人身事故と誰かの舌打ち 花束と黒いネクタイ。
空を飛ぼうとした子供 羽はなかった 救いはなかった。
未来、或いは過去の僕が 先を争って逃げ出していく世界。
かつて僕たちは歯車を作った。 精密に 精確に。
誰かいなくても困らないように 誰もいなくても困らないように。
そうして出来上がった仕組みの中で 居場所が無いって泣いてばかりいる。
大丈夫。君が地面に叩きつけられた衝撃で 世界は止まりはしないって。
ニュースキャスターが人類は醜いと繰り返し伝えている。
そんなの鏡を見た瞬間から知っていたさ。
下らないと呟く僕も下らないね。 逃げ出したいな。
朝焼け 青空 彼方に神様の山。 夕焼け 星空 届かない月。
屋上で僕は 空ばかり見ていた。
現場にはルナが先に着いていた
「お...お母様...いったいどうしたのです...!」
「ダメ...強すぎる...勝てない...」
「お母様...お嬢様、すぐに手当てに向かいます!」
「ええ、サクヤそうして...」
レイナを運んだ後、ルナが思い出したように
「そういえば...あんた、誰?」
ファイズを指差し言う
「え?俺?サクだけど...」
「(ベルト...もしや...)ねぇ、そのベルト、どこで手に入れた?」
「え、サクヤさんから...」
「(やっぱり...サクヤったら...まぁいいか)」
そして轟音が木霊してきたのはものの数秒後の出来事...
神社に、異変の元凶...イズモが降り立っていた
「(ふむ...ボロくさい社だこと...)」
シンジがロマノフの魔法の杖から飛び出し、奇襲を仕掛ける
「くっ...」
イズモがひらりとかわす
「ロマノフ!お前の仕業じゃないだろうな!」
「ええ...私では...」
シンジが声を荒げて口喧嘩に乱入した
「お前か!オラクルをおかしくしたり、ワケわからないモンスターを放ったのは!」
「そうだと言ったら?」
「お前を倒して、異変を終わらす!」
「やれるものなら...やってみろ!ロマノフ!」
「はっ!」
ロマノフが地面に向かって魔法を放つ
刹那、地面からゾンビ(のようなもの)が出現する
「ここはなぁ、元々は死者の弔いの場所だ...素材はたくさんある...」
「くっ...」
ゾンビが襲いかかるが龍騎はバタバタと倒していく
「へっ!蓮の攻撃に比べればこんなもの...!」
「シンジー!」
「おっ、やっと終わったか」
「なんだ?」
「...!イズモ様!」
その言葉むなしく、二人は神社ごと閉じ込められた...
「くっ...何体いるんだよ!」
血鏡館に進撃するクリーチャー、すでに館の数ヵ所は破壊されてた
「しょうがない、これ使うか...」
腕にある時計に付いているミッションメモリーと携帯に付いてるメモリーを入れ換える
COMPLETE!
ファイズはファイズ アクセルフォームへとその姿を変えた...
「おじさん、発現がおじさん。」
「もうとっくにおじさんだっつーの。」
こう返ってきた。
薊は、あの日に言ったことはずっと覚えているのかもしれないが、今までそんな素振りも見せず、明るく振る舞ってきた。随分と笑顔の似合う美人になった。艶やかな髪は、洗濯物の白い衣類に、とてもよく映えていた。肩まで切り揃えたそれは、やはり三つ編みにしている。勿論、自分でやっていた。
朔と云えば、濃い茶色の髪は、長さと艶が増していた。伸びた髪は後ろで一つに結っている。優しげな顔立ちのまま成長した彼に、おじさんが一番喜んでいた。
ここ数十年、周りでは誰にも会わなかった。いるのは、小鳥や猪、熊。猫もたまに来たが、人間には会っていない。朔はふと、蒼と紗那を思い出した。あの日の緋は、鮮明に、目の裏に焼き付いている。手にしていた箸の手が止まる。
この様子に、おじさんが気付かない訳がなかった。しかし、何も言わない。それがおじさんの愛だった。
成長してく中で知らない間に涙は出ないものになっていっていた
いつからそんな悲しい冷たい人間になってしまったんだろう
涙の流し方をだれかおしえてください
なんで自分は叶わぬ恋を頑張るわけ?
あいつが親友の事好きなの知ってるじゃん
なのに好きなの?
でも好きなの
どこが好きなの?
全部
前はむっちゃ言ってたやん
離れてから気付くんだよね
「大好きって」
叶わぬ恋でも、初恋でも、好きになったんだもん
突き通したいじゃん
けどさ?
頑張っても叶わないって知ってるのにやるのはバカらしくなる
伝えられないんだ
なんでなのかも分からない
これは自分にしか分からない
青写真を見ていた
いつから、惚れていて
いつから、忘れられて
交わすことのなかった
絡むことのなかった
出逢うことのなかった
青写真を見ていた
いつから、振り返って
いつから、懐かしんで
触れることのなかった
識ることのなかった
別れさえもなかった
忘却を見ていた
回顧をしていた
きっと、全てが青春だった
あの時も、寒い冬だった
走り出したあし(た)
あた(し)らしい靴
知らない間に記念日
片手で収まるほどの贈り物でも
両手で収まらないほどの
守りたいもの もの おもい こころ ここに
あるの(だか/な)ら
わたしはしあわせものです。
聞きたくないの
聞きたくないからイヤホンから
爆音の音楽を流すの
音が聞こえなくなってもいい
聞きたくないから
私は今、目の前が真っ暗だ。
「今日は、皆さんに言わなきゃいけないことがあります」
先生は、いつもと違う様子だった。
思わず緊張が走った。
「伊藤君…伊藤弘明君は、今週いっぱいで別の学校に転校することになりました」
うそでしょう…
最近やっと話せるようになったのに…
好きな、人なのに…
最近の伊藤君の悲しそうな感じ。
あれはきっと、これのせいだったんだ。
「さあ、伊藤君…」
「はい。俺の父は転勤の多い仕事についているので、今までなんども転校したことがあります。
でも…この学校から転校するって決まった時、なんだか前よりずっと、悲しいです。
それだけ俺いいメンバーに、恵まれたのだと思います。
今まで本当にありがとうございました。
あと3日ほどですが、仲良くしてください。」
淡々と語っているけれど、目に光がない。
転校して欲しくない!
行かないで!
言えるものなら言っている。
でも、そんなこと言えないよ。
伊藤君は充分すぎるほど悲しんでいるんだ。
引き止めて、もっと悲しくさせるようなこと、できないよ。
『最も不都合な数日間のはじまり』
「ガラシャ、プランクエネルギー炉はどうだった?」
「そりゃあもう酷かったわね。γ線バーストを直に喰らうとは思わなかったわ。」
風は色を持ち、銀色の粒は空の星と混ざり共に弾ける。
そこはA.L.Nの北、千年氷河の淵。
千年氷河と言っても大きい訳ではない。
元々凄まじい巨大さを持った氷河はある時点から自分の重さに耐えかねて縮小し始めた。そうして高密度圧縮された氷がこの千年氷河なのである。
「ユリ、ねぇユリったら。」
「......っ、なんだい?ガラシャ。」
「こんな寒い所で寝たら風邪を引くわよ。暖かいベッドの中で寝ないと。」
「風邪で済むかねぇ。」
To be continued #68 『アガルタの風』
P.S.ボツのフリーマーケットはここですかね、ある程度持ってきたのでどうぞ。
・オリエンタルチェリーブロッサム
・透き通る毒
・1nmの大海
・波動性統一物理学のエントロピー
・可能性変動臨界的インフレーション
自分でも意味わかんな過ぎてボツにしたものです。
良ければ(調べて、)どうぞ。
(書いて下さったえらい方々には申し訳ないのですけれども書いたらこちらへ御一報下さると嬉しいです。)