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あの日があるから今がある

過去を少しだけ気にしなくなった日です。
去年、ゴールデンウイーク明けに学校に行けなくなりました。いじめられていたわけでもなく、学校に居場所もあったのに、どうして私はそんな日々を捨ててしまったんだろうと、ずっと自分を責めたり後悔してめそめそしていました。行事が近づくたび落ち込んだし、勉強もろくにしないで、何も頑張っていない自分は誰にも合わせる顔が無いと本気で思っていて、心配して手紙をくれる友達にも会おうとしませんした。
そんな日々が一年続いて今年の六月、父が読んでいた心理学の本を借りてみたんです。その本を少しかじって影響を受け、不登校になったのを失敗だと捉えるのをやめました。
無駄なものは何もなかったと思えました。私は学校での日々を失ったと思っていたけれど、こうして悩むこともなければ音楽やラジオをここまで好きになることもなかったし、全ては経験になると考えて、自分が選んだ道を正解にするしかないな、と。
その日から吹っ切れたというか、すぐに別室ではありますが学校に行くようになり、二年生の時はもちろん受けていなかったテストを受けることもできて、確実に前進できました。
今受験や卒業が迫ってきてまたそんな後悔がぶり返してきたのですが、あの日の窓が開くような気持ちを思い出して自分のペースで進んでいこうと思います。