表示件数
4

自我崩壊

君は哀しそうに笑って、
のばした手は届かなかった
「やっぱり僕じゃダメなんだ」
さけびにならない掠れた声は
シリアス展開にも至らない。
サプライズを期待しても
ガラスの靴はどこにもない。
好きだと言おうとする前に
キャラメルの匂いが鼻をつく
でも君はもういないから。
しょうがないと割り切れないまま
タイルの上に紅い薔薇

2

ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 2.コマイヌ ⑧

「…そしたらさ、異能力はどうやって引き継がれるの? 生まれつきとか…そんな感じ?」
この質問に、耀平が吹き出しかかった。
「あ~っ、もしそうだったら異能力なんぞ常人も知ってるハズだぞ~」
え、とわたしはちょっと思考停止した。じゃあどうやって…
「異能力っつーのはな、大体10歳前後で発現するんだよ。しかも、急じゃなくてジワジワとな~」
師郎は笑いをこらえながら言う。だが隣にいる黎は無表情だった。
「最初はなんか変だなって思ってたケド、完全発現して記憶が一気に来てから納得したー」
「あーそれな! でもさ、記憶が顕れる時結構キツくね? おれ気持ち悪くて仕方なかったー」
「ほんの数秒だけどヤバいよなあれ。けど、目が発光してんのに気付いた時が何気怖い」
「あ~あれはね~。でもボクはそれに気付いた時に記憶来たから、うん、平気だった」
「いいな~、俺はさ、友達になんか一瞬目が緑っぽかったって言われたからマジ怖かった」
「発光する目って一目で発動してるか分かるけど、地味に困るよな」
いつの間にか3人は、わたしそっちのけで雑談を始めていた。が、わたしはふと、黎だけが彼らの会話に入っていないことに気付いた。

0

かえりみち

バス停で待つ僕の後ろをいつも通り過ぎていく君。左から右へ僕はきみの後ろ姿を追うように顔を向ける。そこには、少しだけ君の後ろ姿が見えないようにと願う僕がいた。

0

期待するほど願いは遠く

それに手を伸ばすと指先をかすめ、私を嗤うかのように去っていった。

見えなくなったそれを諦めた途端、それは舞い込んで来た。

そして再び手を伸ばすとするりと離れてどこかへ行ってしまった。

1

だいすき

初めはずっと他人だった
お互いの存在も知らずに
泣きながら
笑いながら
狭い世界で生きていた
だけど
あるときから
変わり始めてた
顔も名前も知らない
君に
あなたに
皆さんに
出会えてしまった
君のくれる
温かい言葉に救われたり
あなたの描く素敵な物語に心を奪われたり
いつのまにか
だいすきでした
どうか
これからも末永く

0

後悔

気づかない
君が泣くまで
きっとまた

6

帝国少女/R Sound Design

「はぁ…」
もう何回目だろう。
何回目か分からないため息をつく。
東京の街の雑踏の中息衝いた。

ふらふらと歩く。
ふと横を見た時に路地裏に繋がる道を見つけた。
ここなら誰にも邪魔されない…
私は彷徨って行き着いた路地裏の闇夜に溶けた。

あまり街の灯りがあたらない場所だった。
ここだけ違う街のようだ。
どうせ何も起きることのないこの夜だ。
私だけ特別になったっていいだろう。
今日ぐらいは。
朽ちゆく身体と心を連れて1人当てなく漂ってゆく。
例えこの都市を這い回るゾンビになったとしても、どんなにどんなに夜に堕ちても、
明日の光が世界を染めてく。

あなたは今頃どうしているのかしら。
違う人とあの部屋で夢を見ているのでしょうね。
私の身体と心を傷つけた罪を償って欲しい。
本心はこれだけど…もういいや…
最後に1回泣かせてね…

「…あっ…」
泣き疲れてぐったりしていた。
そこに1枚の花びらが落ちてきた。
桜だった。
夜桜が綺麗に咲いている。

こんなにこんなに愛した場所よ。
何度も何度も歩いた道よ。
私の身体と心の傷、あなたの笑顔も声も全部
ここに置いてゆくわ。

さよなら。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
fLactorさん!
リクエストありがとうございました!
あまり上手に出来なかったんですがいかがでしたか?
またのリクエストお待ちしております!(´ω`*)

0

卒業

風が髪をなびかせて
大人になった気分で歩く帰り道
この道を歩くのも 今日が最後
不意に切ない風が吹く

風に揺れたピンクの小さな蕾
花開くころ 私はここにはいない
馴染みの風景が 初めてのものに見える
いつまでもわかない実感が寂しく思えた

あちらこちらに屋台が組み立てられていて
店開くころ 私はここにはいない
友の顔が浮かんでは消えていく
いつになったら気づく?もう二度と戻れないと

泣き出したクラスメイト
あぁこれは反則と 上を必死にみる
終わりの瞬間を知った
それは次が始まる瞬間

いつかいつかまた笑顔で会える
友と誓った言葉
心にしまって さあ次へ

✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣卒業式でした。たいして思い入れは、ないので想像も入ってます笑
最後は、無理やり入れました笑

0

締め切らせていただきます!

まず……
たくさんのリクエストありがとうございました!
もうこんなに来ると思わなくて、いい意味で困っております‪w
どうも、サキホです。
昨日の時点で締め切らせてもらったので、これからは出来次第でいこうと思います!

「なかなか自分のリクエストしたやつが載らないじゃないか!」
となる時もあるかもしれませんが、その時は、首を長くして待っていただけるとありがたいです…
決して忘れている訳ではないですから!ええ( ˙-˙ )

今日は1つぐらいは出せると思います!
春休み中で暇人なので1日か2日に1個くらいのペースで書いていこうと思います!
私の書く小説を楽しく皆さんが見てくれればいいなーと思っているので、暇な時に本を読む感じで見てくださいね!
これからもよろしくお願いします!<(_ _)>

0

締め切らせていただきます!

まず……
たくさんのリクエストありがとうございました!
もうこんなに来ると思わなくて、いい意味で困っております‪w
どうも、サキホです。
昨日の時点で締め切らせてもらったので、これからは出来次第でいこうと思います!

「なかなか自分のリクエストしたやつが載らないじゃないか!」
となる時もあるかもしれませんが、その時は、首を長くして待っていただけるとありがたいです…
決して忘れている訳ではないですから!ええ( ˙-˙ )

今日は1つぐらいは出せると思います!
春休み中で暇人なので1日か2日に1個くらいのペースで書いていこうと思います!
私の書く小説を楽しく皆さんが見てくれればいいなーと思っているので、暇な時に本を読む感じで見てくださいね!
これからもよろしくお願いします!<(_ _)>

0

あなたに染められた心を
忘れて生きるくらい
難しいゲームなんてないわ

0

パズル

今まで色んなことを経験して色んな人と関わって色んなことを考えてきました。
楽しいことも辛いことも苦しいことも喜びも悲しみも好きな人が出来たことも
沢山の気持ちの中で考えてきました。
その結果、沢山の人の相談を乗り沢山の人と話す中で相手の気持ちを読み取ったり察したり思い込む過ぎとかもあったけど結果的には
合っていてぶつかったり…など。

この経験からある事を思いました。

やっぱり1人ずつみんな違う形の違う色の
パズルのピースみたいだと

0

パズル

今まで色んなことを経験して色んな人と関わって色んなことを考えてきました。
楽しいことも辛いことも苦しいことも喜びも悲しみも好きな人が出来たことも
沢山の気持ちの中で考えてきました。
その結果、沢山の人の相談を乗り沢山の人と話す中で相手の気持ちを読み取ったり察したり思い込む過ぎとかもあったけど結果的には
合っていてぶつかったり…など。

この経験からある事を思いました。

やっぱり1人ずつみんな違う形の違う色の
パズルのピースみたいだと

0

以下、会話のみで成立した短編小説

「やあ少年」
「む、何者だ貴様。我が居城に不法侵入とはなかなかの度胸だな。私は古臭き男尊女卑思想支持者だから、女には容赦しないぞ」
「なに、その辺は大した問題じゃない。…よく私が女だと分かったね」
「確かに貴様は髪も短くその若干痛いマント…いや、この場合はローブと言うべきか?それのせいで体型もよく分からぬ。しかもその低い声。常人ならば男と見紛うかも知れん。しかし私の女嫌いは相当のものでな、女は直感で分かるのだよ」
「ほう。そりゃすごい特技だな。まあどうせその性格のせいで女子が寄って来ない故の僻みも混ざっているのだろうが」
「して、何の用だ。私は今、憎き魔王を葬り世界を救うのに忙しいのだ。こればっかりは微塵も気が抜けない。下らぬ用事なら不法侵入の現行犯で通報するぞ」
「無駄だ。この家の電話線は既に切ってあるし、通信阻害電波を周囲に流した。外に連絡はつかないよ。勿論後で直す」
「何だって⁉もし私がやっていたのがオンラインゲームだったら、貴様を一生許さないところだったぞ!」
「まあまあ落ち着き給えよ少年。そんなこともまた、些細な問題なのだから」
「で、本当にお前何の用だ?そもそもお前は何者なんだ?突然私の部屋に現れおってからに」
「私は…そうさな…君にも分かるように言うと、うん。そうだ。私は未来人だよ」
「ほう、それなら納得がいく」
「信じるんだ…」
「で、何年後から来た?五年か、百年か、それとも二千年か?」
「大体七十億年後から」
「嘘をつけ。七十億年後には地球は肥大化した太陽に飲み込まれているとか何とか何処かで読んだことがあるぞ」
「ばれたか。実は今からおよそ二百五十年後から来たんだ。どうだすごいだろう!」
「ふむ。その頃には私はもう死んでいるな」
「無視かい?」
「で、お前が何者かは分かった。では用件は何なんだ?とっとと済ませて帰ってくれ。落ち着いて魔王討伐できない」
「無視なんだね…。ああそう。君には宿題をちゃんとやるように忠告しに来たんだ。ちゃんとやるんだぞ?」
「何だ。そんなことのために来たのか」
「うん」
「悪いがそれだけは私のプライドが許さん」
「君阿呆なの?」
「案ずるな。テストでは点数とれてる」
「うわー嫌な奴」
「用事が済んだなら帰れ帰れ」
「分かったよ。それじゃさよなら」

2

なんかさー

物語書いてて思うんだ。自分って語彙力ないなって。なんか文章表現がマンネリに… ちょっと折れそうになるけど、自分が始めた物語なんだから、頑張らなきゃな…