人はどこまで行っても主観が勝ってしまうもの。
相手の立場に立ったことをどうしても見逃すことが多い。
身嗜み、言葉遣い、気持ち。
自分がどう思うのか
相手ならどう思うのか
どちらかでも蔑ろにするのなら
それは、自分勝手なものなのだと
どちらも上手く扱えるようなるなら
人は成長するのだと。
自分を律して、相手を慮る。
相手を見つめて、自分を見透かす。
認めることの難しさを知って
自分の考えの不確かさを知って
第三者の客観性を知って
初めて、
自分を大切にできるんだ。
…なんて。
何故勉強するの?
大変なのに…
将来のため?
勉強やるなら好きな勉強やりたいよねー
どうやったら楽しくなるだろう。
困ったらスクールオブロックを聞いて、元気をもらおう!
私は今日もラジオの前で元気をチャージ中。
どぐうは見ている
田畑を走り回る僕達を
腰を曲げて野良仕事をしている老人を
子どもを迎えに行く親を
産声をあげた新たな生命を
どぐうは見ていた
歴史の変革を
戦地へ赴く人々を
時代とともに
汗も流さず
涙も流さず
良い日も悪い日も
顔色一つ変えず
ただただじっと見ているだけ
世界の全てを映す
ビデオカメラの映像のように
どぐうは見つめている
小さなあの子を置き去りにして
私は一人メリーゴーランドへ
永遠に廻っていてよ
この世界が消え去るまで
昨日飲んだ毒薬が
そろそろ効いてきた頃かしら
真っ赤なピンヒールを脱ぎ捨てて
暗い海の中へさようなら
小さなあの子が薄ら笑ってた
ふと、考える
「能力」とはどこに宿り存在し得るのか
自身の心、頭、感情…五臓六腑にいたるまで
隅々探しても見付からない 見当たらない
一刻でも早くそれらを探しだしたいのに 納得させたいのだ 自分を 認めさせたいのだ 他者までをも
その時、ふと声がした
「苦しみを無下にするな。月明かりの中にある光から闇を産み出す苦しみを」
月は闇を照らすもの 闇に溶け込む月を見た私はハッとした
ひとつの風景として感じていたことを私は恥じる
闇が消え光が射し込む時は必ず訪れるはずなのだ
月明かりを犠牲にしながら
「能力」とは自身の外側にあると悟った
そして その力と共に見えない線で繋がっている
自分自身が
必ず光がその線を照らしてくれる
苦しみの中に宿る光が
最近嫌になってきた。
だから電気を点けて、外に居なくても日光を浴びてるような感じに浸る。
何故死んではならないのですか。
何故生きなければならないのですか。
貴方が居ない世界など、
僕にとってはあの世と同じなのです。
むしろ貴方が居るそちらの方が、
私が生きたい世界なのです。
あの世で死んで何がいけないのでしょうか。
生きたい世界で生きてはいけないのでしょうか。
生きることに絶望を感じ、
死ぬことに希望が見いだせたとしたなら、
死ぬのは許されざることでしょうか。
死は忌むべきことでしょうか、
死は穢れでしょうか、
死は恐れるべきものなのでしょうか、
死とは、なんでしょうか、
生とは、なんでしょうか
橙の中、海を見つめて。
下らない話をした。もう、今ではどうでもいいような下らない話を。
何がそんなに面白かったんだろうか。腹を抱えて笑ってた。何気ない話をするのが楽しくて仕方がなかった。
どんな話をしてたっけ。もう思い出せないや。
急に真面目な話になることもあった。いつかはこんなふうになりたい。勉強って何のためにしなきゃいけないんだろう。最近、こんなことを思うようになったんだけど。
何か難しいことを話していた気がする。大抵、結論は出ないんだけど。これも、どんな話をしてたか、今はもう思い出せない。
暗くなってきた。虫に刺された脚が痒い。
海に映ってた橙はいつの間にか消えて、かわりに黄色い光が映ってる。
もう月が出てきた。そろそろ帰らなきゃ。
どくどくと流れ込んだ血にきっと意味は無い。
僕が動かしてるはずのこの五臓六腑でさえ、
誰かのために動かさなくてはならないのか。
言う通りに、やりなさい。
それが絶対正しいものか。
綺麗事のためにどうして手を掲げなきゃ、
僕は生きていけないの。
涙を流してみた。悲しくはないけれど。
愚痴を吐いてみた。何も悪くはなかったが。
心に残ったのは空の群青だけ。
きっと、ここだけ。僕が自由になれるのは。
全部、許して。ここだけが居場所だから。
辛くても、書くだけで、受け止めてくれるから。