灼けたような鼻から
味のない息を吸う。
秋はやがて冬になる。
電灯を淡く灯して眠る
胸元に寄せた掛け布団
積み上げた文庫本が傾いて
長い夜が更けるまで。
とっておきのカップから香る
アールグレイみたいな声で
名前を呼ばないで
オーブンから出したばかりの
チーズケーキみたいな掌で
ぎゅっとしないで
ポッケに入れっぱなしだった
チョコレートみたいな瞳で
私を見つめないで
どこもかしこも美味しそうなくせに
しょっぱい雫ばかりこぼさせないで
せめて絶望させてくれたらよかった
涙の味ばかり知ってしまって、嗚咽で言葉も吐き出せないのだ
笑顔でいたいとひたすら願うのは、いつか
眠ることすら怖いと思う時
夢は泡のように消えるのに、ずっと続くような気がして
抱え込んだ秘密すべてにひとりの共犯者も許せず、膝から崩れていく瞬間が目に見えている、ような気がして
柔い温かさを覚えてしまったら
ずるずると足を引きずるのだ
いらないものを捨てながら、細い感性の糸を切る
単純にしようとすればするほど、粗く削ぎ取ってしまうのだ
それをいつも嫌いだと思うのに、さようならばかりする
ふざけんなよ。
何だよ偉そうに。
調子乗ってんじゃねぇーぞ。
何が正義だ。いつから自分中心に世界が回るようになったんだよ。
おい、わかってんのかよ。
は?お前が悪い??
ふざけんな、お前に何がわかんだよ。俺は俺の何がわかってんだよ。ふざけんな。俺は俺が一番わかんなきゃなんねぇーんだよ。いいか、自分の人生は自分で決めろよ。人のせいにすんな。
君がたまに着てくる赤いセーター
少しだけほつれて赤い糸が垂れている。君は気づいてないみたい。
私には生まれつき備わった女子力などないものだから、あなたのそのセーターを直してあげられないのがちょっとだけ悔しい。
でもその赤い糸が私につながる日まで、あなたのセーターを自信満々に直せる女になってみせるよ。
上手く行かなくなると、放り出したくなるんだ。
理論上の正解だけじゃ、成功しないこともあるんだよ。
解析したデータが示す値が現実で、予想が現実になる訳じゃないんだよ。
諦めたくない、諦められない。そんな思いに揺られながら、フラスコや分液ロートを降り続けるんだ。何時か必ず報われると、やってきたことが正しかったと言えるように。
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大学院まで進むと、大学生の研究より深く深く潜らなきゃならないから、失敗も多くなる。凹むことも多いけど、やっぱり好きな事で、「自分が」というよりも「自分で選んだ」道だから、前を向いて頑張れる。
人はなぜ他人(ひと)を裏切るのだろう
きっと故意ではなく弱さゆえ
ツナガリ守るため止められない
矛盾だらけと知っていても
揺れ動く想い
私はLoser、
いろんな戦いに負けて
頑張って生きている。
これからもいろんな戦いがあると思うから
みなさんも負けないで生きてください。
私はどんなに頑張っても負けることしかできませんから
秋の空になってきた
秋の匂いになってきた
夏の匂いと冬の匂いが混じっている
少し肌寒い北風と日向のあたたかさ。
心地よい季節。
過ごしやすい時期。
でも心はモヤモヤ。
心は過ごしやすくない。
このモヤモヤが北風と一緒に飛んでいってしまえばいいのにね。
今日は、心配してくれた君。
おなかの調子がよくなくてよかったって思った僕。
「大丈夫?」って言ってくれた。
明日も体調が悪くなればいいのにな。
きっと、あいつのことより心配してくれる。
ありがとう。