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ハイパードライブ

船が軋んで地面にめり込み始めた、この惑星の何百倍かのGがかかっているらしい。
まぁ残念ながら私には効かないが
私は船の入口を遮蔽に腕をブラスターに変形させアナスに向けてエネルギー弾を発射した。
「ライノサス!」
弾道に何かが割り込んできてエネルギー弾は消失してしまった。
「悪くない威力だ、この金剛のライノサス以外にならな!」
「く…」
そういえば五人一組が基本だったな
となるとあと3人が船の周りに…万事休すか!
残りの時間はどうだ、■■■■■は今どこに…
探していた反応は妙な場所にいた、ちょうどこの場所なのである。
「さ、観念してもらおうかエイリアン」
「ま…まて、何か来た」
「気を逸らそうったって無駄なんだよ」
アナスが飛びかかる、その瞬間虚空からアリエヌスが出現してアナスを丸呑みにしてしまった。
「アナスー!」
「何だ今の!?」
必死に体内のレーダーをフル稼働させるも状況が全く読めなかった。
船周囲で次々に悲鳴があがる、アリエヌスに囲まれているのかとも思ったがそれにしては反応が少なすぎる…
「貴様!」
「待て!動くな!」
「問答無用!」
ライノサスが突撃してくる、その足元が突如として割れてその中へと沈んでいった。
そのタイミングで周りの景色が一瞬で変わる、亜空間航行だ。

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フェネクス

「すっげぇなぁ、でけぇよ。あっちゅうまにこんな所だし」
走る私の肩に乗りながらノアがそう言った。
街はすでに見えない程遠い、前線からも近いから爆発音が木霊していた。
「ま…まぁな。それよりもう少し…だ…?うん?」
私のレーダーに何かが反応した、何だ?
何かとてつもなく大きな…エネルギーの塊のような…まさか…!?
「どうした?」
「…マズイな」
考えなくても感じる根源的な恐怖
こんな反応など一つしかない、間に合わなかった!
私はいつの間にか、頭が指示を発するより前に走っていた。
「わ…わわっ!どうしたどうした!」
そのまま私の降下してきた船に飛び込んで起動していた。
「なんなんだこれ!ソロウ、何をすんだ!」
「惑星軌道を脱出する!ヤツが…ヤツが来た!■■■■■が!」
「な…なんだって?」
「この星は喰われる!■■■■■に!」
正直、私自身パニック状態であった。
私とて魂に刻まれた恐怖には抗えない
船が浮く、確か亜高速航行は一回分ならあったはず
だが、船が飛び上がることはなかった。
それどころか、逆に地面に押し付けられるような…
「なんだ!」
「う…うげぇ…助け…」
ノアが船の床にに押し付けられている、まさかと思い計器を見ると重力異常だった。
「この星でそんなことが…?」
仕方なく、出力をエンジンからバリアに回して外に出てみる。
そこには数人のアヴァスが散開しているのが見えた。
「お、出ててきた。アリエヌス…には見えないな、君エイリアン?火事場泥棒とは節操がないなぁ」
この時間がないときに…
「何だお前たちは」
「フェネクス、泥沼のアナスただいま参上!さぁ、奪ったものを返してもらおうか!」

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空想少年要塞都市パッセリフォルムズ:擬命ランギヌイ キャラクター②

アヴェス:ジオコクシクス・カリフォルニアヌス
モチーフ:オオミチバシリ(Geococcyx californianus)
年齢:13歳  身長:159㎝
所属カテルヴァ:ランギヌイ
説明:擬命型レヴェリテルムを扱う数少ないアヴェス達を集めた特設部隊“ランギヌイ”のメンバー。スタミナ自慢のレヴェリテルムを操るだけあって、本人も持久力と生命力に優れ、三日三晩休憩なしぶっ通しの戦闘行動にもギリギリ食らいつけた実績の持ち主(戦闘後、15時間ほど泥のように眠り続けた模様)。
レヴェリテルム:ヴェナトー(Venato)  語義:追跡者
説明:体長2m強の金属製狼。唯一“ランギヌイ”だけが所有する『擬命型レヴェリテルム』。自律稼働し、一度狼の姿に変化すると、所有者の手を離れてもある程度の知性を持って動き回る。スピードこそ先輩2名のレヴェリテルムに劣るものの、持久力が極めて高く、丸一日最高速度で走り続けてもパフォーマンスの低下が見られない。また、嗅覚が極めて鋭い。

アヴェス:ストリゴップス・ハブロプティルス
モチーフ:フクロウオウム(Strigops habroptilus) ※所謂『カカポ』
年齢:11歳  身長:145㎝
所属カテルヴァ:ランギヌイ
説明:“ランギヌイ”の新入り。『擬命型』を扱うという理由でこの部隊に入れられたものの、他のメンバーが得意とするスピーディーな戦法にはまるで向かないずんぐりむっくりなレヴェリテルムを扱うので、自信が無い。
レヴェリテルム:エキドナ(Echidna)  語義:ハリモグラ
説明:体高1.8m程度の二足歩行金属製ハリモグラ着ぐるみ。唯一“ランギヌイ”だけが所有する『擬命型レヴェリテルム』。他の『擬命型』と異なり気の抜けた外見で動きも鈍重だが、パワーと耐久力に優れ、鋭い爪を具えた太く頑丈な両腕を器用に用い、救助活動などで活躍する。一度ハリモグラの姿に変化すると、所有者の手を離れてもある程度の知性を持って動き回る。パワーはヴェロキタスと押し合っても1㎜も揺らがないほど。スピードは最高時速10㎞程度。短い両脚でどってこどってこと走る。

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空想少年要塞都市パッセリフォルムズ:擬命ランギヌイ キャラクター①

アヴェス:ストゥルティオ・カメルス
モチーフ:ダチョウ(Struthio camerus)
年齢:17歳  身長:166㎝
所属カテルヴァ:ランギヌイ
説明:擬命型レヴェリテルムを扱う数少ないアヴェス達を集めた特設部隊“ランギヌイ”の最古参にしてリーダー。“ランギヌイ”は『擬命型レヴェリテルム』と呼ばれる、完全自律型機械生命体のレヴェリテルムを扱うアヴェスをまとめ上げた特設部隊で、その発生確率の低さから、所属人数が規定下限の5人にさえ満たない。
レヴェリテルム:ヴェロキタス(Velocitas)  語義:素早さ
説明:体長3m程度の四足歩行する金属製無翼竜。唯一“ランギヌイ”だけが所有する『擬命型レヴェリテルム』。自律稼働し、一度竜の姿に変化すると、所有者の手を離れてもある程度の知性を持って動き回る。高いパワーとスピード、精密性を誇る高性能レヴェリテルム。戦闘特化型だが、長い尻尾もあることで、戦闘外行動にも十分優秀なパフォーマンスを発揮する。

アヴェス:ドロマイウス・ノヴァエホランディアエ
モチーフ:エミュー(Dromaius novaehollandiae)
年齢:15歳  身長:155㎝
所属カテルヴァ:ランギヌイ
説明:擬命型レヴェリテルムを扱う数少ないアヴェス達を集めた特設部隊“ランギヌイ”のメンバー。身長はあまり伸びなかったものの、レヴェリテルムを扱うには小さく軽い方が有利なのでまあ良いかと思っている。部隊内で最も積極的な気質で、レヴェリテルムの“クルスス”を駆り、最前線を駆けずり回る。
レヴェリテルム:クルスス(Cursus)  語義:走り
説明:体長3m程度の翼の無い金属製ヒポグリフ。唯一“ランギヌイ”だけが所有する『擬命型レヴェリテルム』。自律稼働し、一度ヒポグリフの姿に変化すると、所有者の手を離れてもある程度の知性を持って動き回る。速力に関しては部隊内で最高。視力に優れ、特に遠視能力が高い。大体25.0くらい。

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帰結

原石を抱えて二人は街中を駆け抜ける、人は最早いなかったので行きよりも速くさっきのドーム状の建物についた。
「ところで、どっからいくんだ?普通に出たんじゃ狙われるだけだで」
「そこは大丈夫だ、私に策がある」
ドームを抜けて地下の入り口に急ぐ。
ここには『私』がいる、有効活用させてもらおう
「あった、これだ」
「なんだこりゃあ…」
「ここに来る途中で見つけたんだ、コイツを鎧にして駆け抜ける」
「そんなことができるんか?すげぇなソロウ」
「『想像力は力なり』だろ?」
そうして原石をノア一人に任せて『私』の体に触れる、移し替えができたんだから逆もいけるはず…
体が光を帯びて粒子となる、しかしそれも途中で消えてしまった。
「く…どうなって…」
「内容量が違うんでねぇか?体の大きさとかまるで違ぇし」
「まさか…足りないのか、エネルギーが?そうだ、その原石を私に託してはもらえないか、この中なら安全だ」
「それはいいだ、向こうまで運ぶにはこいつがいるからな」
そして、原石と共に再び『私』の体に触れる。
体が光を帯びて、『私』に取り込まれていった。

「報告!保管庫が開けられていた模様!」
荒々しく扉を開けて部屋に入ってきた直後、そう兵が叫んだ。
「なんだと…!?中身は?アヴァスを警備につけていたはずだが」
「何もなかったそうです、誰もいなかったとも」
「…そうか、ご苦労。特務部隊をここに呼んでくれ」
「はっ!」
兵が出ていったあと、小さくため息が出た。

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空想少年要塞都市パッセリフォルムズ:告鳥と悪霧 その④

クミの案内に従って、3人は細い路地を奥へ奥へと進んでいく。
「クミちゃん……君の家、随分と奥まった場所にあるね?」
「んー」
サルペンタリウスの呼びかけに、クミは気の抜けた返事を返した。
「あ、とまって」
クミが不意に声を上げる。
「っとと……何?」
「とおりすぎちゃった」
「そっか。どこまで?」
「1こまえー」
「了解」
そう言ったサルペンタリウスが振り返る。
路地から枝分かれした細い道から、体高4mほどの小型アリエヌスが上半身を乗り出していた。
「……は?」
「はぁぁ⁉ なんでまたアリエヌスがいるんだよ! “天蓋”はどうなってんだ“天蓋”はぁ! ズー坊!」
カズアリウスの指示で、ディクロスが蛇杖を構えて突撃した。アリエヌスが完全に身体を出す前に蛇杖の『胴体』部分を巻き付け、その脳天に毒牙を突き刺す。
「食らいやがれ!」
アリエヌスの身体に直接腐食液が注ぎ込まれ、内部から少しずつ崩壊していく。
「ダメ押しだこのヤロー!」
崩れた内部に、蛇杖の口からの火炎放射が放たれる。体内から熱量に晒され、アリエヌスは崩れ落ちた。
「クミちゃん、大丈夫だった?」
「ん。はやくー」
サルペンタリウスの問いかけに頷くと、クミは路地の奥を指差した。

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某所

「市長!マズイことになった!」
男は市長室のドアを蹴破る勢いで開けてそう叫んだ。
「ドムズか…戦線はそこまで悪いのか?そんなもん百も承知だ、私に言うな!マズイことだと?私が市長になってからずっとだ」
しまった、年甲斐にもなく興奮しすぎてしまった…
市長は男から見えないように深呼吸をして気持ちを落ち着ける。
「違うそうじゃねぇんだ。原石のことを勘付かれた、アヴェスにだ!」
「なんだと?」
「アリエヌスがどこから来たのかも知っている雰囲気だった、バレてやがる、石の場所も…多分戻ってきたのはそういうことだ」
この男、いやに興奮しているな?
言葉が繋がっていない、妄想と現実の境が曖昧だ
「落ち着きたまえ、そのアヴァスの名と所属は」
「ケツァルコアトルスのソロウ ・フォルスラコスと名乗っていた、俺はそんなヤツ聞いたことがない…そうだ、ヤツがアリエヌスだそうに違いない!」
「少し頭を冷やしたまえ君…おーい、とりあえずコイツをどこかの部屋に連れてってくれ」
そう言うと黒服たちどこかしこから入ってきて男を羽交い締めにして部屋の外に連れ出した。
「ま…まて…アイツを…アイツを捕まえてくれー!」
しばらくして声が聞こえなくなった後、新しくコーヒーを入れて一息ついた。
「まぁ、念の為な」
そう呟くと市長はキーを叩いていた。

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歪な命

そこから先はスムーズだった、混乱に乗じているのだから当然といえば当然なのだが
目星をつけた場所を巡るだけの簡単な作業だ、その後のことを考えないのであれば
「交代か?ついに俺も戦場に出されるのかぁ」
2つ目に迫ったとき、私とは別のアヴェスに声を掛けられた。
「君は?」
「俺はアクトレスってんだ、アクトレス・ノア。お前は?」
「ソロウ ・フォルスラコスだ。君はなぜこんなところに?」
「よろしくソロウ。まぁ何、こういうことだよ」
ノアが服を捲くって見せてきた、胸部のコアが剥き出しでエネルギーゲインが不安定、しかもよく見たらどこにもレヴェリテルムが見当たらない。
「なるほど…」
これでは戦えないわけだ
「んで、ここの警備に回されたってわけ。そんな俺でもようやく戦闘の番が来たってわけだ!」
「ここには何が?」
「さぁ?大事なモンってのは聞いてるが」
聞かされない内蔵物、警備のアヴェス…
多分、ここで当たりだ
「実は、この街はもう持たない。陥落前にこの中身を別のところに移すよう指示を受けたんだ。人類のために」
半分はでまかせである、そんな指示は受けていない
陥落しそうなのは本当だが
「な…町が…!?」
「ここを開けてはもらえないだろうか?」
「わ…わかった。開けちゃいけねぇ決まりだけどそんなこと言ってらんねぇもんな!それでどこに移すんだ?」
「それは…本部だ、ドムスの」
「隣の街か…あいわかった!」
ノアが何かを操作すると地面が割れ、階段が現れた。
「こっちだ!」
二人はその階段を駆け下りていった。

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