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1

コートを着て

――今までやってきたことを信じて
自信がない
――落ち着いて
不安しかない
――応援してる
自分独りだ
――頑張って
ベスト、出さなきゃ
――とにかく集中
焦ってきた。やばい

――でも
でも

――君なら大丈夫だから
聴こえないけれど、声、届いてる。応援、届いてる。だから、

――行ってらっしゃい
行ってきます。

0

休み明け

周りにいる友達
自分と同じなんだと思ってた
でも違った
全然遠い場所にいた
どれだけ走っても追いつけないくらいに
自分だけが取り残された気がする
なんだよ
みんなもうそんなに遠くにいたのかよ

もう追いつけなじゃないか
とても惨めじゃないか
自分は必死でみんなと同じように振る舞ってるだけだ
ホントは取り残されていたんだ

そう思った冬の午後

4

募集します!

短編小説みたいなのを書きたいので、テーマを募集します!
テーマは曲でお願いします!
ま、テーマってゆうか元にするもの?みたいな感じです!‪w(伝わるかな?‪w)

(例)
米津玄師さん 「lemon」
【設定】
・女子高校生
・暗い感じ などなど…
↑こんな感じでお願いします!

設定はそんなに細かくなくて良いです。
知らない曲の場合は聞いてから書くので、知っている曲が優先されることがあります。
ごめんなさい

2

LOST MEMORIES ⅢCⅧⅩⅤ

「どうして私が怒っているかお分かりですか。」
たぶん、長いお説教後だと思う。
瑛瑠が顔を上げ、向かいにいる付き人の顔を見る。呆れたような表情になっていることから、そうだと思ったのだけれど。
たぶん、なんて言うのは、それまでの記憶がないからで。
あまりに恐かったということだけは、なんとなく覚えているのだが、本能的に記憶から抹消したものとみられる。
ひとつ大きなため息をついたチャールズは、不安げにその瞳を揺らした。
「心配、しました。」
こういうとき、ずるいと思う。そんな顔、そんな声で言われたら、謝るしかないだろうになんて、瑛瑠が頭の片隅で思っていると、自嘲ぎみに微笑まれる。
「自分でも、少し過保護かなと思っているんですよ。
でもね、そしたら、他に誰が過保護になるんですか。」
たったひとりのお嬢さまなんですから。
「ごめんなさい……。」
頭ごなしに怒られるより数倍もの威力にやられた瑛瑠は、素直に謝るしかなくて。
すると今度はチャールズが困ったように笑い、
「まあ、大丈夫じゃなければそもそも行かせないんですけどね。」
なんてさらっと言い放つ。
「帰りが遅くなるであろうことも知っていましたけど。」
なぜ知っている?むしろ、ではなぜ怒られた?
軽く混乱してしまった瑛瑠が絞り出した言葉は、
「わ、私の記憶返して……。」

5

No music No life #6 フィクサー

結月視点



数日後、僕の裁判が行われた。3人が証人になって、面会の日に僕に言ったことを証言してくれた。
だが、美月は僕にも言ってなかったことがあったらしい。それは、「橘副司令、あなたは、ライフルの名手、川上春樹なのではないですか?」
美月が言った瞬間に、辺りがざわめき始めた。
春樹は笑いながら、「よく知っているね。さすが、俺の妹だ。」そう、言い放った。
「私は、もうあなたなんかの妹じゃない。」
美月と春樹の口論になってきている。
そして、美月が
「あなたでしょう?涼香さんを殺したのは。」
と言うと
「ああ。そうだよ。悪い?」
春樹が返した。
「お前!」
美月が言うと同時に、時雨ちゃんが美月を止めた。そして時雨ちゃんは、
「裁判長、これで分かりましたよね?
高嶺涼香を殺したのは、川上春樹です。
これで、御影結月の無罪が証明されましたよね?」と言った。
そして、裁判長は、
「これより、判決を言い渡す。
被告人御影結月は、無罪である。」
この言葉により、僕は釈放、関係者の人に、めっちゃ謝罪された。人が、自分にヘコヘコ謝ってるのってなんか、こっちにも、罪悪感が芽生えてくる。
けれど、僕は、体調不良で、涼香が殺されたショックで精神疾患になりかけていたため、入院した。


【続く】
—–———–———–———–———–———–——–––
私、イカとにゃんこは、志望校に合格できました!なので、これからもガンガン書き込んでいきます。
これからもよろしくお願いします!

イカとにゃんこ

3

愛されたい

突然ですがそこの素敵なお兄さん、私を愛してくれませんか。

3

愛していたよ、もう二度と会えないといいね

──砂時計の中に閉じ込められる夢を見ている。ダイヤモンドを吐息で潤ませたような色をした砂粒が、裸で横たわる私を目掛けて真っ直ぐに降り落ちてくる。

流れることを諦めた流れ星に、撃ち抜かれ続けているみたいだ。冷たいガラスに体温を絡め取られながらそんな風に思っていると、何やらスケールのおかしい君がこちらを見つめていることに気が付いた。

あの日の別れ際のように振ろうとした掌は、とっくのとうに砂の海の底だ。仕方がないので、水面から半月型に露出した頬で微笑んだ。君は静かに泣いていた。

最後の砂粒が私の髪を沈める。意識の花弁が一枚ずつ剥がれ落ちていく。次に目を覚ますとき、きっと私は私も君もいない世界に居るのだろう。そういえばこれは夢なんだっけ。どうでもいいね。おやすみなさい。

0

正夢

「この服着て花見に行こう」とか
あるかどうかも分からない未来の予定を
当たり前みたいに君は言う

できればずっと聞かせて欲しい
死ぬまで隣で言ってて欲しい

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いま。きのう。それから少し先ののあした。

あぁどうして今日も
僕はここで立ち止まっているんだろう
ぼーっとしてると置いてかれるぞ
分かってるのに
どうして
その一歩が踏み出せないんだ

あぁこうして今日も
少しでも未来が良いものになりますようにと
祈ってるだけじゃ叶わないと
分かってるのに
どうして
その一歩が踏み出せないんだ

『いま』動かなきゃ
今の『いま』
いつかは『あした』になっていくから
『いま』を壊していけ
『きのう』の自分なんて捨てていけ
どうせ今悩んだって
いつかは『きのう』になっていくから
『あした』の自分のために
走ってみろ
『いま』の
そしていつかの『きのう』の自分よ

0

ポエムティック

「 全く見たことないやつが
  大好きな人を苦しめる


  それなら"この僕が"絞めかえせ

  これは正当防衛じゃない

  僕の正義だ 」


なんて、

下手な演技だね。

下手な気持ちと下手な言葉

こんなんじゃ誰も守れやしないよ…

0

文字数合ってしまっただけでたて読みでもなんでもありません。

もがいてもがいておぼれそうになって

もういいやってなったときにかぎって

にたようなひとからはげまされるから

わたしでもできるかななんておもって

またおぼれそうになるのをくりかえす

それでもわたしなりに光りたいなんて

わがままのみのほどしらずなんですか

2

なんでもない。

歩きスマホ

湿ったマスク

ボロボロのスニーカー

ポケットの左手

立呑屋の前を通れば

ソースの匂いが通り抜ける

鳴り響く踏み切り

僕の心臓の早鐘

凍える手を引っ込めもせずに

下らない羅列を書きなぐるのだ


LEDに変わった

帰り道の街灯

お化けみたいな枯れ木

僕みたいな枯れ葉

今さらになってもう一度

冬が来たのだと知る

鴉のねぐら

ヘリコプターの編隊

目映い光に目も閉じず

こんな言葉を書き綴るのだ

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或る青年の幽霊噺2

青年「おーい来たぞ霊能者」
霊能者「また来ましたか貴方。敬語を使いなさいな」
青年「エセに使う敬語は無い」
霊能者「だからエセじゃないって…。で、何の用です?」
青年「また憑かれた」
霊能者「またですか」
青年「ああそうだよ」
霊能者「今度は女の人ですねえ…」
青年「お前は次に『何か実害はありましたか?』と言う」
霊能者「何か実害はありましたか?…はっ!」
青年「まあ茶番はこのくらいにして。今度の霊は体のところどころから血が流れてて、それが僕の後をついてくる時にぽたぽた垂れて正直言って不気味でならない。さあ祓え」
霊能者「そのくらい我慢してあげましょーよー」
青年「お前ふざけてんだろ」
霊能者「すいません、今日は別の予約がこの後あるので、また後日」
青年「逃げやがったな…」

青年「おい霊能者、また来たぞ」
霊能者「今度は何の霊ですか?男、子供、女と来て、次は…あらまあ、可愛らしいネコちゃんじゃあないですか!」
青年「まあぱっと見はな。でもこいつの腹を見てみろよ」
霊能者「どれどれ…お、おぅ。腹が…内臓さんこんにちは…」
青年「どうにも不気味だ。さあ祓え」
霊能者「それだけなら良いじゃないですか。見た目は可愛いネコでしょう?」
青年「何なんだよお前。一度に四人、いや、三人と一匹に取り憑かれた方の身にもなってくれよ」
霊能者「どれも無害なんだから良いじゃないですか。また取り憑かれたら来てくださいね」
青年「これ以上憑かれてたまるか。そもそもお前祓おうとしないじゃねーか。もうこれっきりだ。もう来ないからな!」
霊能者「はいはい、それじゃあまた」

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ある一生

少年は、空を飛びたかった。
空を飛ぶための大きな羽根が欲しかった。
少年は、少しずつしか変わらない毎日に退屈していた。
そんな毎日から抜け出したかった。

少しして少年は青年になり、やがて大人になった。
少年はもう少年ではなく、男だった。
男は仕事に就き、家族を持った。
男は毎日の慌ただしく、忙しない生活におわれていた。
いつしか男は空を飛びたいという夢を忘れてしまった。

いつのまにか髪は白くなり、男はひとりになっていた。
子どもは家を出て行き、親しいひとは皆亡くなっていた。
あるとき、男は自分が少年だった頃の夢を思い出した。
男は、自分が空を飛びたかったのだと思い出した。
男は空を飛ぶことにした。
ある晴れた日の昼下がり、男は空を目掛けて跳んだ。
背中には大きな羽根が生えていた。
男は空を飛んだ。

そしてそのまま、青空の向こうに見えなくなってしまった。

0

僕は歩いている。
下を見て歩くのは癖だ。
歩く。歩く。
長らく歩いているはずだが
三歩しか歩いていないことに気が付いた。
なんだ。これだから嫌なんだよ。
と思っている間に
今度は百歩進んでいた。
僕の意に反して百三歩も歩いた。
酷くどうしようもなくため息を吐いた。
飴を取り出し、食べた。
甘かった。
くそ甘くて、少し酸っぱくて
それでもって空虚な味がした。
不味い。
顔をしかめ、噛み砕いた。
空虚な味の飴は、空虚な音を立てた。
吐き出す。
隣を通り過ぎた少女たちが
同じ飴を瓶に入れて大事そうに抱えていた。
下を向いて歩いた。
歩いて、歩いて、歩いた。
歩いても自分の足音など聞こえないので
いくらでも歩けそうだが
確実に疲労が溜まっている。
足を引きずりながら、歩いた。
喉が渇いたので水を飲んだ。
全部身体を通り抜けた。
喉の渇きは癒えなかった。
歩いた。足をとにかく動かした。
転んでも起き上がって歩いた。
倒れたら這ってでも歩いた。
嬉しい時も悲しい時も
息をするようにただひたすらに歩いた。

現在歩いた歩数、5864歩。
僕は歩くことしかできない。

0

ねえ

貴方が欲しいよ
他の女の子となんて話さないでよ
好きなのに
こんなに近くにいるのに
心がこんなにも冷えて苦しいなんて
おかしいじゃない

近くにいるのに
なんで
心はこんなに遠いの

追いかけてるのは私の方だ
こっち向いてよ
貴方が欲しいよ

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ふたつめの即興詩。

傘を差して、泪…
雨の日、約束をした。
きみの優しさが、ぼくに
ひとつの決意を強いた朝のこと。

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non title

君が僕の誕生日を2月だって言うんなら
2月にも歳を重ねてやるぞという心意気。

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いいよね?

さっきからずっと君は機嫌が良くなくて

「あの人、誰?」なんて無愛想に言うから

冗談のつもりで言ったんだけど

顔を赤くしてそっぽ向く。

これって、期待してもいいよね?