昔好きだった女の子 もう名前も出てこない ただいたことだけは覚えてる きっと どこかですれ違った彼は お父さんを亡くしたばかりで どこかですれ違った彼女は 今にも死にそうな辛い思いをしていて どこかで話した子供は たくさんの夢を持ってて どこかで話した老人は 孫の顔も見れずに死んだ そこにいたことさえ忘れられた物語は 誰かにとってのバイブルで 僕の頭の中から いつか全て消えてしまう あなたのことだけ 僕は愛していた
会いたいだなんて 馬鹿馬鹿しいよね 幻想を追う 本物の彼女を もう求めてはいない でもどうしても もう一度 彼女を探す あるはずもないのに 貴女の破片を 勝手に作って 見つけたと思い込む 非現実的な希望 それでも僕は もう一度
なぜ、互いの感情がわからないのに人は話すのだろう。
どっと疲れた体中 一歩進むごとに鈍く痛んで 辛くて止まりたくなる なんで疲れたかなんて はっきりしないまま 家に帰ってベッドに倒れこむ その瞬間を願って 歩く
彼女は荒波のように、僕の身体を、こころを侵して、次の瞬間には消えてしまっていた。まるで波が引いたかのように。 いや違う、鼻に微かなものを感じたとき、僕は悟った。彼女は跡形もなく消て去ったのではない。荒波ではなかったのだ。僕に甘く柔らかな香りを残し、通り過ぎていったんだ。 優しい風だったのだ。
枯れて黄土色になった芝生の上に 白い点一つ 誰もいない公園に 僕とあなた 病気が移るぞと お父さんに昔言われたけれど 綺麗なあなたを前にしたら そっと抱き上げて 大切にポッケにしまって 見つからないように 走るんだ どこまでも
こんなことできるはずがない あんなことしても何にもならないよ それってなんの意味があるの? そんなこと言ったって どうなるか 分からないじゃないか どうにも ならないじゃないか 悪くなるかもしれない 良くなるかもしれない 不安から自分の夢に壁を作らないで 壁で囲わないで 貴方はその夢の砦で 一体何から守っているの 結局自分で壊すんだ 自分でしか壊せないんだ 貴方の夢の砦は
銀色のあなたは僕を映す 美しくもない自分を見ても 心の底からは嫌えない そんな僕を僕は嫌う 銀色のあなたは世界を映す 醜く歪んだ世界さえ 綺麗に見せてしまうのだから あなたは全く罪な人だ あなたの前で僕は何故か 嘘をつけない気分になって 頬に小川が走り出すんだ 何も悲しい訳じゃないのに
あなたを生むために、私は生まれてきたの。 昔、セーラームーンになると意気込んでいた彼女は、普通に結婚し、子を産み、普通の主婦になった。 その息子は、仮面ライダーになると言って、真面目なサラリーマンになり、家族のために働いた。 その娘も、輝かしい未来を望み、それを投げ打って、子を産み、子育てに人生を費やした。 たくさんの命をかけて産まれた僕もまた、世界を変えると意気込み、唯の一人のパパになるのだろうか。 何ににもなれず、死ぬのだろうか。
6.音 音楽という世界に 7つの音がある ド レ ミ ファ ソ ラ シ それらの間にもたくさんの音はあるけれど 音楽を形作るのはこの7音 世界を作るには ルールがいる でも ルールから外れた音が 汚いわけじゃない 自分の音を輝かせられるのは 自分だけだ