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ポーカーフェィス

貴方って、表情変わらなさ過ぎ。
笑ってよ、泣いてよ、怒ってよ。
いつか、貴方を驚かせてみせる。
いつか貴方の、涙を泳ぐ。

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だから僕は

独り部屋で悶絶。思考を止めてしまうと、善いも悪いも君との思い出。一昨日から部屋を出ていない。インターホン。煩わしくも玄関に向かいドアを開ける。眩しい。外の空気、懐かしい、久しぶりだ。目が慣れてきた。君が見える。
「来ちゃった」 「やぁ、久しぶり」
ああ、やっぱり君を見てると、体温が上がる。

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哲学企画の事1

皆様、反応遅くて申し訳ございません。
哲学企画についての色々を。

はじめに何を話しましょう。
何度も言いますが、参加表明をして下さった方々に心からの感謝を。


私のもとに一つの意見が来ました。
「対話の中でその人自身の考えが変わってしまったら、その人にとって不利益では無いか。」と言うものです。
これについて私の考えを述べさせて貰うと、
これについてはケースバイケースであり、絶対に変えたくないのならそれ相応の理論武装をして下さい、
という風に思います。

それで、考えたのですよ。
皆さん、予行練習をしましょう。
ルールは以下の通り(予行練習なのでこのルールは予行練習だけのルールです。)

①予行練習の開始日は4/29。
②この日に皆、お題についての考えをここに投稿して下さい。500字を越えてしまう場合は、そこにレスをして続けて下さい。
③一通り読み終えて、出来ればでいいですが、気になる考えには質問や感想をレスしてみましょう。しかし、否定をしてはなりません。つまり、「これは間違っている!」と断言してはなりません。そういう場合には「どうしてこの考えに至ったのですか?」と聞いてみましょう。
④対話、討論は1週間まで続けていいです。
⑤哲学企画とタグ付けして下さい。
⑥参加表明した方は必ず参加しろという訳でもありませんし、必ずしも参加表明が必要という訳ではありませんし、質問したりするだけでも良いのです。

以上のルールで予行練習をします。

それで、肝心のお題なのですが、今回に限り私が出します。
ずばり、『何故上を向くとポジティブになるのか』にしましょう。(なんとか難し過ぎないのに落ち着いて良かった。)
2日間考えて、文に落としてみてください。


そして、企画名・ルール案・参加表明は募集していますが、締切が明日明後日なのでお早めにー。
では、また会いましょう。

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心に

ぽっかりと穴があいてしまったよ。

ふさごうとしてもね、余計に広がるばっかりなんだ。

誰かに連れられて、病院へ行ったら、袋いっぱいの薬を渡されて、

「ちゃんと睡眠をとってちゃんと栄養を取れば大丈夫です」って言われた。

あのお医者さんは、ちっともわかってないね。

そんな薬じゃ、私は元気になれないんだよ?

何が必要かなんて、自分でわかってる。

でもねきっと、そんなものをくれるのは、あなたしかいないんだ。

それもちゃんとわかってる。

あなたに会いたい。

あなたの心で、私をあいして?

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勿忘草のピアス

忘れたい、忘れたい、君を忘れたい。そう思う程に忘れられなくて。

二度とふさがる事の無いピアスの穴に通した、勿忘草のピアス。

忘れたい、それはホント?

分からない。

勿忘草のピアスが、忘れさせてくれないのかもしれない。

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キー&ロック

私にかかった錠は、君の鍵だけが開けるのかもしれない。

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眠る前の1、2、3

君の心がうきうき弾むならぼくはいくらだって駆けていけるんだよ
約束をしよう、指切りげんまん
こぼれたしずく、ひとつひとつすくいあげてくれた
夜のひかりが淡く照らす君の指を眺めていた
君が眠れないときは夜の向こうへ一緒に行こう
なんだってこわくないんだよ、目を閉じるときは胸に手をあてて深呼吸しよう
また明日笑えるように

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「どうしたら元気になれる?」

さあ、どうしたらいいだろう。

はぐらかすという言葉の意味を知らない年齢の少女が、心配を目にいっぱい溜めてこちらを見つめていた。

「元気になれるよね?」

そうだね。

「ぜったいだよね?」

まあね。

「はながおよめさんになるまでに?」

だといいよね。

毎日恒例の指切りをさせられてから、幼い少女は不規則な足音を置き土産に去って行く。
目いっぱいに、現実を映す年齢になったら、もしかしたら白いドレスも似合うかもしれない。
今の彼女にウェディングドレスなんておとぎ話登場人物にもなり損なう。

はな、と呼ぶ間柄でもないが、格好をつけるためにその名を喉の中で呼んでみる。

はな。

君が心配するのをやめたら元気になれるって言ったら、君は何を目にいっぱい溜めるんだい?



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東京絶景

東京。
夢の街
憧れの都会
星は見れないけど夢は見れる場所。

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カジュアル

 夕方、目覚めると、ぼくは蛙になっていた。繁殖シーズンでもなかったが、けろけろ、と鳴いてみた。ぼくの鳴き声は低く、いい声だった。調子に乗って、けろけろ、けろけろ、鳴いていると、雌の蛙が近づいてきた。雌の蛙はぼくよりはるかに大きく、少し、恐怖を覚えた。ぼくは雌の背中に乗り、産卵を手伝った。手伝ううち、ぼくの身体は雌の背中にめり込んでゆき、最終的に目だけを出す格好になった。産卵を終え、じっとしている雌をねらってへびが近づいてきたのだけれど、雌はじっとしたままで、一体化して動けないぼくは雌と一緒に、のみ込まれた。胃液に解かされながら、カジュアルに産卵の手伝いなんてするものじゃないな、と思った。