表示件数
2
6

本当の「私」で話せなくてごめんね。
私も「私」で話したいけど、今日の教科書の読み上げみたいに、ほんとに無意識で声色が変わっちゃうの。
こんな訳の分からない自己嫌悪でストレスなんて溜めたくないよ。
スクールカウンセラーの人と話すのは良いけど、教室までの道が長くて億劫で。
あの部屋から遠ざかるほどさっきまでいた本当の「私」が薄れていって。
担任からも「どれが本当の夜間さんなのかわかんない」って言われて、流石に泣いた。
自分が嘘をついてあの子たちと生活してると思うと申し訳無さと悲しさが心から溢れてきてつらい。
せめていつものみんなとは「私」でいようとしても、「学校」についた途端スイッチが切り替わって対応が全然変わってて。
「今日も私は嘘つきだ。」って考えでいっぱいになっちゃう。
こんなにも周りの目に弱い自分が嫌いだ。

助けてって言っても助かる問題じゃないし、私が変わらないといけないけど、無理があるのかな。

こんなので泣いて先生とかみんなを困らせたくない。
でも一番困ってるのは私なんだよ。

母に言ったら「そんなの誰でもそうだよ」って言われて、納得した。
わざわざ私が改まって糾弾することじゃないってわかってたつもりだけど、あんなにはっきり言われたらもう無理だよ。

誰か、本当の私を返してください。
とか言っても全く意味がないのを理解してるって点がもう終わりだよね。