オリオン座にひとつ、星がふえた。
よくみると、その星はゆっくりと動いている。
なんだ、飛行機か。
あの飛行機はどこからきて、どこへむかうんだろう。
すいこまれそうに真っ暗な夜空。
かろうじてみえる、いくつかの星。
飛行機みたいな重たいものにわざわざ乗らなくても、
この身ひとつで飛んでいけたらいいのにな。
君は誰でも笑顔ばむける
貴方はうちが怪我した時笑ってこっちに来た
あんたの笑顔はどんだけうちの心ば苦しめっとっと?
苦しかよ…痛かよ。助けてよ。
こんな思いなんか気づかんがよかった
でも、気づいた方が良かったと。あんたのことが好きけん
だけどあんたには嫁が居る。幸せに人生ば送っとる。
諦めんばなのにいつも笑顔ば向けてくる。もうやめて。やめてよ
危なかうちがもう少しであんたに告白ばしてしまうけん
これ以上美しい笑顔ば見せんといて それか、、、
うちに笑顔ば向けんで。近寄らんで。
……嘘。ごめん。許して。
あんたの笑顔はうちに元気ばくれるけん
どうも。
好きとよ。あんたが、、、
あんたの笑顔が好きなうちより。
~~~九州弁と長崎弁で書きました~~~
自分で何書いてんだよって思いながら書きました(笑)
すみませんm(_ _)m
どうも=ありがとう
近寄らんで=近寄らないで
向けんで=向けないでくれ
長崎だけはわからないけど、うちとは家の事ではないです。私ってことです。
「みんなも薄々気付いていたとは思うが、このイニシエーションには裏があると踏んでいる。
通過儀礼として送られたことをまず確かめたいんだが。」
そう言ってこちらをみるので、先に口を開いたのは瑛瑠。
「私も、成人においての通過儀礼と言われました。人間界の視察と情報共有が主な目的。」
瑛瑠の言葉に、歌名と望も頷く。伝えられている大まかな内容は、4人とも同じようだ。
英人は引き継ぐ。
「視野を広げることや情報を扱うことについてが最終目的なら、疑問はない。これは僕の推察だが、僕らは将来的に上に立つべくして教育されてきたはずだ。もっともなイベントであるとも思っている。
本当に、それが目的なのであれば。」
英人の鋭く光る黒い瞳は、今日はいつもに増して研ぎ澄まされていて、目にハイライトがあるにも関わらず感情とは程遠い表情をしていた。
「疑わしい理由は主に2つ。1つは、期限がはっきりしていないこと。あくまで儀式の体なのに、ここまで弛いのはおかしい。絶対と言ってもいい。」
さらに続ける。
「もう1つは、僕が成人しているということ。既に成人の儀を終えている僕を人間界に送る理由は、」
「成人においての通過儀礼じゃないから。」
歌名が、神妙な顔で引き継いだ。
歌え歌え歌え歌え
気がすむまで さあ
謳え謳え謳え謳え
夢を 気がすむまで さあ
笑え笑え笑え笑え
自分を褒めて
嘲笑え嘲笑え嘲笑え嘲笑え(わらえ)
他人のことを
嘲笑え嘲笑え嘲笑え嘲笑え
他人の夢を
嘲笑え嘲笑え嘲笑え嘲笑え
愚かな自分を
嘲笑うな嘲笑うな嘲笑うな嘲笑うな
他人に言うんだ
自分は悪くないと
嘲笑え嘲笑え嘲笑え嘲笑え
何にも気付かない自分を
嗤え嗤え嗤え嗤え
誰がこの気持ちを知っているものかと
気付けよ気付けよ気付けよ気付けよ
また夢を見ていることに
叫べよ叫べよ叫べよ叫べよ
その想いを
叫べよ叫べよ叫べよ叫べよ
何を想って生きるかを
叫べよ叫べよ叫べよ叫べよ
お前らとは違うって
応援させて応援させて応援させて応援させて
ずっと後ろでさ
たまにでいいから
君のこと応援してる人がいること思い出してね
こんばんわ、おさくらです。
この時季になると、毎朝ホットカフェラテを飲んでます。あったまれるし、あのほろ苦さと甘さが好きなんです。ということでお久しぶりのこの企画をやりたいと思います。
○第3回 固定タグ ポエム募集
固定タグでみなさんのポエムを募集します。
今回のテーマは【珈琲】です。
期間は今週末までと、します(とりあえず)。
好評だったら、引き延ばすかもしれないし、年内にあと1回、この企画をやるかもしれないです。そこは私の気分になります(笑)
ということで、お気軽にご参加下さい〜
よろしくお願いします。
おいで、冬。
着こまないとあふれてしまうから
マフラーで隠せるのは首と顎だけ
これが恋だと気づかれないように
あわただしさに溺れるふり
陸からのびるあなたの手は
てぶくろじゃなくて素手のまま
美月視点
今日は寒くて雪が降っている。
——雨が降ったら 雨が降ったらきっと 頬を濡らしてしまう——
じゃあ、雪が降ったらどうなるのかな。
この色は枯れているのかな。
ただ、この雪の色が枯れていたとしても、
この色が愛おしい。まるで、恋してるみたいに
——目を瞑ったら 目を瞑ったら 遠く霞んでしまう——
目を瞑ったら、3人——結月姉と時雨さんと玲さん—との距離が広がって、霞んでしまうんだろうか。
——うるさくなった雨の音 わらいとばしてくれ——
うるさくなった人々の足音。私の声なんて足音に負けて、きこえなくなってしまう。
こんな私を見て、結月姉は、笑い飛ばしてくれるかな?
聞こえる、結月姉の声。
お揃いのマフラーがひらり、と揺れる。
「美月、帰ろ!」
その声につられて、私は今日も昨日も、明日も
同じ家に一緒にして帰る。
あなたの明日も 私の明日も
いい日になりますように
【番外編 終わり】
玲視点
高校に行くことになった。そこは、かなりの進学校だった。学費は免除されるらしい。
そして、この高校は、特攻班の3人の通っている学校でもある。3人は同じクラスで、私もそのクラスに通うことになった。
クラスの皆に自己紹介してから座った席は
結月の隣。イタズラ代わりにわざとらしく、挨拶をした。
「よろしくお願いしますよ。班長。」
結月さん——いや、班長は青白い笑みを浮かべていた。あれ?やりすぎたかな?
【続く】
結月視点
例の事件が解決して、学校に行った。
転校生が来たとかなんとか。
先生が入ってと言うと、はい、という声が聞こえた。ドアから入ってきた、そいつは見覚えのあるやつだった。
マジかよ!玲?!
「よろしくお願いします。」と言った玲は、僕の隣の席に座った。そして、こう小声で言った。
「よろしくお願いしますよ。班長。」
微笑んでいたけど、若干、その笑いは黒かった。
【続く】
「題名なんか無くなればいい」
なんて どこかの自分が付けてたな
もうそれが題名なんだし
なんか分かんなくなってきて
この気持ちに
題名をつけるなんて恐れ多くてできなくて
自分にあったこと
身を削って言葉を並べる
恋の事 家の事 学校の事
それが嘘だとしても