ねぇ、
君は何を見ているの?
正直者が馬鹿を見る世界
ニセモノで溢れるこの世界で
君の澄んだ瞳に映る朝
君の素顔が知りたくて
過去も未来もここに居る
しろに染まれと願う朝
それでも君には届かない。
真っ黒なパーカーで、そのフードをしっかり被った少女。
下はデニムのショートパンツと黒タイツ、そしてありふれたスニーカー。髪はギリギリ肩につかないぐらいの長さだ。―だが、その目は恐ろしく鮮やかな赤紫色だった。
「…なに」
暫くの沈黙ののち、”死に神”は問いかけた。その声からは警戒心が剥き出しだった。
「あ、あの…”死に神”さん、ですよね?」
恐る恐る尋ねると、”死に神”は舌打ちし、立ち上がってこう言った。
「ごあいにくだけど違うね。そもそも、神なんてこの世に存在しない。いたらここまで酷い世界にならなかったハズだよ?」
このときわたしは驚いた。”死に神”は、わたしよりも頭一つ分背が小さいのだ。「じゃ、じゃあ…何なの?」
”死に神”の口調に気圧されて、わたしの声は震えた。
「何って…聞きたいっていうのかい?」
わたしは深くうなずいた。”死に神”じゃなければ、何なのか。
「…ボクは”ネクロマンサー”、和訳すると”死霊使い”」
”ネクロマンサー”はそう言って両腕を広げる。
「ネクロ、マンサー…」
「そうさ、都市伝説上の存在じゃない。第一、どっかの誰かさんがボクを見て”死に神”だと思っただけなんだろう?」
うるさいうるさいうるさい!
少年は町の喧騒に耳をふさぐ。
ふれるなきもちわるい
肩に置かれた手を振り払う。
このよはきたない、だからきらいだ
そう思って生きてきた。
それとも、ぼくがおかしいだけかい?
少年はぽつりと呟く。
1日が30時間だったらいいのに
全然時間が足りないや
やりたいことが多すぎる
もっと時間を大事に使おう
私に書いてほしいポエムのお題やテーマはありますか?もし、ある方はレスください。書けるかわからないけど、短編小説(?)のお題とかテーマでも大丈夫です。
追記:
そろそろ固定タグでポエム募集するかもしれません。
恋 枯 普 セ
は れ 遍 ピ
絶 た 的 ア
望 薔 日 の
薇 常 写
を の 真
も 桎 と
潰 梏 ラ
せ の ン
な 虚 デ
い 妄 ヴ
に │
お腹減った
きっとこの空腹感は
あの日の二番線ホームに似ている
何気ない空虚
お腹空いた
きっとこの空腹感は
何かを埋めたいという
何かを望む力
腹減った
帰りにクリームパンでも買おうか
いや、でも節約中だからやめとく
そうやってあの日も間違えたんだ
家に帰れば
温かい夕飯が待っている
それまではこうして
腹を鳴らして
環状線は揺れる
僕を乗せて揺れる
僕の気持ちと共に
僕の心情と共に
バニラシロップとスチームミルクの組み合わせに、滑らかなフォームミルクをたっぷりのせ、その上からエスプレッソを注いでアクセントに。仕上げに、どこで作ったんだかオリジナルと思われるキャラメルソースをトッピングするチャールズはカフェの店員さん。
バニラの風味が作っている間も鼻腔に届き、その甘さが絡まっていた糸を1本ずつほぐしていくようだった。目の前では、チャールズの手が慣れたように動く。
「チャールズって何ができないの?」
どうせできるのだろうと思ってお願いした節はあるのだけれど、やはり期待を裏切らない男チャールズである。
瑛瑠がチャールズの手つきに見入っているのを見て、チャールズは苦笑する。
「私なんてできないことだらけですよ。」
瑛瑠はチャールズを見上げる。
「例えば?」
キャラメルソースをくるっと落ち着けたチャールズは柔らかく微笑む。
「お嬢さまの気持ちを読み取ること、とか。」