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苦礬柘榴

あたしはざくろ。
ここらへんの地域は赤い目をしたメタルヴマたちがたくさん住んでいる。
みんな仲が良くて優しい人達ばかり。あたしはそんなみんなが大好きだ!
あたしは、お父さん、お母さん、妹と暮らしている。
父は小さなお店を開いていて、人間の住む世界のモノを売ったりしているお店だった。
ある時、流れ着いたモノを整理していたら、あたしたちが知らないヤツが流れてきた。
「本で見たことがある…ヤツはニンゲンか?」
するとヤツは起きて周りを見渡している。一体何者なんだろうか。
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〈ヤツ視点〉
俺はごくごく普通の学生レン。だが少し変わったところがある。
俺のご先祖様が”アルケミスト”錬金術師だったことだ。
ご先祖様は宝石の需要を満たすため、模造宝石を作る試みを何世紀もの間続けてきた。だが、宝石の化学組成を解明する事はできず、ご先祖様が宝石を合成することはなかった。
だが錬金術のDNAは残り、少しだけでも錬金術の能力が使える家系なのだ。
「それにしてもここはどこなのだろう…俺はいつものように通学路を帰ってきてたはず…無意識のうちに何処かにワープする呪文を唱えたのか…そんなわけ無いか…」
「お前何をブツブツ言っている?」
急に燃えているような目をした女の子が声をかけてきた。どう見ても人間じゃないよな…
「ごめん。あの、ここってどこ…?」
「ここはミクロコスモスのガーネット地域。ここは人間達の住む世界のモノが流れ着く場所なの。多分あんたもここに流れ着いちゃったんでしょうね。」
「そう…だったのか…」
女の子は俺が人間だから、みんな俺を嫌う可能性がある。早く帰った方がいい。そう言われたが、帰り方がわからない。
一体俺は帰れるのか。自分の世界が恋しい。

追記:小説初心者の私が、初めて小説を書いてみました。やっぱり小説書くの難しいですね…(^o^;
アドバイスなどくれると嬉しいです。m(_ _)m