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Part of me

Part of me を初めて聞いた時、私がずっと隠し続けて、向き合うことから逃げてきた古傷が疼きました。
2020年11月2日、この日の出来事が私の生き方を、価値観を一変させました。
それを自覚したのは最近のことで、今思えば気付かないふりをしていたのかもしれないけれど、確かにあの傷は私の心を蝕んで、壊していたのだろうと思います。
心が削られて行く過程の中で、私は一度心を殺しました。何も信じず、ただ自分の中だけで生きていました。しばらく屍のように生きていました。

長い時間をかけて少しずつ立ち直ってきて、 思い出したくないほど辛かった記憶だったけど、最近ではその傷と向き合って、自分の身を削ってでも将来の教訓にするなど、何らかの形で自分や誰かのために残しておきたいと思うようになりました。
それが最期まで、一瞬を永遠にするために出来る唯一のことだと思います。

出会いがあれば別れもある。目の前から大切な存在もいつかは消えていく。別れは苦しさと寂しさをもたらす。その苦しさを私は忘れることはないでしょう。
寂しさや辛さは一人で耐えるのは難しい。私はどうしても耐えられなくなって爆発しかけたこともあります。
人間の、世間や社会の歪んだ部分に触れて、心を閉ざした。自分の本質を誰にも見せなくなった。愛を感じることができなくなった。それでも実際は、心の奥底では「誰かに愛されたい」と思っていたのでしょう。

過去を乗り越えられてはいないけれど、壊れた心は完全に修復はしないと思うけれど、先に進もうと思いました。今の自分があるのは過去の苦しみも含めて、今までの積み重ねのおかげだから。

悲しみの果てに何が待ってる?

あの橋の向こうで君を待ってる

私は悲しみの果てに、一度殺した自分の心と再会できること、また苦しみや孤独と寄り添い合える誰かが現れるのではないかと思います。