難う。)
とんでけくもり空 星の魔法とガールズ・ビート ビターチョコレイトの腕時計には 虹色のリボンをかけて 両手いっぱいのシュークリーム 投げつけたいのはきみだけ だけど ホイップクリームは甘すぎるね きみは顔をしかめてしまうね わたしにブラックコーヒーが飲めたら きみはいちごのドロップをなめるの そしたら いっしょに出かけようよ
とれかけのボタンを見ないふり するような どこまで雲を追いかけてゆくのかな 止まった時計に丸めこまれて また笑う 忘れ去られた夢のひつじ きれいな嘘を信じた唄を しあわせと呼ぶのなら 砕けた涙のしずくに 手を振ることが 唯一の平穏だと いうのなら
雨が隠す瞳 繋ぐ唄 星のしずくを抱いてゆこう 眠れなかった夜に泣いたこと 忘れたくても あれはわたし 懐中時計に口づけを 海の底でも光る 夢に こころからの愛を
まだ雲の低い雨上がり、湿った風の木曜日。 ポケットにロビンソン、歩く道のりは遠くても、 今日はきっと夏の終わりの日。